荒川ハーフマラソンに出走。初めてペースランナーにくっついて走ってみた
週末に荒川ハーフマラソンに参加しました。
640名ほどが参加という比較的小規模なレースでしたが、進行などがスムーズなうえに参加料もリーズナブルでサクッと出走するのに最適でした。
自分の走りがイマイチだったため可もなく不可もない結果でしたが(苦笑)、今回試してみたことに
「ペースランナーにくっついて走る」
というのがありました。
いつもペースランナーが…
これまでフルマラソン、ハーフマラソンには30回ほど出走していますが、大規模なレースが多いためか、ペースランナーにくっついて走ることができないでいました。
当然なのですが、大規模なレースだとスタート位置が選べません。
比較的後方からのスタートということが多く、自分が付いていきたいペースのペースランナーはスタート時点からはるか前方に。
しかも、スタート時はめちゃめちゃ混雑していてスルスルと前に進むこともままならない状態。
おまけに自分自身が慎重なので、あまりスタートからぶっ飛ばしたくない(笑)。
レースに参加した当初はペースランナーを追いかけてみたりもしたのですが、上記のような状況もありペースランナーに追い付くことはできませんでした。
折り返し地点ですれ違っても、まあまあ前方にいたりして諦めていました(笑)。
初めてペースランナーにくっつけたが…
話は戻って今回の荒川ハーフマラソンは、ありがたいことにキロあたりペース10秒毎にペースランナーがいて、ペースランナーがいる場所からスタートすることができたので、初めからついていくことできました。
もちろん自分だけでなく同じペースで走ろうとしている他のランナーも多く、各ペースのペースランナーを先導にした集団が形成されていました。
「おお!集団で走るって、こんな感じか!」
というのが最初の感想でした。
普段一人で走っていて、集団で走ることなどないですからね(笑)。
しかし、自分の今の走力に合うペースでなかったからか、5km過ぎから集団から遅れていき、6km地点で完全に単独走になりました。もちろん遅い方の(泣)。
先頭集団からこぼれていくエリートランナーの気持ちを擬似体験することができました。
「まあしゃあない」と割り切って、それでもペースが落ちないように努めたのですが徐々にペースが落ちていき(苦笑)、ラスト4.5kmあたりからはキロあたり10秒遅いペースで走っていたペースランナーとそれについていく集団に吸収されました。
さすがにこの集団からもこぼれたくなかったのでペースランナーの背後に食らいつき、10秒遅いペースだったこともあり、フィニッシュまでこぼれることなくついていくことができました。
正味約10kmほどペースランナーにくっつけたのですが、残りの11kmほどは単独走だったので(苦笑)、結果的に比較がしっかりできました。
ペースランナーにくっついて走るメリット
ペースランナーにくっついて走ってみて、以下のようなメリットがあるなと感じました。
1.時計のチラ見が不要になる
まず感じたのは「腕時計で自分のペースやラップタイムをチラ見する必要がないな」ということでした。
単独で走っていると、自分がどのぐらいのペースで走っているか(ペースが上がり過ぎていないか or 落ちていないか)を数百メートル~1kmおきに確認しておく必要があります。
普段の練習では感覚で「だいたいこのぐらいのペースかな」というのが分かっても、レースではテンションが違うなどでズレていたりすることが多々あります。
そのため、レースでは時計をよくチラ見するのですが(フルマラソンなら100回ぐらい見るかも…(^^;))、ペースランナーにくっついていればその必要がなくなります。ペースランナーがペースを確認してくれるからです。
なので、ただただペースランナーについて行けばよく、自分は「遅れないように」とか「周囲の人とぶつかったりしないように」とかにより注意を払うことができます。
これはいいなと感じました。
2.周りのランナーと連帯感を持てる
ペースランナーにくっついて走っているのは自分だけではなく集団になります。
そのため、自分も他のランナーも目標タイムを目指して必死に食らいつきます。
そうしていると、勝手に(本当に勝手に)周りのランナーと連帯感を持った気分になれます。
しんどいのはみんな一緒だし、少なくとも周りのランナーは自分と同じような目標タイムを目指しているわけで、「みんな頑張ろうぜ!」という気持ちになれます。
そうすると、ちょっとだけかもしれないですが、一人で走っているときよりも頑張れる気がしました。
3.風よけにできる
ズルいかもしれないですが(苦笑)、ペースランナーや集団の背後で走っていれば風よけになってもらうことができます。
風が強い時と弱い時では、ペースも疲れ方も全然違ってきます。自転車のレースと一緒です。
一人で走っている時は全方向の風を受け止めて走るしかないですが、集団で走っているときはなるべく集団の中に(外側ではなく)ポジションをとることで風をあまり受けずに走ることができます。
これもいいなと思いました。
自分の場合、レース中一人で走っているかと思いきや、他のランナーの風よけに利用されることもよくあります。
身長180cmで、ややゴツめの体格なもので(苦笑)
なるべく集団内で走ろうかな
今回ペースランナーにくっついて走ってみて、集団の中で走るのは意外といいなと感じました。
エリートランナーがペースランナーを先頭にして集団を形成している意味がよく分かりました。
東京マラソンなどの大規模なレースでは、スタート位置が不安定なのでペースランナーにくっつくことは難しそうですが、ペースランナーでなくても自分と同じようなペースで走っている人たちを見つけたら、くっついて走るのもアリだなと。
その人たちが徐々に遅くなってきたら、周囲のちょい速いランナーたちにくっつくようにして。
ヤドカリみたいな(笑)。
今後のレースでの走り方の参考になりました。
書いた人
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スポーツを見るのも好きなトレーニングジャンキー。サブ3.5を目指す(あと2分ちょっと…)自称中級市民ランナー。
見る方では、海外サッカー、マラソン、トライアスロン、格闘技全般、NBA、ラグビーが主な守備範囲。テニスもMLBも陸上競技も好き。
公認会計士 税理士
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