MMAがオリンピック競技になったら面白いけど課題もある

MMA

先日現役引退を宣言したハビブ・ヌルマゴメドフが、MMAをオリンピック種目にするための活動をしていくと発表したそうです(ソースはこちら)。

2024年のパリオリンピックでいきなり競技化されるのは難しそうだけど、早ければ2028年大会には実現するかもしれないなと思っています。そうなると楽しみです。

ですが、オリンピック種目にするためには、やらなければならないこともあります。
いや、あるはず。

ざっと、思いつくものを挙げてみました。

 

 

1.ルールの統一化

今のMMAは、各主催者が設定したルール(さらにアメリカだと開催地の管轄のアスレティックコミッションが承認したもの)で行われています。

代表的なMMAの大会として、UFC、Bellator、ONE、RIZINの4つを挙げると、以下のような違いがあります。

【競技する場所】
UFC、Bellator、ONE…ケージ(金網)(※)
RIZIN…リング(ロープ)
(※同じケージでもUFCは八角形、Bellatorは円形という形状の違いがある)

【競技時間】
UFC、Bellator、ONE…5分×3R(タイトルマッチは5分×5R)
RIZIN…10分・5分の2R、または5分×3R

【頭部・顔面へのヒジによる攻撃】
UFC、ONE…あり
Bellator…あり(なしだった試合もある)
RIZIN…両者が合意すればあり

【頭部・顔面へのサッカーボールキック】
UFC、Bellator、ONE…なし
RIZIN…あり(体重差15kg以上の場合は双方の合意が必要)

【オープンフィンガーグローブ】
団体公認のグローブを使用(団体でバラバラ)

【シューズ着用】
UFC、Bellator、ONE…不可
RIZIN…可(条件つき?)

 

これらのルールを統一する必要があるよねと。
特に、「MMA」という競技をオリンピック種目とするために団体が一丸となってアピールするのなら、選手個々との契約云々はともかくとして、ルールは一つにした方がいいでしょう。

さらに言うと、階級毎の制限体重にも違いがあるので(ONEだけ違う)、ここも統一すべきでしょう。

 

2.階級はどう分ける?

最大団体であるUFCを基準にすると、男子がフライ級~ヘビー級の8階級、女子がストロー級~フェザー級の4階級あります。

これをそのまんまオリンピックに移すのが理想ですが、IOCから「8階級じゃ多い」とか難癖をつけられれば階級分けを見直さないといけなくなるし、それが各団体の階級にも波及するんじゃないかと。
選手もそれに合わせなければならなくなるし、調整はけっこう大変だと思います。

 

3.カットにどう対処する?

オリンピック種目化にあたって一番悩ましいのは、カット(出血)ではないかと。

ボクシングではヘッドギアを着用することでバッティングによるカットが防げるので、意外と少ないです。

が、現状のMMAだとヘッドギアなし、スタンドだけでなくグラウンドでも打撃が可能です。しかもヒジ・ヒザあり。
「カットのない大会はない」と言っても過言ではないくらい頻繁にカットがあります。

万一オリンピックのスポンサーが「出血シーンが好ましくない」と言えば、ダメになる可能性もあります。
そうなると、ヘッドギア着用にするとか、ヒジなしにするとかのルール変更が必要になるかもしれません。

 

MMAより先にグラップリングを競技化してほしい

MMAの場合、競技の規制が少ない分課題が多いのが悩ましいところでしょう。

個人的には、MMAよりも先にグラップリング(打撃なし)がオリンピック種目になればいいのになぁと思っています
ルールや階級は、ADCCルールをそのまんま持って行けばいいし(他に世界規模の大会はない)、そこに日本のQUINTETも交ぜちゃえば団体戦(国別対抗戦)もできます。
カットはほとんどないし、運に左右される勝敗もあまりないし、競技そのものも奥が深くて面白いと思うのですが。

 

ヌルマゴメドフには、MMAのオリンピック種目化よりも現役復帰してくれよと言いたいです(笑)。

というか、そのうち復帰する可能性はあると思っています。

ヌルマゴメドフの今回の引退は、マイケル・ジョーダンに近いものを感じるからです。
ジョーダンの1回目の引退は今回のヌルマゴメドフと同じで、お父さんと死別したことが原因でした(事情は違うけど)。
ジョーダンは1年半ほどで復帰したので、ヌルマゴメドフもそのぐらいかかるとしても復帰するんじゃないかなと期待しています。

まだまだ強いし、「30戦全勝」まであと一つなので、やってほしいですね。

 

 

書いた人

ダイ
ダイ
スポーツをするのも見るのも好きなトレーニングジャンキー。
見る方では、海外サッカー、マラソン、トライアスロン、格闘技全般、NBA、ラグビーが主な守備範囲。サブ3.5を目指す中級市民ランナー(あと6分弱…)。東京マラソンは13年連続ハズレだったのが、2021年10月の大会に初めて当選。果たして走れるのか⁉
BlackBerryとOAKLEYサングラスを愛用。
公認会計士 税理士
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