東京マラソンよりもオリンピックよりも今はロンドンマラソンに注目している
東京マラソンがあさって行われます。
今回は一般ランナーの参加がなくなったものの、オリンピックの「3番目の代表選手」決定レースを兼ねているので注目度は高いことでしょう。
状況が状況なのでTVで観戦する予定ですが、個人的には東京マラソンよりも、さらにはオリンピック本戦よりも、4月に行われるロンドンマラソンに注目しています。
どこかで中継してくれないだろうか(笑)。
キプチョゲvsベケレ
理由はたった一つ。
「2時間1分台の2人」であるエリウド・キプチョゲとケネニサ・ベケレの直接対決があるからです。
東京マラソン出場選手も素晴らしいランナー揃いだし、今回に限っては日本記録更新が「ノルマ」となるタイムなので、レース展開が見えないのが楽しみなところですが、やっぱり「世界歴代1位と2位」の一騎打ちの方が楽しみです。
2人とも年齢が30代。今がキャリアのピークに近いでしょう。
ロンドンの後は、オリンピックかベルリンで走るのでしょうけど、ここで「もう一丁」とならない可能性があります(どっちかがオリンピック、もう一方がベルリンという可能性もあるので)。
このタイミングで直接対決するというのは、ものすごく貴重だと思っています。
ペースメーカーは大丈夫?(笑)
キプチョゲとベケレが共に「どっちが勝つか」だけにフォーカスして走るならアレですが、記録更新を狙って走ると思うので、一層楽しみです。
ロンドンは高速コースの一つで、去年はキプチョゲが2:02:37で優勝しています。
それ以前にも2時間3~5分台の優勝タイムが出ているので、タイム的にハイレベルなレースになるのは必至です(当日の天候にもよりますが)。
人間離れした感じの勝負が楽しみでもあります(笑)。
で、そうなると気になるのが、「ペースメーカー、ちゃんと仕事できるのか?」問題です(笑)。
世界記録ペースで25~30km走れるランナーは、世界中探しても数人しかいないんじゃないかと。2人がベルリンで2時間1分台を出した時も、途中からペースメーカーを置き去りにしていたし(苦笑)。
序盤から2人の一騎打ちになれば、お互いがペースメーカーになり合っていい勝負が出来るかもですが、逆に牽制し合ってしまいタイム的に遅くなる可能性もなきにしもあらず。
世界記録ペースで引っ張れるペースメーカーが走ることを願いたいです。
気が早いけどレース予想
「キプチョゲvsベケレ」に焦点を絞れば、
・25~35kmあたりでキプチョゲがアタックして成功すればキプチョゲ有利
・40km過ぎまで2人で並走していればベケレ有利
と予想しています。
「人類で唯一2時間を切った男」キプチョゲが、2時間切りの時の感覚で調子よくハイペースで走り続けていれば、ベケレは付いて行けなくなるんじゃないかと。あの2時間切りの時はキロ2:50ペースを最後まで維持していましたが(汗)、さすがにこのペースでキプチョゲが走り続けると、ベケレも厳しいでしょう…。
他方で、ベケレがずっとくっ付いて終盤の勝負になれば、ベケレの勝機が高まります。
10000m走でもそうでしたけど、ベケレのラストスパートの速さはハンパじゃないです。ハイレ・ゲブレセラシエやモハメド・ファラーもそうでしたけど、ラスト数百メートルの勝負でめちゃめちゃ速い。
ということで、キプチョゲが早めに突き放せるかどうか(ベケレがキプチョゲに食らいつけるかどうか)の勝負になるだろうなと予想しています。
いち市民ランナーの私に限らず、おそらく多くの人もそう思っているでしょう(笑)。
東京マラソンは…
最後にあさっての東京マラソン展望。
「誰が勝つか」は予想不能。
誰が勝ってもおかしくないし、それぐらい拮抗していると思います。
ただ、日本記録更新はないんじゃないかなぁ…と思っています。
当日の天気は良さそうですが、何となく。
35km過ぎても日本記録更新ペースが続いていれば面白そうです。
誰かが独走していても、数人で並走していても。
やっぱり、こっちも面白そう(笑)。
日曜日は楽しく観戦します♪
書いた人
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スポーツを見るのも好きなトレーニングジャンキー。サブ3.5を目指す(あと2分ちょっと…)自称中級市民ランナー。
見る方では、海外サッカー、マラソン、トライアスロン、格闘技全般、NBA、ラグビーが主な守備範囲。テニスもMLBも陸上競技も好き。
公認会計士 税理士
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