「自己ベストを更新できたのはコレのおかげ?」と思った4つのこと|さいたま国際マラソン2018出走記③
自己ベストを更新することが出来た、さいたま国際マラソン2018。
去年のレース、そして今年10月のちばアクアラインマラソンとは違うことを少しやりました。
「それが功を奏したのかも?」と思ったので、自分の備忘のためにも書くことにしました。
採り入れてみてもいいものがあるかもしれません(笑)
30km走・3時間走をいつもより多くやった
フルマラソン前に必ず一度はやる30km走。
これまではレース前に1回、多い時で2回しかやりませんでした。
(これとは別にハーフぐらいの距離は数回走る)
「サブ3.5を目指している割には走り込みが少ないじゃん」
というツッコミが来そうですが(苦笑)、少ないことは自覚していたので今回は回数を増やしました。
6週間前から、計4回走りました。
30km走を2回と、3時間走を2回。
あまりペースは意識していないものの、結果的に平均キロ6分前後で走るので、30km走も3時間走もほとんど同じ感じ。
後半の失速を最小化したかったので、20km過ぎからは10~20秒/kmぐらいペースを上げるようにしていました。
意識したのは、30km(3時間)走り終えた後に「もう12km行けるか?」という自問です。
1回目は
「いや~、ココから12kmはやっぱりキツそうだなぁ…」
という感触だったけれど、3回目には
「行ける。脚に疲労以外のトラブルがなければ行けそうだ」
になっていました。
結果的に「30kmのカベ」を越えた後の「35kmのカベ」にぶち当たりましたが(苦笑)、失速するタイミング5kmの差は大きいです。
みっちり走っておいて良かったなと思いました。
シューズは「自分にとってのベスト」を選んだ
レースの○日ほど前にレースで履くシューズを変更したのは、先日書いた通り。
https://www.daimrkm.com/2018/11/27/myraceshoes-newtonagain/
エリートランナーや周りのランナーにも影響されてナイキの厚底シューズで行こうかと思っていましたが、
「やっぱり俺にはNEWTONだよ!」
と思い直し、NEWTONの「DISTANCE」で行きました。
レース当日、ナイキの「ズームフライ」等を履いているランナーがあちこちにいて、NEWTONのシューズを履いたランナーは全く見かけませんでしたが(苦笑)、その時の自分にとってのベストシューズを使用したのは良かったと思っています。
「新記録達成」のイメージトレーニング
レース直前期に、YouTubeで今年のアイアンマン世界選手権の映像を見ました。
パトリック・ランゲが驚異の8時間切りコースレコードをやってのけた時のランを。
頭を下げずに真っ直ぐ前だけ見て集中して、終始一定のリズムで走りつづけていて、
「これだ!マシーンのように心を乱さず、一定のペースとリズムで走るんだ!」
と、すごく参考になりました。
余談ですが、ランゲはゴール直後に新記録達成についてのコメントを求められて
「どうしても急いでコレを言いたかったから…」
と、その場で婚約者に向かってひざまずいてプロポーズをしていました。
最高にカッコいいプロポーズ。
こりゃ惚れてまうやろう!
そうじゃなくて(笑)、愛の力の偉大さも改めて感じた次第です。
下を向かない。気持~ち上を見て走る
今まではコース周辺の景色や路面の状態、坂道の傾斜、周りのランナーの様子、沿道で声援を送ってくれる人の顔などをあちこち見ながら走っていましたが、今回は「勝負」に集中して、極力周りを見ず、前だけ見て走りました。
具体的には、まっすぐ前より5~10°ぐらい上に視線を持って行って前方の空に焦点を合わせ、周囲の様子はぼんやり視界に映る感じにしました。前方や左右のランナーも視界に十分入るので危険はないです。
(もちろん給水所などの存在も分かります)
何が良かったかというと、上り坂を気にしないでいられたことです。
前方に長~い上り坂があって、そこで歩いてしまっているランナーを見ると、「自分も歩いちゃおうかな?」と動揺することがあります(苦笑)。
坂道を見ずに、歩いてしまっているランナーにも焦点を合わせずに走りつづけたのが、ペースを一定に保てたポイントだったと思っています。
人によって合う・合わないがあるでしょうけど(笑)。
実際のところ、足には
「あ。今坂道来たね、これ」
という感触がありましたが、坂道をほとんど見なかったことで走ることに集中できたと思っています。
その他
コースにある給水所を利用したのは言うまでもないですが、それとは別にエナジーゼリーを2つ携帯して走りました。
それまでは3つ用意していましたが、今回は「2つで行けそうだ」という感触があり、減らしました。
「1本で1時間(=12km)行けるだろう」
という想定で、ゴールから逆算した18kmと30km地点で注入。
これもなかなか良かったかも、と自画自賛しています(笑)。
ただ、これはその時のコンディション次第でしょうね。
3時間半を切れなかったことに関する課題も当然あるのですが、それは自分の脳内に保存しておくことにします(笑)。
書いた人
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スポーツを見るのも好きなトレーニングジャンキー。サブ3.5を目指す(あと2分ちょっと…)自称中級市民ランナー。
見る方では、海外サッカー、マラソン、トライアスロン、格闘技全般、NBA、ラグビーが主な守備範囲。テニスもMLBも陸上競技も好き。
公認会計士 税理士
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