「3」はやっぱりキリのいい数字なのか
仕事術系の書籍を読んでいると、「3」という数字をよく見かけます。
「内容とか理由とかを複数説明するときは、3つにしておけ。とにかく3つだ。」
っていう感じで(笑)。
自分もそれに倣って最近はブログに何かを複数挙げる際には「3つ」というのを心がけているのですが、この「3」という数字はやっぱりキリのいい数字なのかも、と感じます。
サッカーの監督に「3年周期」が多い
サッカーの監督は、「最近3年周期ブームなの?」と思うぐらい、就任期間が3シーズンの監督が多い気がします。
すぐ思いつく事例を挙げてみると、こんな感じです。
ジョゼ・モウリーニョ監督
ポルトで3シーズン(2001-02シーズン途中~03-04シーズン)
チェルシーで3シーズン(04-05シーズン~06-07シーズン途中)
レアルで3シーズン(10-11シーズン~12-13シーズン途中)
チェルシーで3シーズン(13-14シーズン~15-16シーズン途中)
ロナルド・クーマン監督
フェイエノールトで3シーズン(11-12~13-14シーズン)
ジョセップ・グアルディオラ監督
バイエルンで3シーズン(13-14シーズン~15-16シーズン)
ローラン・ブラン監督
PSGで3シーズン(13-14シーズン~15-16シーズン)
ウナイ・エメリ監督
セビージャで3シーズン(13-14シーズン途中~15-16シーズン)
マヌエル・ペジェグリーニ監督
マラガで3シーズン(10-11シーズン~12-13シーズン)
マンCで3シーズン(13-14シーズン~15-16シーズン)
ファビオ・カペッロ監督
ロシア代表で3年間(2012年7月~2015年7月)
そして、今季限りでの退団を発表したルイス・エンリケ監督(バルサ)も3シーズンきっかり。
モウリーニョ監督は、何かのインタビューで一つのチームに3シーズンを超えてとどまるのはキツイと言っていて、実際に過去の監督歴を見ても
1シーズン目:チームをそこそこ引き上げる
2シーズン目:開花させる
3シーズン目:成績不振になって辞任(または途中解任)
というパターンが多いです(苦笑)。
他の監督はただの偶然でしょうか?
もちろん例外はたくさんあるし、在任期間が長期の監督(アーセナルのヴェンゲル監督とか)にはできるだけ長くいてほしいなぁと思っています。
「3」じゃ足りないものもある
「3」年がキリのいい数字でないものもあります。
オリンピックやワールドカップ、EUROのようなビッグイベント。
これは3年周期では足りないと思います。
今の4年周期がちょうどいいと思います。
どの競技・大会でも、
①強化・テストのための年
②本大会出場を懸けた予選の年
③本大会の年
④本大会の余韻に浸りながら(笑)始動する年
という4年の周期は必要ではないかと。
1年でも短縮されると、けっこうしんどいと思います。
やる選手も関係者も、そして見る人も。
万能ではないとしてもバランスの取れた数字だと思う
ただ、やっぱり「3」はちょうどいい数字だなぁと、いろいろな場面で感じます。
いろんな場面で説明する時も、説明を受ける時も3つがちょうどいい気がしています。
「石の上にも三年」だし、「三つ子の魂百まで」だし、「早起きは三文の徳」だし。
この世の中は「三次元」。
「心・技・体」は3つだし、「打・投・極」も3つ。
アディダスの三本線もいわゆる「三本の矢」と同じような由来のようです。
(シューズの補強に三本のバンドを使っていたから、っていう)
それに、「三角形が最もバランスのとれた図形」とか「天下三分の計」とかいうぐらいだから、やっぱり均整のとれた数字なのでしょう。
あと、グレイシー柔術のロゴも三角形がベース(笑)。
ということで(?)、個人的に今後も「3」を意識的に使っていこうと思います。
書いた人
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スポーツを見るのも好きなトレーニングジャンキー。サブ3.5を目指す(あと2分ちょっと…)自称中級市民ランナー。
見る方では、海外サッカー、マラソン、トライアスロン、格闘技全般、NBA、ラグビーが主な守備範囲。テニスもMLBも陸上競技も好き。
公認会計士 税理士
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