マジ!?ジョーダンの伝説「Flu game」の真相(?)
マイケル・ジョーダンの現役時代の伝説の試合に、「Flu game」というのがあります。
忘れもしない、1997年のNBAファイナル第5戦。
ジョーダンは会場入りした時からフラフラで、試合中もずっと意識朦朧な感じ。
にもかかわらず44分間プレーして38得点を叩き出し、勝利に導きました。
(結果的にこの試合で王手を獲って、翌戦で優勝を決めました)
当時はインフルエンザのような症状だったということで「Flu game」と名付けられ、一つの「伝説」となっているのですが、
「あれはインフルエンザじゃなかった」
という証言があったことを知ってびっくり。
そして、その真相らしき話にさらにびっくりしました。
「Flu game」は凄まじかった
当時NBAの生中継を見ていた私は、会場入りしたジョーダンがうつろな目をして覇気が全くない姿だったので、
「うわ、ブルズやばいじゃん…」
と思って見ていました。
当時のシカゴ・ブルズは、ピッペンやロッドマン、クーコッチ、ハーパーもいたけれど、それでもジョーダンは不可欠な選手。相手がこれまた強かったユタ・ジャズだったので、「ジョーダンがダメなら超キビシイ」と思っていました。
ジョーダンは、試合前もベンチに座り込んで下を向いたまま。
試合に向けて集中しているというよりも、明らかにしんどそう。
試合中も、今にも倒れそうな表情。
ボールを持っていない時は別人のような感じ…いや、ほとんど別人でした。
が、ボールを持った時だけはいつものジョーダン。
瞬間的に鋭い動きを見せ、速攻からのダンクも決めていました。
でも、点を取るとまた倒れそうな表情に戻って、フラフラな感じ。その繰り返し。
終了30秒ぐらい前に勝敗を決める3ポイントを決めた後は、ピッペンにもたれかかって一人では歩けないような状態でした。
体の限界ギリギリの状態で勝負していたジョーダンに、凄みというか凄まじさを感じていたのですが、「どうしてこうなったのか?」に対しては、当時言われていたようにインフルエンザだったのかなぁとずっと思っていました。
Food poisoning game?
ところが、つい最近…というか昨日、ネットでこんな記事を見ました。
Michael Jordan’s ‘Flu Game’ may have been twisted truth
要約すると、インフルエンザではなくて、前夜に食べたピザが原因の食中毒だったということです。
(詳細は↑のリンク先(英語記事)を読んでね♪)
ジョーダンが前夜に一人でピザを食べたことと、食中毒のような症状でもあるというのは当時の中継でも言われていましたが…。
調べたら、7年前にもこんな記事↓が出ていました。
Trainer Says Michael Jordan’s Famous 'Flu Game’ Was Result of Poisoning
ティム・グローバーさんと言えば、ジョーダンが一度目の復帰をした後からフィジカルの専属トレーナーとして、常時ジョーダンと行動していた有名な方です(そしてジョーダン引退後、すぐにコービー・ブライアントの専属トレーナーになったことも有名)。うさんくさい匿名の「関係者」とは、証言の信ぴょう性が違います。
今となっては検証のしようがないし、結果的にジョーダンがチャンピオンを勝ち取ったし、ジョーダンの身にそれ以上の異変が生じなかったのでよかったけれど、当時言っていれば問題だったじゃんと思います。
なぜ当時告発せず、10年以上経ってから証言したのかは分かりません。
「Flu game」と記憶されることがイヤになったのでしょうか?
当時のピザ屋さんを庇ってのことだったのでしょうか?
記事にあるように、「Food poisoning game」よりも「Flu game」の方がいい感じだから?(笑)
そういえば今年2020年は、あの試合から23年。
「23」年経ったからっていうこと?(笑)
やっぱり伝説の試合
今となっては真実がどうかは分かりません。
ただ、ジョーダンの体調が悪かったのがあの試合の時だけだったこと、ジョーダン以外の誰も同様の不調ではなかったことを考えるとインフルエンザではなく食中毒だったのかも、とも思います。
原因はどうあれ、あの試合はこれからもずっと「伝説の試合」であることは間違いないでしょう。
久しぶりにあの試合を見たくなったので見ようかな♪
書いた人
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スポーツを見るのも好きなトレーニングジャンキー。サブ3.5を目指す(あと2分ちょっと…)自称中級市民ランナー。
見る方では、海外サッカー、マラソン、トライアスロン、格闘技全般、NBA、ラグビーが主な守備範囲。テニスもMLBも陸上競技も好き。
公認会計士 税理士
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