テオフィモ vs シャクールを数字で見たらとんでもない差だった

ボクシング

日本時間の昨日行われたテオフィモ・ロペス vs シャクール・スティーブンソンのWBOスーパーライト級タイトルマッチ。

試合を見ましたが、シャクールの完勝に驚きとともに凄みを感じました。

そして後になって数字を見たら、さらに凄みを感じました…。

 

 

文句なしの完勝は予想外だった

ブログにも書いたとおり戦前にシャクール勝利は予想していましたが、私はあくまで「僅差または中差」だと思っていました。

それは、テオフィモが決して弱くはないし、これまでシャクールが対戦してきた相手の中でも強敵の部類に入る選手だと思っていたからです。

しかもシャクールはスーパーライト級で初めての試合。
一方のテオフィモは4度目の王座防衛戦。
この階級での経験値が明らかに違うからです。

そして私の予想では、テオフィモが早いラウンドに積極的に距離を詰めて攻勢に出て、シャクールに強烈な一撃を狙って主導権を獲りに行くだろうと考えていました。

 

それがそれが。

開始早々からシャクールに隙がない!
テオフィモはどう攻めていこうか考えながら攻撃を仕掛けているけれど、全然攻略の手がかりが掴めていないように見えました。

反対にシャクールは最初の3Rぐらいで「こりゃ大丈夫だな」と判断したのか、徐々に余裕が出ているように見えました。
元々KOを狙いに行くボクサーではないので、大振りのパンチは少なかったし、倒しに行っているようには見えなかったけれど、ジャブを的確に当てて12ラウンドをフルに使って実力の差を見せつけているようでした。

 

ワンパンKO負けだったら「あれは事故だ。もう一度やったら勝てる!」とか吠えることができるけれど、あの負け方だと何も言えないだろうなと。
テオフィモの側に立てばワンパンでKOされた方がマシなんじゃないかと思えるほどでした(苦笑)。

 

とにかくシャクールの強さを見せつけられました。

そしてますますシャクールが好きになりました。

 

数字がヤバい…(汗)

試合後、「パンチのヒット数などの数字はどうだったのだろう?」と思っていましたが、調べてみたらとてつもない差でした。

ソースはこちら↓です。
https://beta.compuboxdata.com/round-stats/16066

 

(※分子は当てた数、分母は出した数。カッコ書きは的中率)

【シャクール】
ジャブ   105/252(41.7%)
パワーパンチ 60/120(50.0%)
合計   165/372(44.4%)

【テオフィモ】
ジャブ   16/227(7.0%)
パワーパンチ 56/241(23.2%)
合計   72/468(15.4%)

 

手数を出していたのはテオフィモだけど、シャクールが倍以上当てていたという…(汗)。

フロイド・メイウェザーJrも、現役時代に完勝した試合ではシャクールのような的中率でしたが、相手の的中率をここまで低くした試合はほとんど見たことがないかも(相手の的中率は20~30%というのが多かったような)。

しかも、挑戦者ではなくチャンピオンを相手にパンチをこれだけ空を切らせるというのが驚異でした。

それにしてもテオフィモのジャブ的中率が7%って…(汗)。

 

「KOしない=塩」とは限らない

シャクールのボクシングは多くのボクシングファンからはあまり受けが良くないようです。

KOが少ないし、それほど積極的に狙いに(倒しに)行かないですからね。

 

でも、私はずっと前からMMAでもボクシングでも「判定上等」のスタンスだし、シャクールのような完璧に近いレベルで「当てさせず当てる」ボクシングを見るのは大好きです。

全然「塩(しょっぱい)」とは思いません。
むしろ「シュガー」だと思います。

メイウェザーやパーネル・ウィテカー、ジェームズ・トニーのようなディフェンスも好きだし、彼らのようなディフェンスこそが芸術的で見応えがあります。

 

まぁそこは人それぞれなのでいいですが(笑)、いずれにしてもスーパーライト級チャンピオンになったシャクールの今後が楽しみです。

スーパーライト級王座を統一するのも面白そうだし、ウェルター級に上げてデヴィン・ヘイニーと対戦するのも面白そうです。

 

 

 

 

 

書いた人

ダイ
ダイ
スポーツを見るのも好きなトレーニングジャンキー。サブ3.5を目指す(あと2分ちょっと…)自称中級市民ランナー。
見る方では、海外サッカー、マラソン、トライアスロン、格闘技全般、NBA、ラグビーが主な守備範囲。テニスもMLBも陸上競技も好き。
公認会計士 税理士
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