「What if …?」はサッカーにもあるのかもしれない
去年、Disney+で『What if …?』というタイトルのアニメが放映されました。
映画『アベンジャーズ』のスーパーヒーローたちが別の運命を辿っていたらどうなっていたか?…みたいな内容です。
(私はまだ見ていません…(^^;))
おそらく(私を含む)多くの人にも人生の分岐点となる出来事などがあり、そこを振り返れば「What if …?」と思うことがあるかと思います。
で、「What if …?」はサッカー界にもあったようです。
↑の画像はGoodson Dakaというザンビアの人のSNSへの書き込みなのですが、ざっくり要約するとこんな内容。
キリアン・エンバぺのお父さん(2018年)
「初めは息子をカメルーン代表でプレーさせたかった。でも、カメルーンサッカー協会の人が私にはとても支払えないようなお金を要求してきたんだ。フランスサッカー協会は何も求めなかったがね」
アフリカでは今もひどい不正が横行している。もし選手たちに代表チームでプレーするのにお金を要求しなかったら、アフリカの国々にはスターが勢ぞろいしていたはずだ。
アフリカ出身の選手がヨーロッパの国の代表としてプレーしていることを責めることはできない。ブレール・エンボロは賄賂を要求されたが、お金がなかったのでスイスへ渡った。そして、スイス代表としてワールドカップでカメルーンから得点した。罰が当たったわけだ。
アフリカの国々は、不正が横行しているせいで多くのビッグネームを失っている。不正がなくならない限り、アフリカの国がワールドカップで優勝することはないだろう。
この話が真実かどうかは分からないですが、信ぴょう性は高いと勝手に思っています。
明確な根拠があるわけではないのですが、2015年にあったFIFAの汚職事件(お食事券ではない)に見られるように、サッカー界で大金が動いているのは容易に想像でき、そこに権力が絡めばこのテの不正はありうるよなと思うからです。
日本の東京オリンピック2020でも汚職がありましたしね。
で、真実であれば、キリアンもエンボロもカメルーン代表になっていた可能性もあったわけです。
同じような事情でヨーロッパの国の代表になっている選手は他にもいるのでしょう。
もしキリアンがカメルーン代表だったら…
そう思うと、いろいろ想像が膨らみます。
フランスは前回大会、今大会と決勝まで勝ち上がれなかっただろう。
キリアンがカメルーン旋風を起こしていたかもしれない。
とかとか。
そして、そう思うと、今フランス代表選手が被害を受けていると報じられている人種差別も絡めた誹謗中傷には「なんでそんなことするのよ?」と、憤りを感じずにはいられません。
フランス代表になって、ワールドカップ決勝まで勝ち上がった立役者たちなのに。
人種差別も誹謗中傷もダメだよ。
文化の違いとか関係ないでしょ。
そんな苦味も少し残ったワールドカップ2022でした。
書いた人
-
スポーツを見るのも好きなトレーニングジャンキー。サブ3.5を目指す(あと2分ちょっと…)自称中級市民ランナー。
見る方では、海外サッカー、マラソン、トライアスロン、格闘技全般、NBA、ラグビーが主な守備範囲。テニスもMLBも陸上競技も好き。
公認会計士 税理士
>>>詳しいプロフィール