さいたま国際マラソン、今年の開催見送りに。来季以降のレースプランを見直さないと
昨日あちこちのネットのニュースで、今年12月に予定されていた第6回さいたま国際マラソンの開催が見送られることになった、との記事が出ていました。
第2回大会から4年連続で参加していたし、自分のマラソン走力の「定点観測の場」と位置付けていただけに、感情的にはショックなのですが、見送りになった事情に理解できる部分もあるので、切り替えて来季のレースプランを考えないとなぁと思っています。
トップランナーに敬遠されるのは仕方ない
記事をいろいろ見ていると、開催見送りとなった要因として、女子トップランナーが参加を回避したことが挙げられます。
さいたま国際マラソン(以下、「さいたま国際」)は、これまで女子マラソンの世界陸上やMGCの代表選考レースの一つだったのですが、今のタイム重視の選考基準だと分が悪いコースです。
坂道の上り下りが少ない平坦なコースほど好タイムが出やすいのですが、さいたま国際はちょっと上り下りがしんどいところがあります。特に、34kmあたりと36km過ぎにある橋を越える上り坂は相当脚に来るし、40km過ぎの緩くて長~い上り坂も、ラストスパートで思うように速く走れない要素になっているかと。
私の自己ベスト(3:35:55)は、一昨年さいたま国際で出したものなのですが、マラソンを走っている娘のお友達のパパにそのことを話すと、
「今の東京マラソンのコースだったら、3時間30分切れるんじゃない?」
と言われました。
東京マラソンとの比較になりますが、そのぐらいのコース差があるようです。
となると、なるべく良いタイムを出したい・出すことが代表選考条件のトップランナーは、より平坦な「高速コース」のレースを選ぶだろうなと思うのです。
トップランナーに参加してもらうには高速コース化が必要でしょうけど、あの辺りで平坦なコースに変更するのは難しそうだし、仕方ないかなぁと。
もう一つ、12月のあの時期が実業団対抗女子駅伝に近いというのもあるようです。
誰でも42kmをガチで走れば相当消耗するので、駅伝への影響も懸念するでしょう。その意味ではコレが理由で敬遠されても仕方ないかなと。
いずれにしても女子トップランナーが敬遠するのは納得です。
収支も厳しくなる…
代表選考レースでなくなると、TV中継もされなくなります。そうすると放映権収入が得られなくなります。
フルマラソンだと、警備や交通整理など諸々の経費もあり、運営コストはそれなりにかかるでしょう(具体的な数字が分からなくても、感覚で「けっこうかかりそうだな」と感じられるかと)。
元々スポンサー(協賛)企業も多くなかったようで、重要な収入源の一つだった放映権収入がなくなるのはインパクト絶大です。一般ランナーのエントリー料だけではペイできないのでしょうし…。
ということで、ものすごく残念なのですが、開催見送りには「納得するしかない」という結論です。
来季のフルは抽選頼みか!?
コース的に厳しくても、私がさいたま国際に参加していたのは、
エントリーが先着順だったから
です。
大きなレースはほとんどが抽選なので、クジ運がアレな私は、さいたま国際はものすごく重宝していました(笑)。
でも、それが開催見送りとなれば、どこか別の先着順のレースを探すか、手当たり次第に抽選に応募するしかありません。
今年の東京マラソンが開催される頃にいろいろ考えようと思います。
ていうか、東京マラソン当たってほしい!
連続ハズレ記録は13年でストップしてほしい!(笑)
書いた人
-
スポーツを見るのも好きなトレーニングジャンキー。サブ3.5を目指す(あと2分ちょっと…)自称中級市民ランナー。
見る方では、海外サッカー、マラソン、トライアスロン、格闘技全般、NBA、ラグビーが主な守備範囲。テニスもMLBも陸上競技も好き。
公認会計士 税理士
>>>詳しいプロフィール