ここ数年のNBAに物足りなさを感じる2つのこと

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もうすぐNBA16-17のレギュラーシーズンが終わろうとしています。

残り数試合ではプレイオフ出場争いと組み合わせ(レギュラーシーズンの順位によって自動決定)が注目どころかと思う今日この頃。

今シーズンはまだ終わっていないし、むしろこれからなのですが(苦笑)、ここ数年「う~ん、ちょっと物足りないなぁ…」と思うことが二つあります。

 

 

1.強烈なビッグマンがいない…

デカいセンターが少なくなっていることは以前にも書きましたが、身長の大小に関係なく、強烈なインパクトのあるセンターがいないなぁ…と。

シャキール・オニールは強烈すぎたけれど(笑)、突出したセンターがなかなか出てこないことに寂しさを感じます。
大きくてフィジカルの優れたセンターがたくさんいた90年代が異常だったのか、それとも全然いない今が異常なのか分からないけど、それにしても寂しい。

個人的に、とてつもなくデカい選手がバッコンバッコンとダンクをぶちかますところもNBAの魅力の一つだと思っています。現実離れした感じがして(笑)。

速攻などで見せる勢いのダンクもいいけれど、デカい選手がゴール下から軽くジャンプしてぶちかますパワフルなダンクも好き。

そんなシーンが少なくなっているのが「ちょっとなぁ…」と。

 

今はアウトサイドからのシュート精度が試合の流れを左右するような感じになっています。
シュートが上手い選手が出てきたことも大きな要因なのでしょうけど、強烈なビッグマンがいないというのも大きいんじゃないかなぁと。

インサイドを支配する選手がいなくなった、だからアウトサイドからの得点に頼らざるをえないのかなぁと、見ていて感じます。
もちろん、どの選手も相手ディフェンスにスキがあればインサイドをガンガン攻めるのでしょうけど。

 

今の得点ランキングを見ても、生粋のセンターと言えるTOP10の選手はデマーカス・カズンズぐらいでしょうか。
平均27点前後だし、リバウンドも平均11前後なので数字的には申し分ないのですが、ちょっとインパクトが足りない(苦笑)。

得点ランキングを見ると、上位3人(ウェストブルック、ハーデン、トーマス)は全員ポイントガード。技術もフィジカルも優れたPGがたくさん出てきたという見方もあるでしょうけど、個人的にはそれ以上にビッグマン不在を感じます。

 

オラジュワン、ユーイング、ロビンソン、シャック、モーニングのような優れたセンターだけでなく、パリッシュ、レインビア、サイカリー、イートン、ボル、ムトンボ、ミュアサン、ディバッツ、スミッツ、サボニスのような渋い、デカい&個性的なセンターがたくさんいた90年代が懐かしい……

 

2.ゴリゴリのタイトなディフェンスが少なくなった…

ついこないだ90年代の試合を見て気づいたのですが、昔の方がディフェンスがタイトだったように感じます。

ルール変更(ゾーンディフェンス解禁、フィジカルコンタクトに対する厳格化等)があったことが最大の要因なのでしょうけど、たまに昔のNBAを見ていると「うわ~、すげーディフェンスだなぁ」と感じます。

特にチャック・デイリーが指揮していた頃のデトロイト・ピストンズと、パット・ライリーが指揮していた頃のニューヨーク・ニックス。大好きでした。シカゴ・ブルズとのプレイオフは見ていて本当に面白かったです。
今でもジョーダンが凄いと思うのは、あの時のゴリゴリのディフェンスのピストンズ、ニックスと真っ向勝負していたからだと改めて感じます。

 

周期なのか?そろそろ出てきてほしい

近年のシューターによる「スプラッシュ祭り」(勝手に名付けました(^^))も見ていてすごいですが、たま~に90年代の強烈なビッグマンやタイトなディフェンスが見たくなります。

今は「ビッグマン不在・シューター全盛」の周期で、いずれ入れ替わる時期が来るのかもしれないですが、そろそろ強烈なビッグマンや武闘派集団のようなチームが出てきてほしいなぁなんて思います。

 

 

書いた人

ダイ
ダイ
スポーツを見るのも好きなトレーニングジャンキー。サブ3.5を目指す(あと2分ちょっと…)自称中級市民ランナー。
見る方では、海外サッカー、マラソン、トライアスロン、格闘技全般、NBA、ラグビーが主な守備範囲。テニスもMLBも陸上競技も好き。
公認会計士 税理士
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