スポーツの過密スケジュールはどうにかならないのだろうか?
近年、いろんな競技でスケジュールがタイトになっているように感じます。
特に、サッカーとテニス。
選手が負傷したというニュース記事を見る度に「どうにかならないのだろうか?」と思っています…
メリットがあるのは分かる
大会や試合が多いことにメリットがあるのは分かります。
(以下、サッカーを例に)
大会を運営する側やチーム経営陣としては、諸々の収入(チケット、TV放映権、スポンサー料、グッズ等々)が増えるでしょう。
大会規模が大きければ参加チームも多くなり、小さなクラブチームでもビッグクラブと試合するチャンスができるので、クラブの大小に関係なく都合が良いのだろうなと。
見る側も、試合数が多い方が観戦の機会が増えるでしょう。
スタジアムで観戦しようにも、なかなかチケットが取れない強豪チームなら尚更です。
クラブW杯だって、昔の欧州vs南米の一発勝負よりも、現行の各大陸チャンピオンによるトーナメント方式の方が観戦機会が増えます。
そんなメリットがあるのは分かります。
デメリットを考えるとどうも…
でも、デメリットもあります。
それを考えると「どうにかならないかなぁ」と思ってしまいます。
とにかく、選手にとってしんどい!
試合数が年中多くて、全然休まらないのでは?
選手の運動量は、20~30年前に比べると確実に上がっています。
走行距離もさることながら、フィジカルコンタクトによる消耗も増えているはず。
(削りに行くようなラフプレーは厳格化されて減っているとは思うけど)
なのに、試合数が増えているという…
CL(EL)、国内リーグ戦、国内カップ戦、代表の試合…で、ほぼ毎週2試合をこなしているのでは?
おまけに、シーズンオフ期間も世界各地を飛び回ってプレシーズンマッチをやったりしているし。
選手層の厚いクラブなら、ローテーションで選手をうまく回して疲労を軽減させることが可能でしょうけど、それでも「絶対に外せない選手」というのはいるはずで、そんな選手から消耗していくんじゃないかと。
テニスもしんどい!
テニスもしんどいです。
四大オープンの合間にATPツアーの大会があちこちで立て続けに開催されていて、上位選手は一定数の大会に出場する義務があるそうで…
(世界ランキングトップ30の選手は、ATP1000の大会に9大会中8大会、ATP500の大会に11大会中4大会とか…)
世界ランキングも、ATPツアー(四大オープン含む)の大会成績の年間累積ポイントで決まるようなので、ケガ等をして大会を欠場すれば、それがランキングに直接影響します。
最近の世界ランキングを見ていると、もちろん四大オープンで優勝した選手が上位にいるのは分かるのですが、「上位に入るには、タフさもないと無理だろうなぁ」と感じます。
試合の勝率以上に数をこなすことがカギだな、と。
「タフネスランキング」も少なからず含まれている感じがしています。
最高のパフォーマンスを楽しみたい!
全豪オープンでラファエル・ナダルが途中棄権したのを知って、書かずにはいられなくなりました。
サッカーもテニスもちょっとキツイんじゃないの?
こないだやっていた高校サッカーもそうだし、もう少し選手のコンディションのことも考慮したスケジュールを組んでほしいものです。
個人的には「タフネス選手権」も嫌いではないですが(笑)、それ以上に一流選手同士の卓越した技術や戦術、駆け引きのやり取りが見たいし、そのためには選手が万全のコンディションであることが前提だと思っています。
というわけで、サッカー、テニスに限らず、「どうにかならないものかなぁ?」と思っています。
川内選手を見ていると、「マラソンの選手はもうちょっとやれないだろうか?」と思ってしまいますが(笑)。
書いた人
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スポーツを見るのも好きなトレーニングジャンキー。サブ3.5を目指す(あと2分ちょっと…)自称中級市民ランナー。
見る方では、海外サッカー、マラソン、トライアスロン、格闘技全般、NBA、ラグビーが主な守備範囲。テニスもMLBも陸上競技も好き。
公認会計士 税理士
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