「ヒョードル vs ミルコ2」。見てみたいけれど、テンションは12年前より80%減
ミルコ・クロコップが、引退試合をするならばその相手にヒョードルを望んでいるとか。
ヒョードルとミルコの一戦は、12年前のPRIDEで生観戦しました。
試合前の「煽りVTR」は申し分ないくらい素晴らしく、試合直前のゾクゾク感は今でもMMA史上最高だと思っています。
試合自体も緊張感が高くて心拍数が上がり、観ているだけでちょっとした有酸素運動のような感じだったので(笑)、「またやるなら見てみたいかも」と思っていました。
ただ、12年前と同じテンションかというと、全然そうではないです。
12年前と比べると、テンションは80%ぐらい低いです(苦笑)。
もはや「最強」を決める試合ではない
一番の理由は、2人ともとっくにピークを過ぎていることです。
最初の対戦当時は、両者30歳前後。フィジカルがピークに近い状態でした。
それに、当時のUFCヘビー級にはまだ怪物のような選手がおらず、PRIDEの方が大物揃いでした(この後にケイン・ヴェラスケスやジュニオール・ドス・サントスが出てきたのですが…)
ヒョードルはまだPRIDE無敗、ミルコも紆余曲折あったものの当時は「最強の挑戦者」だったわけで、あの時の言葉で言うなら本当に「60億分の1」を決める試合だと思っていました。
翻って今はどうかというと、2人とも40歳オーバー。
この12年の間に多くの苦戦といくつかの敗戦をしているし、コンディションも「万全」が保証しにくい状態。
仕方ないといえば仕方ないのでしょうけど、やっぱりテンション激減は不可避です…
「見たくない」と言ったらウソになるけど、TV観戦でもいい
12年前の試合とは状況が全然違うので、「もういいや」という人もいるでしょう。
でも、自分の場合「見たくない」と言うと、それはウソになります。
やっぱり見てみたいです。
もはや「レジェンド対決」みたいな位置づけでしょうけど、40歳を過ぎた2人がどこまでキレを取り戻して、どういう展開になるのかは興味深いところです。
(自分も40代なので刺激を受けたい、というのもある(^^))
ただ、「お金を払ってでも見たいか?」と聞かれると、正直ビミョー(苦笑)。
今はTV観戦でもいいかなぁと思っています。
…と、ここまで書いて思うのは、
「ヒョードルの6月のマット・ミトリオン戦は大丈夫だろうか?」
ということ。
ミトリオンは、体格でヒョードルよりはるかに大きいので決して侮れません。
アントニオ・シウバ戦のように体格・体重差を利用されるかもしれないし、これまでのダメージの蓄積もあるので一発でも入ればヤバいでしょう。
万一この試合でやられてしまったら、ミルコ戦の実現は難しそうだし、実現したとしてもテンションは更に下がるでしょう。
反対に、この試合で「ヒョードル健在」と分かれば、今よりもテンションが上がって注目したくなりそう(笑)。
書いた人
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スポーツを見るのも好きなトレーニングジャンキー。サブ3.5を目指す(あと2分ちょっと…)自称中級市民ランナー。
見る方では、海外サッカー、マラソン、トライアスロン、格闘技全般、NBA、ラグビーが主な守備範囲。テニスもMLBも陸上競技も好き。
公認会計士 税理士
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