ウシクはこれ以上どうしたらいいのだろうか???

ボクシング

昨日ボクシングの注目試合が3試合あったのですが、その中で一番注目していたのがヘビー級四団体統一戦のオレクサンドル・ウシク vs ダニエル・デュボアの一戦でした。

 

結果は、既報の通り5ラウンドKOでウシクの勝利。
ウシクが再びヘビー級四団体統一チャンピオンになりました。

ウシクの強さを改めて認識した試合だったのですが、一つ素朴な疑問が浮かびました。

 

 

どうしたらいいの???

疑問とは、

 

「ウシクがPFP1位継続で異議はないけれど、これ以上どうしたらいいの?」

 

です。

 

ウシクはクルーザー級で四団体統一チャンピオンになってからヘビー級に転向し、今もクルーザー級が適性階級だと本人も言っています。
ヘビー級で試合をする際は、増量してヘビー級仕様の体重・筋力をつけていて、「増量の苦しみ」とも戦っているようです。

 

にもかかわらずヘビー級でも四団体統一チャンピオンになっているわけだから、凄いとしか言いようがありません。

 

しかも38歳。驚異的です…(汗)。

昨日のKO勝ちは見事だったし、PFP1位は間違いなく継続でしょう。
これに関しては文句のつけようがないと思います。

 

でも、今度9月にクロフォードがカネロをKOしたり、井上尚弥選手がアフマダリエフをKOすれば1位が入れ替わる可能性もあります。

PFPランキングは「みずもの」のような感じもするので、鮮度の高い戦績(直近の勝利)ほど高く評価される部分もあるように感じているからです。

 

で、ウシクです。

 

これ以上どうしたらいいのでしょう???

 

タイソン・フューリー、アンソニー・ジョシュア、ダニエル・デュボアというヘビー級のトップコンテンダー3人全員から2回ずつ勝っています。

しかも、3人とも1戦目よりも2戦目の方が明白な勝ち。
相手にリベンジの余地などない勝ちっぷりでした。

もうこれ以上強さを証明しようがないのではないかと。

 

階級を上げることもできないし(すでに最重量階級)、ヘビー級で張り合える選手もいません。

正直、登山で言えば登頂みたいな状況じゃないかと思うのです。

 

PFPランキングは混迷しそう…

PFPの順位付けは、これからいっそう難しくなるように思います。

 

まず、ウシク、クロフォード、井上選手の現上位3人は、揃って2階級で四団体統一チャンピオンになっているので、トップ3に食い込むには少なくとも「自身の階級で最強なのが明らか」であることが必須になるかなと思っています。

 

さらに、現トップ10は全員間違いなく素晴らしい(強い)ボクサーだし、甲乙つけがたいです。

本当に実際に同じ階級でやらせてみないと分からないくらい拮抗しているように思います(苦笑)。

 

 

 

 

 

書いた人

ダイ
ダイ
スポーツを見るのも好きなトレーニングジャンキー。サブ3.5を目指す(あと2分ちょっと…)自称中級市民ランナー。
見る方では、海外サッカー、マラソン、トライアスロン、格闘技全般、NBA、ラグビーが主な守備範囲。テニスもMLBも陸上競技も好き。
公認会計士 税理士
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