2021年バスケットボール殿堂入り式典がもうすぐ。トニー・クーコッチの殿堂入りがうれしい

NBA

今週末の9月10-11日に、2021年バスケットボール殿堂入りの式典が行われます。

コービーとダンカンというNBA史上に残るレジェンドが殿堂入りした去年とは違い、今回は「超」のつく大物はいないけれど(私の主観で)、個人的にトニー・クーコッチの殿堂入りはうれしかったです。

 

 

主な2021年の殿堂入り元選手

今回は、こんな方々が殿堂入りします(NBAの元選手のみリストアップ)。

クリス・ウェバー
ベン・ウォーレス
クリス・ボッシュ
ポール・ピアース
トニー・クーコッチ
ビル・ラッセル(コーチとして)
リック・アデルマン(コーチ)

どの選手もコーチも、実績からすれば妥当だと思っています。
ウェバーとクーコッチは引退して10年超経っているので、選出に時間がかかったなぁという感がありますが、選出されたよかったです。
特に、クーコッチは過小評価されていると思っていたので。

 

ブルズ後期スリーピートに不可欠だった

クーコッチといえば、なんといってもシカゴ・ブルズ時代の活躍が印象的でしょう。
6thマンながら、ブルズの後期スリーピートに不可欠な選手でした。

クーコッチを初めて見たのは、1992年のバルセロナオリンピックでした。
銀メダルだったクロアチア代表の中心メンバーの一人で、ドリームチームとの試合ではピッペンの徹底マークに遭って持ち味が封じられていたものの、要所要所で「おおっ!」というプレーを見せていました。

ジョーダンの1回目の引退後にブルズ入りしてからの活躍は説明不要かと。

センター以外のポジションをこなせていたので、ハーパー、ジョーダン、ピッペン、ロッドマンの代わりを務めることができる超ユーティリティープレーヤーでした。

長距離シュートも上手いし、ポストプレーもできるし、自ら切り込むこともできるし、パスは一級品。

当時は身長7フィート(213cm)超のいかついセンターが多かったのでセンターだけはやるのが厳しかったけれど、他のポジションは器用にこなせたので、「チームにこういう選手がいたら絶対重宝されるだろうなぁ」と思うプレースタイルでした。

今のようなポジションレス&スモールラインナップ&長距離シュートの多いNBAなら、全ポジションこなせたことでしょう。
むしろゴリゴリの肉弾戦に厳しいルールとなった現代NBAの方が活躍できたかもしれません。

 

スピーチが楽しみ

ピッペンも以前から「なんでトニーが選ばれないんだ?」とFacebookなどでコメントしていたし、クーコッチと同時代に活躍したドラジェン・ペトロヴィッチ、ディノ・ラジャ、ブラデ・ディバッツ、サルナス・マーシャローニス、アルビダス・サボニスといった元選手がすでに殿堂入りしていたので、クーコッチの選出も間違いなくあるだろうと思っていました。

今回ようやく選ばれて「よかった」という感じです。

 

公式サイトによると、クーコッチのスピーチのエスコート役はジョーダンと、ブルズのオーナーのジェリー・ラインスドルフさんが務めるようです。
ジョーダンが何かしゃべるわけではないけれど、ちょっと楽しみ(笑)。

 

殿堂入り式典のスピーチは英語のリスニングの練習教材としてよく聞くので(笑)、今回のクーコッチのスピーチも楽しみです。

 

 

 

 

書いた人

ダイ
ダイ
スポーツを見るのも好きなトレーニングジャンキー。サブ3.5を目指す(あと2分ちょっと…)自称中級市民ランナー。
見る方では、海外サッカー、マラソン、トライアスロン、格闘技全般、NBA、ラグビーが主な守備範囲。テニスもMLBも陸上競技も好き。
公認会計士 税理士
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