体重超過問題がなくなるためにはどうしたらいいか考えてみた

ボクシング,MMA

階級制の競技では、体重超過によるルール(契約)違反の問題があります。
最近ではボクシングや格闘技に多く見られるかと。

ここではボクシングとMMAに限定しますが、この体重超過問題を解消する…いや、可能な限り少なくするためにどうしたらいいかというのを考えてみました。

 

 

減量が勝負を分ける要素になっている

近年のMMAを見ていると、試合前の減量が一つの「勝負」になっている感じがしています。

通常体重が契約体重よりも10kg近く、あるいはそれ以上あり、そこから計量時までに計画的になんとかして落とす選手が多いです。

そして、その途中で体調不良を起こしてしまい、体重超過になってしまうことが多いようです(体重超過の原因はそれだけではないでしょうけど)。

本当に減量が勝負の一つになっているなと感じます。

 

なんでこういうことになっているかというと、試合時にパワー(打撃の威力や体格的な圧力、打撃耐性)で相手よりできるだけアドバンテージをとりたいからです。

一気に減量した選手は、計量後~試合当日の間に一気に戻します。
上手い選手は、試合時には数階級上の体重にまでリカバリーします。

相手に体格でハンディキャップを負いたくない、むしろアドバンテージにしたいとなると、「減量&リカバリー」も試合の一要素になってくると思うのです。

 

でも技術的には可能でも、カラダがちゃんとついてきてくれるかはやってみないと分からず、だからこそ体調不良を起こしたり、結果的に体重超過してしまったり、というのがあるのかと。

それに、計量直前に塩抜きや水抜きをしている選手も多いようで、少なくともその過程で内臓などにけっこうな負担をかけているはず。

試合も命懸けですが、減量も命懸けです。

 

それを乗り越えている選手は尊敬しますが、やっぱり心配でもあります。

 

計量当日だけでなく、もっと前からルール化したらどうか

体重超過問題が頻発しているのは、計量当日のみに体重のターゲットが絞られているのが問題なのでは? と思っています。

試合前日の計量時に契約体重になっていればいいというルールになっているので、短期間に「えいやっ!」という減量になっているのかと。

 

であるならば、もっと前から段階的に計量を行って体格差を極小化していってもいいのではないかと思うのです。
試合時の体格的な有利・不利をなくす意味でも。

 

たとえば、こんな感じで複数回の計量&体重ルールにすればどうかなと。

・試合2週間前に予備計量。契約体重の5kg以内ならパス
・試合1週間前に予備計量。契約体重の3kg以内ならパス
・計量前日の予備計量。契約体重の1kg以内ならパス
・本計量では契約体重以内ならパス

みたいな。
(数字はあくまで一例です。ついでにドーピング検査もやれば効率的?)

 

これだと無茶な減量はしにくくなるんじゃないかと。
試合時のリカバリーもそんなに出来ないでしょう(逆にカラダが重たくなる)。

他方でデメリットは、選手も運営サイドもすごく面倒なことです(苦笑)。

 

もちろんこんなルールになっても体重超過してしまう選手は出てくるでしょう。
ただ、予備計量だけはリトライできるとか、ある程度の猶予を与えるなどの比較的緩やかなルールにすれば、少なくともガッカリするような体重超過は激減するんじゃないかなと思います。

体重超過に対して厳罰化するというのもたしかに一案ですけど、計量のルールを見直す方法もアリじゃないかなぁと思った次第です。

 

安全面にも配慮されるとベスト

こういうルールがあればいいんじゃないかと考えてみたものの、計量場所への移動や頻度、計量のためのマンパワー等々を考えると、あまり現実的ではないですね(苦笑)。

ただ、体重超過で試合が不成立になったり後味の悪い試合になってしまうのもイヤだし、急激な減量で選手のコンディション、ひいては長期的な健康にまで影響が及んでしまうのも考えものかと。

なので、現行の計量ルールから安全面にも配慮される形で改正されればなぁとは思っています。

 

毎回計量できっちり契約体重に合わせてくる選手は本当にすごいなと思います。
40代半ばになり、なかなか思うようにカラダを絞れない自分にとっては(苦笑)ただただ尊敬です。

 

 

 

書いた人

ダイ
ダイ
スポーツをするのも見るのも好きなトレーニングジャンキー。
見る方では、海外サッカー、マラソン、トライアスロン、格闘技全般、NBA、ラグビーが主な守備範囲。サブ3.5を目指す中級市民ランナー(あと6分弱…)。東京マラソンは13年連続ハズレだったのが、2021年10月の大会に初めて当選。果たして走れるのか⁉
BlackBerryとOAKLEYサングラスを愛用。
公認会計士 税理士
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