限界突破への挑戦「Breaking 4」が楽しみ!

ランニング、マラソン

今週の6月26日(日本時間だと27日?)に、ナイキによる「Breaking 4」というイベントが行われます。

 

ケニアの女子中距離のトップランナー フェイス・キピエゴンが、1マイル(≒1600m)走4分切りに挑戦するというもの。

とんでもない挑戦ですが、挑戦そのものも面白いし、成功の可能性も十分あるので楽しみです。

 

 

限界突破への挑戦

ナイキによるこのテのイベントは今回が初めてではありません。

 

2017年に、エリウド・キプチョゲ(とレリサ・デシサとゼルセナイ・タデセ)が非公認ながらマラソン2時間切りに挑戦するという「Breaking 2」というイベントが行われており、それ以来となります。
(ちなみに「Breaking 2」ではキプチョゲは2:00:25とわずか25秒届かず。2年後のINEOSによる「1:59 Challenge」で1:59:40で2時間切り達成)

 

「Breaking 2」もライブ中継を見ましたが、今回もまたライブ中継を見ようかなと思っています。

こういう人間の限界突破に挑戦するものは楽しみです。

 

「1マイル走4分切り」

今回キピエゴンが挑戦する1マイル走4分切りの挑戦は、成功すれば女子では当然初めてになりますが、男子アスリートにとっても速い記録です。

 

人類で初めて4分切りを達成したのは英国のロジャー・バニスターで、1954年のことでした。

それから71年後に女子選手が達成しようしていることもすごいことですが、それと同じくらい驚きなのは、バニスターが4分切りを達成した1年以内に、24人もの選手が次々と4分切りを達成したという話です(ガチです)。

 

つまり、誰かが「限界」と言われている記録を突破すれば、それがきっかけで更なる驚異的な記録が生まれるかもしれない、「限界」をもっと先に伸ばす可能性がある、ということです。

 

マラソンでもキプチョゲが2時間切りを達成した4年後に、故ケルヴィン・キプトゥムが2時間切りまで「あと35秒」というとんでもない世界記録を出しましたし、人間の可能性をより高める効果があるのではないかと思うのです。

 

換算するとスゲー速さ

しかしこの1マイル走4分切りというのは、とんでもない速さです。

 

400mトラック4周を4分

→トラック1周を60秒

→100mを15秒

→50mを7.5秒

 

ということです。

つまり「50m走を7.5秒で走るペースで1600m走る」ということです(汗)。

常人にとってはとんでもない速さだというのが分かるかと。

 

余談ですが、私の娘は中学までは陸上部に所属していたので、この速さで100mぐらいまでは走れましたが、高校では陸上をやっていないためか50m走で8秒を切れなくなったそうです…(苦笑)。

 

もう一つ余談ですが、私は50mを7.5秒はまだいけそう。100mを15秒も可能かと。
でも、このペースでは200~300mぐらいで限界がきそう。
てことは、残り1300~1400mは目も当てられないぐらいタレるんじゃないかと…(苦笑)。

 

「選手同士の勝負」も面白いけど「時間との勝負」も面白い

オリンピックや世界陸上では、選手同士が金メダルや入賞を争って勝負しますが、今回のこのイベントはあくまで時間との勝負。

これもまた面白いと思っています。

 

というのも、自分自身がマラソンなどのレースで後者の勝負をしているからです。

まぁレベルは全然違いますけどね(笑)。

 

4分ということであっという間に終わってしまうけれど、ものすごく密度の濃い4分になるんじゃないかと思います。

とにかく楽しみです。

 

 

 

 

 

書いた人

ダイ
ダイ
スポーツを見るのも好きなトレーニングジャンキー。サブ3.5を目指す(あと2分ちょっと…)自称中級市民ランナー。
見る方では、海外サッカー、マラソン、トライアスロン、格闘技全般、NBA、ラグビーが主な守備範囲。テニスもMLBも陸上競技も好き。
公認会計士 税理士
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