「やっぱスゲェ…」マラソン世界記録保持者のトレーニングメニューは驚異的だった

ランニング、マラソン,学び

「世界トップクラスのマラソン選手のトレーニングってどのくらいハードなんだろう?」

と、以前から思っていました。

日本のエリートランナーでもハードでしょうし、「月間○○○km」というのを見聞きするだけで「やっぱスゲェや」と思うこともあります(笑)。

 

で、つい最近SNSで見かけた某選手のトレーニングメニューがやっぱりすごかったです。

 

 

トレーニングがハンパないから速い

マラソンが速い選手はみんなトレーニングもハードです。

ハードトレーニングをして準備しているからこそレースでも速い。
当たり前のことです。

 

多少の負荷や密度の差はあっても、私のようなシロウトが真似できるようなレベルではない。
それは重々分かっています。

ただ、実際どんな感じなのかを具体的な数字などで知る機会はなかなかありません。
そりゃ企業秘密みたいなものでしょうから、安易に流出させないでしょう(笑)。

 

比較的容易に把握できるのは「月間○○○km」という情報かなと。

知る限りでは、国内のエリートランナーだと月間600kmでも「少ない方」だそうです(汗)。
1,000km前後の選手がいたり、中には1,300km前後の選手もいると聞いたことがあります(汗)。

ちなみ、マラソン界のGOATエリウド・キプチョゲは、YouTubeでのインタビュー動画で「週に200kmぐらい」と言っていたのを見たことがあります。

 

この時点で私はドン引きですが(苦笑)、同時に

「ペースはどのくらいなのだろうか?レースのような速さなのか、それとも少し落としているのか?どんな感じでやっているのだろうか?」

というのが知りたいなと思っていました。

 

す、すごい…(汗)

ググったりして積極的に探していたわけでなく、ある日Facebookのタイムラインで偶然流れてきた投稿だったのですが、こんな画像がありました。

 

 

マラソン現世界記録保持者にして人類初の公認2時間切りに最も近い男、ケルヴィン・キプトゥムのトレーニングメニューでした。

「Incredible」と書かれていますが、マジでインクレディブルでした(苦笑)。

内容を要約すると、こんな感じ。

 

マラソンのトレーニングプログラムは4か月超にわたって計画される。初めは体づくりや強化系。
最初の1か月はトータルで900kmぐらい走り、2か月目は週に280~300km走る。
4か月目は徐々にボリュームを落として、レースに備えた充電に充てる。

 

典型的な1週間のメニュー

月曜日:午前中25~28kmジョグ。ペースは3:40~4:10/km。午後12kmのジョグ。

火曜日:トラックトレーニングかファルトレク。例えば、3km→1km→3km→1km…といった感じで速いペースと遅いペース交互に走る。これを午前中1時間。午後12kmジョグ。

水曜日:月曜日と同じ

木曜日:「しんどい」日。30~40kmをマラソンに近いペースで。午後はなし。

金曜日:月曜日と同じ

土曜日:火曜日と同じ

日曜日:木曜日と同じ

 

3か月目の距離がよく分からないですが(苦笑)、相当追い込んでいることでしょう。

 

そして思ったのは、「休みがないじゃん…」ということです(汗)。
上記は追い込み期間の1週間メニューなのだと思いますが、リカバリーをする日がないってのがもう…。

 

また、マラソンで2:50/km前後のペースで走るキプトゥムにとっては、3:40~4:10/kmはジョグなんだなぁと。
キプトゥムが30km過ぎからものすごいハイペースでスパートをかけられるのも納得しました。

 

それにまだ24歳になったばかりと若いので、回復も早いのでしょう。

そう考えると、大きなケガさえなければ、近い将来2時間切りしちゃいそうだなと改めて思いました。

 

参考にならないようで参考になった

全然真似できないトレーニングの質と量なので、大して速くもない市民ランナーの私には参考にならなそうではあるのですが、

・ペースを自分のレベルに合わせる
・距離を自分の年齢やレベルに合わせる
・休みを入れる。いや、入れないと年齢的にキツイ(苦笑)

といったことをすることで十分参考になるなと思いました。

 

同時に、「ハードトレーニングなくして成長・進化はない」というのを改めて感じました。
ラクに速くなろうといった考えは取っ払わないとなと。

ますますモチベーションが上がりました。

 

 

 

 

書いた人

ダイ
ダイ
スポーツを見るのも好きなトレーニングジャンキー。サブ3.5を目指す(あと2分ちょっと…)自称中級市民ランナー。
見る方では、海外サッカー、マラソン、トライアスロン、格闘技全般、NBA、ラグビーが主な守備範囲。テニスもMLBも陸上競技も好き。
公認会計士 税理士
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