「最も稼ぐスポーツ選手」のトップ3をサッカー選手が独占。20年以上前は想像すらしていなかった

サッカー,雑感

最近『Forbes』で発表された「最も稼ぐスポーツ選手」の2019年版で、リオネル・メッシが1位になっていました。推定年収総額1億2700万ドル。約138億円です。
さらに、2位がクリスティアーノ・ロナウドで1億900万ドル、3位がネイマールで1億500万ドルでした(ソースはこちら)。

競争ではないのでこういう表現はどうかと思いますが、サッカーが「表彰台独占」状態。
サッカー選手が「最も稼ぐスポーツ選手」の上位を占めるこんな状況、20~30年前は想像していませんでした。

 

 

サッカー選手が1位になる機会はほとんどなかった

メッシが1位になったのは、今回が初めて。
そもそもサッカー選手が1位になることも、これまでほとんどなかったのでは?
最近ではクリスティアーノ・ロナウドが1位になっていますが、それ以前にサッカー選手がこのテのランキングで1位になったことはほぼなかったはずです。

というのも、他のスポーツの選手の方が高かったからです。
ボクシングなら、1試合で30億円超のファイトマネーを稼ぐボクサーがいるし(メイウェザーの約300億円はハンパない…)、テニスやゴルフのような個人競技なら賞金総取りにプラスして使用アイテムの契約料等々があります。
F-1レーサーも、マシンやレーシングスーツやメット、それにレース以外でのシャツなどを見れば、スポンサーが多いのが分かります。
NFL、NBA、MLBといったアメリカの人気スポーツ(球技)の選手も高額の年俸&契約料を稼いでいて、なかなかサッカーがトップになる機会はなかったです。

そんな中で、サッカー選手がトップ3を独占するとは!

 

変わったこと

サッカー選手が稼ぐようになった要因を考えると、アメリカや中国といった大きな市場で人気が上がったことと、大富豪がチームを所有するようになったのが大きいのかなぁと思います。

以前はチームスポーツでは、中国はバスケ、アメリカはアメフト、野球、アイホ、以前は圧倒的人気でした。
それがどちらの国でもサッカー人気が高まっていることで、お金の動きが活発になっていったのかなと。

さらに、海外の大富豪たちがこぞってクラブのオーナーになって、ガンガン資金をつぎ込むようになったのも大きいでしょう。マンチェスターの両チーム、チェルシー、PSG、いろいろ(笑)。
ついこないだまでは、50億円以上の移籍金で選手を獲得するなんて、なかなか発生しなかったけれど、今では100億円レベルの移籍金が毎年のように発生していますよね…。

もう一つ加えるなら、アディダスとナイキの競争も大きいかも。
メッシのアディダスと、CR7とネイマールのナイキが、サッカー界でバチバチ争っているから、契約金が高騰しているのかと。
売上に大きく貢献する費用だし、両メーカーとも惜しみなく資金を投入しているし、これからもしていくのでしょう。

いずれにしてもお金がたくさん動くようになったからこそなのでしょう。
UEFAチャンピオンズリーグ決勝が地上波で見られなくなったことからも窺えます(苦笑)。

 

まだ高騰するか?

それにしても年収100億円超えはハンパないです。
「生涯で」じゃなくて「1年で」なのがもう……(汗)。

これがさらに高騰していくのかは、ちょっと読めません…。
(メイウェザーのように単発で200~300億円稼ぐ選手はまた出てくるのでは?、と思っていますが)

上位選手は誰が見てもスゴイ選手なので、さらに年収を増やしそうな気がします。
が、今はバブルっぽさもあるように感じているので(根拠があるわけではなく、なんとな~く)、そろそろ高止まりする可能性もあるんじゃないか?、とも思っています。

他方で、サラリーや契約料だけでなく、サイドビジネスで稼いでいる選手もいるから(上位のアスリートはほとんどそうかも?)、総額となると、将来的には競技は関係なくなってくるのかもしれません。

 

大金を稼ぐことも「夢を与える」ことの大きな一つだと思うので、これからも夢を与えつづけてほしいです。
我が子が何かのスポーツ選手を目指して本気になってくれるといいなぁと願いつつ(笑)。

 

 

書いた人

ダイ
ダイ
スポーツを見るのも好きなトレーニングジャンキー。サブ3.5を目指す(あと2分ちょっと…)自称中級市民ランナー。
見る方では、海外サッカー、マラソン、トライアスロン、格闘技全般、NBA、ラグビーが主な守備範囲。テニスもMLBも陸上競技も好き。
公認会計士 税理士
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