GOATの現役引退でも残念に思わないこともある

雑感

トム・ブレイディが正式に現役引退を表明したそうです。

NFLに関しては熱心なファンというわけではなく、毎年のスーパーボウル中継ぐらいしか見ないのですが、トム・ブレイディの名前は長く知っていました。

 

後述のスーパーボウルを制覇した記録もすごいですが、並外れたフィジカルと精神力とケガ耐性が求められるNFLで44歳まで現役を続けてきたこともすごいです。

「NFL史上最高のQB」と言っても華厳の滝…いや、過言ではないでしょう。

 

 

スーパーボウル制覇最多記録

ブレイディは、個人としては通算7度もスーパーボウルを制覇しています。

スーパーボウルを7度制覇したチームはゼロ。
最多6度タイのチームはニューイングランド・ペイトリオッツとピッツバーグ・スティーラーズなのですが、ペイトリオッツの6度は全てブレイディ在籍時のもの。

歴史を作ったと言っても華厳の滝…いや、過言ではないでしょう。

 

観るだけで伝わる激しさ・ヤバさ

NFLはTVで見るだけでもタフな競技だと感じられます。

ボブ・サップやブロック・レスナーみたいなイカツイ選手同士がぶつかり合っているし、QBはそんなイカツイ選手のタックルを受ける可能性もあるわけです。
プロテクターやヘルメットを装着しているとはいえ、その衝撃は強烈ではないかと。

よく言われる「軽トラに轢かれるぐらいの衝撃」というのは華厳の滝…いや、過言ではないと思っています。

 

だから、若くしてケガが原因で現役引退せざるをえなくなる選手もたくさんいるし、引退してからも後遺症のある選手も多くいます。
(映画『コンカッション』を見るとよく分かります)

それだけに40歳を過ぎても現役で、しかも40代でもスーパーボウルを制覇してMVPも獲得しているブレイディには「スゲー」というほかありません。

ついでにいうと、男の自分が見てもイケメンだと思うし(笑)。

 

「残念」ではなく「あっぱれ!」

いちゃもんのつけようがない戦績で、しかも44歳まで現役を続けて、しかも致命的なケガを負うことなく現役を終えるので(後遺症などがないといいです)、思うのは「残念」ではなく、、むしろ「あっぱれ」です。

海外では引退する人に対して「Congrats!(おめでとう)」とコメントすることが多いですが、まさにブレイディに対しては「Congrats!」です。

アメフトをしている人からすればGOATが引退するわけで、今のバスケでいえばレブロン・ジェームズ、今のサッカーでいえばリオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウドが引退するような感じではないかと。

 

一つの時代が終わったと思うのと同時に、どういうわけか今年のスーパーボウル(※)まで終わった感じもします。

まだやってないのに(苦笑)。

(※)2022年2月14日(日本時間)に行われる予定。

 

【2022年3月14日 追記】
ブレイディ、引退を撤回しましたね。
それはそれでよいことだと思っていますが、固い意思をもって引退表明したものだと思っていたので、「え?そうなの?」とちょっとあっけにとられました(苦笑)。

 

 

 

 

書いた人

ダイ
ダイ
スポーツを見るのも好きなトレーニングジャンキー。サブ3.5を目指す(あと2分ちょっと…)自称中級市民ランナー。
見る方では、海外サッカー、マラソン、トライアスロン、格闘技全般、NBA、ラグビーが主な守備範囲。テニスもMLBも陸上競技も好き。
公認会計士 税理士
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