「最高」と「最強」は分けて考えている。都合よく(笑)
「史上最高」と「史上最強」。
同じ意味合いで考える人が大多数だと思いますが、私は区別して考えるようにしています。
その方がなにかと都合がいいので(笑)。
時代をまたぐ評価は難しい
「○○年代の選手」や「現役選手」といった同世代選手の評価なら、ナンバーワンを決めることは可能かもしれません(難しいこともありますが。例えばメッシとCR7は難しい…)。
でも、「史上最高」のように時代をまたいでの評価となると、本当に難しいです。
主観なしで評価することはできません。
数字は客観的な比較要素ですけど、
「いやいや、あの頃はルールが…」とか
「いやいや、当時は競争が厳しかったじゃん」
「いやいや、当時はシューズとかボールとかが…」
といった数字以外の要素がたくさんあり、数字だけの比較には無理があります。
たとえば、マイケル・ジョーダンとレブロン・ジェームズは主観なしに比較できません。
モハメド・アリとマイク・タイソンもできません。
ディエゴ・マラドーナとリオネル・メッシもできません。
そのため、いろんな意見があるのは仕方ないし、誰の意見も否定しようがありません。
とりあえず「最高」と「最強」で分ける
で、私が考えているのは「最高」と「最強」で分ける、というものです。
区別して考えるというか。
もちろん両者の定義が必要です。
私の場合は、
「最高」…競技レベルの実力はもちろんのこと、競技や時代を超越したインパクトや影響力がある
「最強」…競技レベルで最高レベルの実力者
です。
これで考えた場合、
「史上最高」のバスケットボール選手は、マイケル・ジョーダンだと思っています。
バスケを世界のメジャースポーツにし、ナイキをナンバーワンスポーツブランドにした影響力というのは、おそらく誰も超えられないでしょう。プレーそのものも「あの頃にしてはすごかった」ではなく今見てもすごいし、ずっとすごいままなのでは。
で、「史上最強」がレブロン・ジェームズでしょう。
フィジカルは間違いなく最強。スタッツも能力もオールラウンドです。
あそこまで「全てをハイレベルでできる」選手が今後出てくるのだろうか? とさえ感じます。
近年ちょいちょい「レブロンvsジョーダン」論争が勃発しますけど、私は分けて考えています。
都合よく(笑)。
ボクシングでは「史上最高」はモハメド・アリ、「史上最強」はマイク・タイソンです。
アリは間違いなく「最高」でしょう。異論は認めません(笑)。
「最強」はフォアマン、ホリフィールド、レノックス・ルイスやクリチコ兄弟、現役のフューリー等いろいろ意見があるかもしれません。
体格差もあるので比較は難しいのですが(タイソンは身長180cm、体重100kg前後。近年のヘビー級チャンピオンは身長200cm前後、体重110kg前後)、それでも全盛期のタイソンなら懐に入るスピードとパンチの威力で勝てるんじゃないかと思っています。
マラドーナとメッシは、書くまでもありません(笑)。
英語でも使い分ける
「最高」と「最強」を英語でどう区別しようかも考えてみましたが、シンプルに
「最高」 = Greatest
「最強」 = Best または Strongest
がいいかなと思っています。
だから、「GOAT」論争なら私は「Greatest」の選手を推します。
世間では「GOAT」と「BOAT(Best Of All Time)」の区別がないので、そこが論争の要因になっているのでしょう。
まぁ私が勝手に都合よく区別しているだけなのですけどね(苦笑)。
書いた人
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スポーツを見るのも好きなトレーニングジャンキー。サブ3.5を目指す(あと2分ちょっと…)自称中級市民ランナー。
見る方では、海外サッカー、マラソン、トライアスロン、格闘技全般、NBA、ラグビーが主な守備範囲。テニスもMLBも陸上競技も好き。
公認会計士 税理士
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