マシーンになれた35kmと人間に戻った7.2km|さいたま国際マラソン2018出走記②
さいたま国際マラソン2018出走記その2。
スタートから自己ベスト更新してのフィニッシュまでの話です。
狙っていたのはサブ3.5。そのために…
今回のレースで狙っていたのは3:30:00。
いわゆるサブ3.5でした。
10月のちばアクアラインマラソンで4時間すら切れなかったのですが(苦笑)、その後のトレーニングと去年の同じコースでの実績(3:39:24)もあり、狙いたいと。
そのためには最低限として、キロ5分ちょうどのペースで走りつづける必要があります。
(42km × 5分 = 210分 = 3時間30分。残り200mはどこかでカバー)
ということで、キロ5分(をちょい切る)ペースで走りつづけることにしました。
「後半の失速を見込んで、初めからガンガン飛ばす」という作戦もありますが、さいたまのコースは「前半は突っ込んで行かない方がいい」という意見が多かったので(自分調べ)、それに従って手堅く(?)行きました。
描いていた通りの35km
スタートしてからは、淡々と、本当に淡々と一定のペース、リズムで走りつづけました。
自分をマシーン(機械)に見立てて、「ちょっとやそっとじゃ動じないぞ」的な感じ(笑)。
それが功を奏したのか、前半はほぼ安定した好ペースで走れました。
(※以下は、私のGarminによる計測タイム)
0km~1km 4:49
1km~2km 5:07
2km~3km 4:49
3km~4km 4:52
4km~5km 4:54
5km~6km 4:50
6km~7km 4:47
7km~8km 4:46
8km~9km 4:55
9km~10km 4:49
10km~11km 4:56
11km~12km 4:59
12km~13km 4:55
13km~14km 5:01
14km~15km 4:53
15km~16km 4:59
16km~17km 4:56
17km~18km 4:53
18km~19km 4:52
19km~20km 4:58
20km~21km 4:56
前半のハーフ 1:43:59
そして、後半に入っても安定したペースで走ることができ、自分が描いていた通りの理想的な走りができました。
35kmまでは。
21km~22km 4:56
22km~23km 4:56
23km~24km 6:01 ←トイレinあり
24km~25km 4:59
25km~26km 5:03
26km~27km 4:59
27km~28km 5:05
28km~29km 4:54
29km~30km 5:04
30km~31km 5:03
31km~32km 5:06
32km~33km 5:01
33km~34km 5:08
34km~35km 4:59
これまでのレースでは「26kmあたり」や「30km過ぎ」というタイミングで失速し始めていたのですが、30kmを過ぎても顕著なペースダウンはなく、初めて「30kmのカベを越えた」という気になれました。
5km毎のタイムについても「25分(=5:00 × 5km)」と設定して、ほぼその通りに。
まさにマシーン(笑)。
35km地点を過ぎた時にタイムを見たら「2:54:XX」(想定は2:55:00。正確な秒数は忘れた…)。
初めて
「これはイケるぞ!」
というムードになりました。
35kmのカベにぶつかる。初めての神頼み
ところが。
35km過ぎてから、突然右のふくらはぎに
「ピシッ」
という、覚えのある小さな痛み。
今年6月にバレーボールでやった肉離れの痛みの小さいバージョン。
肉離れを「筋断裂」と定義するならば、この痛みは筋に亀裂が入った感じかも。
そんなことを想像したら、精神的に動揺し始めました。
マシーン気分でここまで走ってきたのに、ビビりな人間に逆戻り(苦笑)。
そこからは筋肉の亀裂が断裂しないように(というイメージで)少しずつペースを落として、
「頼む~。俺の足よ、ゴールまでもってくれ~!」
と神頼みのような思いで走りました。
走りながらこんなことを思ったのは初めてです。
そこからのラスト7kmは、5:20~5:50にペースが落ちました。
トラブルとはいえ、これも実力。
今の自分にはどうしようもなかったです。
ちょうど1km足りなかった…
最後は右脚を庇いながらやっとの思いでゴール。
フィニッシュタイムは3:35:55。
狙っていたサブ3.5は実現できなかったものの、去年同じさいたま国際マラソンで出した自己ベスト3:39:24から3:29更新することができました。
ゴールした瞬間は、「脚がなんとかもってくれた」という安堵感と、「どうにか自己ベストを更新できた」という嬉しさで目から汗が流れそうになりました。
結果的に流れなかったのは、カラダの水分が不足していたからだと思われます(笑)。
ゴール直後は達成感と感動でいっぱいでした。
と、ここでゴールから6分ほど逆戻り。
41km地点を過ぎた直後に「1km TO GO」というゴールまであと1kmのポイントがありました。
ここで自分の時計をチラ見したのですが、見事にちょうど「3:30:00」になっていました。
サブ3.5までちょうど1km足りない…。
これからは、この1km差をどうにかすることが課題となりました。
(ラスト1kmで5:55かかったことからも、今回はギリギリの状態だったことをお察しいただければ(^^;))
「30kmのカベ」を乗り越えても「35kmのカベ」があったり、マラソンは奥が深いです。
でも、走る都度「ここをどうにかしないと」っていう課題が見つかるので、やめられません。
今回、かなり満足度の高いレースができましたが、今後もまだまだ挑戦しつづけたいです。
書いた人
-
スポーツを見るのも好きなトレーニングジャンキー。サブ3.5を目指す(あと2分ちょっと…)自称中級市民ランナー。
見る方では、海外サッカー、マラソン、トライアスロン、格闘技全般、NBA、ラグビーが主な守備範囲。テニスもMLBも陸上競技も好き。
公認会計士 税理士
>>>詳しいプロフィール