一番感動したオリンピック開会式はちょうど20年前。あの感動を上回ることは二度となさそう

雑感

20年前の今日、1996年7月20日(現地時間19日)は、アトランタ五輪の開会式があった日なのだそうです。

当時21歳だった私は、その開会式を生中継で見ていました。

あれから20年経ったとは……歳をとったものです(苦笑)。

 

 

涙腺が崩壊した20年前

五輪の開会式のメインイベントは聖火の点火式。
最終聖火ランナーが聖火台や点火スポットに立って行います。

聖火の点火も担う最終聖火ランナーは世界的に有名な人が行うので、当時も「一体誰がやるんだろう?」とワクワクしていました。

 

この4年前の1992年アルベールビル五輪の最終聖火ランナーがミシェル・プラティニだったので、「超有名なアスリートかな?」とかいろいろ。

で、自分の中ではロス五輪銅メダリストで、当時マイク・タイソンとの対戦を控えていたイベンダー・ホリフィールドだろうと予想していました。
地元アトランタで育った選手だし、既に世界的に有名だったので、けっこう自信を持っていました。

 

ところが、スタジアム入りの最初のランナーとしてホリフィールドが登場。

予想は見事にハズレ(苦笑)。

 

そして競泳で複数の金メダルを獲得したジャネット・エバンスがリレーを受けたので、誰になるのか見当がつかなくなりました。

「一体、誰が最後やねん?」と。

 

ジャネット・エバンスが点火スポットまで到達した時に「答え」が分かりました。

 

 

 

モハメド・アリ。

パーキンソン病による手の震えを抑えながら点火をしていました。

 

当時『Muhammad Ali The Whole Story』をしょっちゅう見て、アリを「ボクサー以上の存在」として見てきて、パーキンソン病で身体が不自由なことも知っていました。

そんなアリが聖火の点火をするなんて、まっっっったく想像していなかったので、急激に感動が押し寄せてきました。

 

 

涙腺崩壊……

 

当時のTV中継で、感動して涙する米国人のおじさんが映し出されていましたけど、日本人の21歳の青年も同じような状況でした(笑)

 

あの時と同じくらいの感動をちょっとだけ期待したい

あんなに感動した開会式は今までにないし、多分今後もなさそうだなぁと思います。

 

リオ五輪の最終聖火ランナーは「ペレかな?」と予想しています。
予想通りだったらあまり感動しないので(笑)、サプライズを期待したいです。

 

4年後の東京では「ああ、東京でやるんだなぁ」というちょっとした感慨はあるでしょうけど、よほど素晴らしい演出じゃないと泣くほどは感動しないだろうなぁと(笑)。

でも、ちょっとだけ期待したいです。

 

 

20年経ってアリはもういないけれど、いつまでも記憶には残りつづけます。
(男子バスケ決勝のハーフタイムの時の金メダル授与式も感動的でした)

 

やっぱりアリは特別だなぁと、しみじみ感じます。

 

 

書いた人

ダイ
ダイ
スポーツを見るのも好きなトレーニングジャンキー。サブ3.5を目指す(あと2分ちょっと…)自称中級市民ランナー。
見る方では、海外サッカー、マラソン、トライアスロン、格闘技全般、NBA、ラグビーが主な守備範囲。テニスもMLBも陸上競技も好き。
公認会計士 税理士
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