こんなタイミングでアレだけど十種競技(デカスロン)のすごさは知ってほしい

ランニング、マラソン, トライアスロン, 雑感

昨日、おとといと、陸上十種競技の右代選手の世界陸上出場「内定」が誤認で、出場できなくなったというニュースがありました。

今年の日本選手権とアジア大会の成績から(両方とも優勝)、日本陸連は世界陸上出場に「内定」を決めていたものの、世界陸上を主催している世界陸連の規定により出場不可になったようです。
どうも世界陸連の方の出場資格に関する条項で、大陸のチャンピオンであっても、成績が世界的に上位クラスでないと出場できない、というのがあるらしく、それに引っ掛かっていたようです。

右代選手は、去年に親子イベントでフィジカルのすごさと子供たちに優しいところを見て応援しようと思っていたので、個人的にはただただ残念です。
でも、こういうタイミングでアレだけど、十種競技がどれだけ大変な競技で、その選手のフィジカルがどれだけすごいかは知っておいていいだろう、いや、知ってほしいと思った次第です。

 

 

十種競技(デカスロン)とは

十種競技とは、以下の10種目の競技を2日間で行って、総合成績を競うものです。

1日目:100m走、走り幅跳び、砲丸投げ、走り高跳び、400m走
2日目:110mハードル、円盤投げ、棒高跳び、やり投げ、1500m走
(競技順、スケジュールは原則的なもの)

各競技の成績(記録)にポイントが割り振られていて、その合計ポイントで上位を争います。
どれか1~2種目だけ優れていればいいというものではなく、走る競技も跳ぶ競技も投げる競技も総合的に強くないといけません。

 

打撃・投げ技・寝技なんでもありの総合格闘技(MMA)とか、スイム・バイク・ランの持久系総合力を競うトライアスロンにも似たテイストで、個人的には以前から見ていました。

いつからか?
1996年のアトランタオリンピックで、ダン・オブライエン(アメリカ)が金メダルを獲ったあたりからです。

 

余談ですが、10種競技は英語で「デカスロン(decathlon)」と言います。
10を意味する「deca」が付いていて、3種目であれば「トライアスロン」になるし、2種目であれば「バイアスロン」です。
もし5種競技があれば「ペンタスロン」、8種競技があれば「オクタスロン」と言うのでしょう(ペンタゴン、オクタゴンみたいに)。

 

日本記録がどれだけすごいか

総合力の競技なので、種目別の記録は、その競技のトップアスリートに比べると劣っていると言わざるをえませんが、我々常人からすればとんでもなく超人的です(汗)。

 

【右代選手の日本記録】
(カッコ書きの「PB」はPersonal Best、「NR」はその種目の日本記録)
(いずれも2019年9月19日現在の記録)

100m走   :11秒24(PB 11秒14、NR 9秒97)
走り幅跳び  :7m15cm(PB 7m45cm、NR 8m40cm)
砲丸投げ   :15m19cm(PB 15m65cm、NR 18m85cm)
走り高跳び  :2m03cm(PB 2m06cm、NR 2m35cm)
400m走   :49秒66(PB 同じ、NR 44秒78)
110mハードル:14秒90(PB 同じ、NR 13秒25)
円盤投げ   :50m17cm(PB 同じ、NR 62m16cm)
棒高跳び   :4m80cm(PB 5m00cm、NR 5m83cm)
やり投げ   :69m11cm(PB 73m82cm、NR 87m60cm)
1500m走  :4分32秒62、PB 4分26秒68、NR 3分37秒42)

 

ちなみに右代選手は196cm、95kgと、日本人の中ではかなり大柄です。
そばで見て「デカい!」と思ったのは言うまでもありません。「デカスリート」なだけに(笑)。

でも、それでいて脚がすごく引き締まっていて、いい意味で競走馬のようなカッコいい脚でした。

あのガタイで100mを11秒台で走り、走り幅跳びで7m、走り高跳びで2mを超えて、1500m走を4分半で走るのだから、怪物のようなフィジカルです。
瞬発系も投てき競技もジャンプ系も持久系もあるので、選手寿命が長くなさそうなイメージがあるけれど、33歳でもバリバリの第一線で活躍しているのだから、とんでもないことです。

そして、元十種競技選手の武井壮さんがすごい運動能力なのも納得です。

 

世界陸上でも東京オリンピックでも注目すべき競技の一つ!

今回の世界陸上で右代選手を見ることは出来なさそうですが、それでも十種競技は一見の価値ありです。
世界にはとんでもないフィジカルモンスターがいるものだと感じられます。

現世界記録保持者のケビン・マイヤー(フランス)の記録はハンパないです!
(たぶん今回の世界陸上に出るんじゃないかと)

 

来年の東京オリンピックでは、今回のようなことはないでしょう。さすがに。
なので、来年は応援しようと思います。

残念ながらTVですが(泣)。

 

【2019年9月22日 追記】

右代選手、世界陸上に参加できるようになったようです。
欠場者が出たことによる繰り上げで招待されたようで。
世界陸上は応援しながら見ようと思います。

 

 

書いた人

ダイ
スポーツをするのも見るのも好きなマルチスポーツプレイングマニア。
見る方では、海外サッカー、マラソン、トライアスロン、格闘技全般、NBA、ラグビーが主な守備範囲。サブ3.5を目指す現役サブ4ランナー。東京マラソンは13年連続ハズレで出走経験なし…。
BlackBerryとOAKLEYサングラスを愛用。
公認会計士 税理士
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