「Unstoppable」とはまさにこのこと。ブルメンフェルトがまたやってのけた

トライアスロン

この間の週末はテニスやボクシングで特に盛り上がったのですが、トライアスロンでもすごいことが行われていたようです。

事後的に知ったのですが、アイアンマンディスタンスで男子は7時間切り(Sub 7)、女子は8時間切り(Sub 8)のチャレンジプロジェクトが行われ、男女ともに達成されました。
(女子はキャット・マシューズが達成。7:31:54!)

 

男子でSub 7を達成したのは、クリスティアン・ブルメンフェルト(とジョー・スキッパー)。

記録は6:44:25(スキッパーは6:47:36)。

 

アイアンマンディスタンスの公式世界記録は7:21:12なのですが、これもブルメンフェルトのもの。
ていうか、ブルメンフェルトはつい1か月前にアイアンマン世界選手権で優勝したばかりなのですが…リカバリーは?(汗)

とんでもないです…。

 

 

キプチョゲのマラソン2時間切りみたいなやつ

こないだの週末にドイツで「Pho3nix Foundation」という組織のプロジェクトでトライアスロン アイアンマンディスタンス(スイム3.8km、バイク180km、ラン42.2km)のSub 7、Sub 8のチャレンジが行われたようです。

 

非公式記録になるようで、具体的にはスイム、バイク、ランそれぞれにペースメーカー(兼風よけ兼ドリンク渡し係)を配していたようです。スイムとランに1人、バイクはチームで。
本来はペースメーカーはどのパートにも一切ないし、風よけも禁止。ドリンクも自分で取らないといけません。

3年前にキプチョゲが達成したマラソン2時間切りのチャレンジと同じで、「人間の限界に挑戦」的な感じのものでしょう。

 

しかし、優勝タイムで8時間切りが多くなったのはここ10年あたりなはず。

しかも、7時間30分を切ることも滅多にないです(上記の1度だけでは?)。

そんな中、「7時間切り」にトライするというのはずいぶん思い切ったなぁと感じました。

 

ていうか、それ以前にアイアンマン世界選手権(しかも優勝)からわずか1か月後に挑戦したブルメンフェルトの体力がもう…(汗)。

 

ラン(マラソン)のタイムに驚愕

フィニッシュタイムの6:44:25にもびっくりしたのですが、時間の内訳を見てさらにびっくりでした。

 

スイム(3.8km)…48:21
バイク(180km)…3:24:22
ラン(42.2km)…2:30:50

(※この合計とフィニッシュタイムの差は、トランジションによるもの)

 

ペースメーカーがいたとはいえ、どのタイムもヤバいです。

バイクの平均時速は52.8km/hだったようです。180kmもこの速さで走り続けるのがもう…(汗)。

 

さらに、最後のラン(マラソン)。
スイムとバイクでかなり体力を使ってからのマラソンなのに、2時間30分って…(汗)。

アイアンマンの公式レースでの優勝タイムでは、ランは2時間40分台が多いですが、それより10分以上速いというのも驚きだし、何より世界選手権からまだ1カ月しか経っていないので。

一体彼のカラダはどうなってるんだと思いたいです(笑)。

 

ブルメンフェルトが止まらない。止まるのか?

ブルメンフェルトのこの1年間の活躍は、本当に凄まじいです。

2021年 8月 東京オリンピック金メダル
2021年11月 初アイアンマンで世界記録更新(7:21:12)
2022年 5月 アイアンマン世界選手権2021優勝
2022年6月 アイアンマンディスタンス7時間切り達成

 

コンディションが超重要なトライアスロンで、そんなにインターバルをおかずにこれだけ成し遂げているのもすごいし、短距離・長距離両方というのもすごい。
もうトライアスロン界のGOATと言ってもいいんじゃないかと感じます。

また自分のトレーニングへの刺激をもらいました。

 

次は10月の世界選手権2022(@ハワイ島コナ)でしょうか。
本当に楽しみです。

 

 

余談ですが、2022年スポーツ10大ニュースへのノミネート決定です(笑)。

 

 

 

 

書いた人

ダイ
ダイ
スポーツを見るのも好きなトレーニングジャンキー。サブ3.5を目指す(あと2分ちょっと…)自称中級市民ランナー。
見る方では、海外サッカー、マラソン、トライアスロン、格闘技全般、NBA、ラグビーが主な守備範囲。テニスもMLBも陸上競技も好き。
公認会計士 税理士
>>>詳しいプロフィール