DJからAJに。ヤンキースの「顔」となる選手がこんなに早く現れるとは・・・
レギュラーシーズンが終わってから書こうと思っていたのですが、MLB新記録となる「大台」を達成したので書くことにしました(笑)。
誰のことか、タイトルでもうお分かりでしょう。
アーロン・ジャッジです。
すごい!
新人王資格のある選手として50本のホームランは、30年前のマーク・マグワイアのMLB記録(49本)を上回りました。
(余談ですが、マグワイアは1987年当時、ファミスタでは「まくが」でしたね(笑)。当時は「マクガイア」と表記されていたので)
それだけでも凄いのですが、ヤンキースの選手で50HRも珍しいなぁと思っていたら、歴代でもベーブ・ルース、ミッキー・マントル、ロジャー・マリス、アレックス・ロドリゲスだけなのだそうです。
大打者しかいない……(汗)
個人的に6月あたりから「このジャッジっていうの、すごいなぁ」と思っていたのですが、期待以上でした。
これからのヤンキースの「顔」的存在になることは確実でしょう。
打撃だけでなく守備もなかなかいい
ホームランを50本打つだけでなく、打点も100を超えてます。
チャンスに強いところも特筆すべき点です。
ただ、打撃だけでなく守備も上手いです。
ポジションはライトが多いですが、体を張ったダイビングキャッチをするし、フェンスやスタンド際の難しいフライにも果敢に飛び込みます。大柄なのに重たそうな感じも見せずにファインプレーをしていて、守備での貢献度も良いです。
もちろんイチロー選手の守備力(守備範囲、強肩、俊敏さ)には全然及ばないですが、「バッティングだけの選手」じゃないとは言えると思っています。
体格がいいし、華がある
体格もいいです。
身長201cm(6フィート7インチ)、体重128kgなので、大柄だし体重もまあまああります。
パワーがあることの裏返しでしょうけど、それでいて守備もしっかりこなせる選手はなかなかいないはず。
それと「華」を感じます。
デレク・ジーターが他の選手と比べて何が違っていたかといえば、「華」の部分だったと思います。別の言葉で言えば、存在感の大きさというか。
ジーターもそうだったけれど(ヤンキースタジアムで実際に見たことがあります)、背番号が見えなくても「そこにいる」というのがすぐに分かる選手です。
ジャッジの場合、身体がデカいのも要因かもしれないですけど(笑)、存在感の大きさというのはスター選手の一つの重要ポイントだと思っているので、すでにそれを持ち合わせているなぁと。
遠目で見るとカッコいいですが、ちょっとティト・オーティズに似てるかも(笑)
ナイスガイっぽい
ジーターは、人格者というかナイスガイとしても有名な選手でした。
性格などに関してネガティブな話を聞いたことがほとんどないです。
で、ジャッジもまた、ジーターのようなナイスガイっぽさを、インタビューやコメントの記事から感じます。
個人成績よりもチームの勝利を優先しているみたいだし、「オレ様」的な感じもなく、常に謙虚。そこからもまたスター選手としての資質を感じます。
背番号「99」なのもいい(笑)
背番号も特徴の一つでしょう。
ヤンキースは一ケタの背番号が全て永久欠番になってしまったので、選手は全員2ケタです。
そうなると、背番号で目立つには
・なるべく小さい番号にする
・他競技や他チームの名選手と同じ番号にする
・敢えて縁起が良くないとされる番号にする(米国なら「13」とか)
・ゾロ目にする
といった方法が考えられますが、ジャッジは背番号「99」。とても目立ちます(笑)。
「99」と言えば、NBA初期の名選手ジョージ・マイカンとNHLのウェイン・グレツキーぐらいしか浮かばないので(最近ではミランのGKジャンルイジ・ドンナルンマがいますね)、MLBではジャッジの番号になるかもしれません。「99」は継続してほしいです。
ジーター引退後3年で現れるとは…
デレク・ジーターが引退したときは、
「しばらくはヤンキースにジーターのような「顔」的な選手って、出てこないんだろうなぁ…」
と思っていました。
まさかいきなり3年後に「候補」となる選手が出て来るとは驚きです。
もちろんまだルーキーだし、これからどうなるか分からないですが(2年目以降期待外れになることだってありえます)、将来性があるのは間違いないでしょう。
今季も新人王は確実で、さらにMVP候補にノミネートされるかと。
しばらくヤンキースは「暗黒時代」がつづくものだと思っていたので、今季のジャッジの出現とポストシーズン進出は良いニュースです。
そんなにヤンキースファンなわけでもないのですが(笑)、やっぱりヤンキースは強いチームであってほしいな、というのがあるので。
今度NYに行く機会があれば、ヤンキースの「99」のユニフォームを買うつもりです(笑)
(ジーターの「2」は購入済なので)
書いた人
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スポーツを見るのも好きなトレーニングジャンキー。サブ3.5を目指す(あと2分ちょっと…)自称中級市民ランナー。
見る方では、海外サッカー、マラソン、トライアスロン、格闘技全般、NBA、ラグビーが主な守備範囲。テニスもMLBも陸上競技も好き。
公認会計士 税理士
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