「レースのための練習」ではなく「練習のためのレース」をしてみた

ランニング、マラソン

日曜日に都内某所で30kmのレースに参加してきました。

フルマラソンでもハーフマラソンでも10kmでもなく、30km。

目的は一つ。
フルマラソン前の練習です。

 

 

 

 

フルマラソン前の30km走

初マラソンの時からやっていることに、

「レース前に1回以上30~35kmを走っておく」

というのがあります。

 

ハーフマラソンを走っておく、というのも良いと思うし決して悪くないと思いますが、やっぱり「ハーフ」でしかないので「残り半分」がどんな感じになりそうかはさっぱり想像できません。

かといってフルマラソンと同程度の距離(40kmとかそれ以上)まで練習で走るとなると時間をかなりとるし、カラダへの負荷も強いので、翌日以降数日ほど仕事にも支障をきたしそう…。

 

また、マラソンには「30kmのカベ」という言葉があるように、30km以降に急激にしんどくなってペースが落ちることがよくあるので(私も多々経験)、30km走った後の状態を知っておきたいというのもあります。

 

ということで、フルマラソン前に1度か2度(余力と機会があれば3度くらい)30~35kmを走ってみて、「残り7~12km」でどんな疲労具合かの状態チェックをしています。

 

一人では○○が…

私は普段ランニングは99%以上の割合で一人でやっていて、レース前の30km走も基本的に一人です。
いや、誰かと30km走をしたことがないです(笑)。

なので、去年までは常に一人で走っていたのですが、一人だと困ることが一つありました。

 

甘えが出てしまうのです…(苦笑)。

 

「○:○○/kmペース」と設定して走り出しても、途中でしんどくなってきたらペースを落としたり、言い訳を作って「ちょっとだけ休憩」とブレイクしたり…。

一応あらかじめ予定した30~35kmを走り切るものの、本番さながらのぶっ通しでの練習はあまりしっかり出来ていなかったのが実際のところなのです。

 

レースを練習の場にしてみた

そこで今回は「レースで30km走をやっちゃおう!」ということで、30kmの部がある小規模な大会に参加してみました。
5kmの部~フルの部を合わせても150人前後の人数規模。

 

当然ですが、全力で走るつもりはなく、あらかじめ「自分のペース」を設定しておきました。

今回は5:30/kmペースにしました。
フィニッシュタイムは2:45:00がおおよその目安。

 

少人数だったのでスタートからコースが渋滞することは全然なく、終始淡々と走ることができました。

結果も2:46:54でフィニッシュ。
途中でトイレinがあったので目安のタイムより遅れましたが、おおむね設定どおりに走れました。

 

気づいたこと

レースの場で練習してみて思ったのは、「いいじゃん!」です(笑)。

具体的にいいなと思ったのは、以下の点です。

 

まず、小規模とはいえ「レース」なので、レースと同じ緊張感を持って走ることができます。
周りのランナーは真剣に走っているので、自分もそれにつられて真面目に走れます。
「もうペース落としちゃっていいや」や「少し休もう」みたいな妥協や甘えが出にくいです(笑)。

 

それと、走ってみて気づいたのですが、給水の練習もできます。
レース本番とほぼ同じ給水があるので(スポーツドリンク or 水の入った紙コップを自ら取って飲んでゴミ箱へポイ)、これをスムーズにこなす練習もできるぞと。
まぁ私の場合、常に給水所手前でスピードを落として、紙コップを取ったら歩いて飲んで、飲み終わってから走り出してゴミ箱へポイ…という感じですが(苦笑)。

 

レースのような緊張感を持てる一方で、「練習なんだから」ということでいろいろ実験できるというメリットもあります。
今回は、「自動運転モードのように、「疲れた」「しんどい」「痛い」などのネガティブな感情を一切持たずに30km走る」というのをやってみました(笑)。
マラソンでは30km過ぎにヤバくなるのが目に見えているので(苦笑)、スタートから30kmまではなるべく平常心で走れる方がいいなと思っているからです。
今回はけっこういい感じで走れました。レースペースより遅かったからだと思うのですが、フィニッシュするまで精神的なしんどさを感じることはなく、淡々と距離を刻むことができました。

 

そんなわけで、「レースのための練習」とは逆の「練習のためのレース」をしてみたのですが、思った以上に良い練習になりました。

特に、一人で練習しているというランナーにはおすすめです。

 

 

 

 

書いた人

ダイ
ダイ
スポーツを見るのも好きなトレーニングジャンキー。サブ3.5を目指す(あと2分ちょっと…)自称中級市民ランナー。
見る方では、海外サッカー、マラソン、トライアスロン、格闘技全般、NBA、ラグビーが主な守備範囲。テニスもMLBも陸上競技も好き。
公認会計士 税理士
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