イングランドの摩訶不思議。なぜ「母国」から名監督が出てこない?

サッカー

フットボールの母国イングランド。
サッカーもラグビーもイングランドが発祥の国。

そのイングランドに関して、サッカーにもラグビーにも共通する一つのナゾがあります。

 

 

どういうわけか「名監督」が出てこない…

これまでにイングランドからは、サッカーもラグビーも「名選手」はたくさん出てきています。

自分の同世代では、デビッド・ベッカムとジョニー・ウィルキンソンが最初に挙がります。
二人とも正確無比な名プレースキッカーで、「プレースキックだけ見るためにお金を払ってもいい」と思える選手でした。
(ポール・スコールズも好きな選手の一人でした)

 

今はサッカーもラグビーも「コイツは世界トップクラスに化けるんじゃないか!?」という選手が出てきていないし(苦笑)、両方とも代表チームは直近のW杯ではパッとしない成績でしたが(苦笑)、それでも「母国」としての存在感は要所要所で見せています。
(フォローになっている?(^^;))

 

でも、「名監督」っていないなぁと、ふと気づきました。

サー・アレックス・ファーガソンはスコットランド人だし、マット・バスビーさんもスコットランド。将来監督としての活躍を期待したいライアン・ギグスはウェールズ。

イングランド人監督と言えば、ボビー・ロブソンとテリー・ヴェナブルズさんが挙がるけれど、EUROやCLのようなビッグタイトルとは縁がなかったです。

もちろん、その時の選手の状況等も要因でしょうけど、それでも何かすごい戦術をしていたとか、インパクトはなかったかなぁと。

 

あ!「私の戦術はロナウド」(by ボビー・ロブソン)というのがあった!(笑)

 

なぜ?

「名選手、名監督にあらず」という言葉があるので、かつての名選手から出てくる必要はないのですが、名選手じゃなかった元選手(失礼!)からも名監督は出てきていません……

 

「なんでだろう?」と思うのですが、すぐに答えが見つかりません。
「もしかしたら…」と思うのは、今のような緻密な戦術に明るい選手がまだ監督として出てきていないからかなぁ?、というのはあります。

かつてのイングランドは、代表もクラブもロングボール主体の戦術でした。
最終ラインからズドーンと長身FW目がけてロングフィードを放って、こぼれた球を自分か他の選手が拾って得点につなげる、みたいなパスワークが少ない、相手のDFラインを崩しにいくことが少ない「肉弾戦」主体だった印象があります。

ファーガソン監督時代のマンUは数少ない例外の一つでしたけど。

チェルシーも、ジャンフランコ・ゾラやジャンルカ・ヴィアリが入るまではロングボール主体でしたね。

 

あ!変わったきっかけって、「ボスマン判決」か!
この頃から外国人選手・監督が加わって、イングランドサッカーのテイストが変わった気がします。

 

と考えると、まだ現代サッカーの戦術に明るいイングランド人の元選手が出てきていないのかもしれないなぁ、と思います。

もう少ししたら(2020年以降?)、出てくると期待したいです。

 

ラグビー代表は期待大。名監督が出てくるかは分からない(苦笑)

イングランドに名監督が出てこないなぁと思ったのは、ラグビーイングランド代表の躍進を知ってからです。

日本代表前監督のエディ・ジョーンズさんが、2015年W杯後にイングランド代表監督に就任してからテストマッチ16連勝だそうで。
「どうなっちゃったの?」って感じです(笑)。
(ちなみにですが、ラグビーでは「監督」というより「ヘッドコーチ」ですね)

今まで伝統的にイングランド人だったのが、オーストラリア人のジョーンズさんになってから大化けしていることに驚きです。

16連勝というのは紛れもなく実力だと思うので、2年後のW杯日本大会は期待大です。
もう優勝候補に挙げてもいいかなと(笑)。

 

でも、今後イングランドからラグビーでも名監督が出てくるかは分かりません(苦笑)
サッカーと同様、2020年以降かもしれません。
(根拠は特にない…(^^;))

 

 

書いた人

ダイ
ダイ
スポーツを見るのも好きなトレーニングジャンキー。サブ3.5を目指す(あと2分ちょっと…)自称中級市民ランナー。
見る方では、海外サッカー、マラソン、トライアスロン、格闘技全般、NBA、ラグビーが主な守備範囲。テニスもMLBも陸上競技も好き。
公認会計士 税理士
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