「もしもマラドーナだったら・・・」と思うと、メッシの代表引退宣言はまだ早い!
昨日のコパアメリカ決勝での敗戦を受けて、リオネル・メッシが代表引退宣言をしたそうです(今これを書いている時点では、代表引退が正式に決まったのかどうか不明)。
まだやり残していることがあると思うし、(シメオネさんになったつもりで)「心折れてるんじゃねえ!」と言いたいです(笑)
A代表で何を残したか?
メッシは、W杯に3大会出場しています。
2006年ドイツ大会(当時19歳) ベスト8でドイツにPK戦で負け
2010年南アフリカ大会(当時23歳) ベスト8でドイツに0-4で負け
2014年ブラジル大会(当時27歳) 決勝戦でドイツに0-1で負け
06年大会のドイツ戦には出場していなかったけれど、3大会連続でドイツに負けています。このままドイツに負けっぱなしでいいのでしょうか?私はそう思いたくありません。
バルサでは、12-13年のCLでバイエルンにコテンパンにされたけれど、その翌々年にきっちりリベンジして優勝しています。クラブと代表で全然違うけれど、「ドイツ代表に同じようにリベンジしないでいいのか?」と言いたいです。
「代表や~めた」なんて言ってる場合じゃない!
もしもマラドーナだったら…?
今回のコパアメリカで優勝できなかったのはそりゃ辛いし、まして自分のPK失敗が響いているわけだから相当ショックなのは分かります。
でも、まだまだ代表で必要とされるのに引退はないだろう、と思います。
もしも29歳のマラドーナが今のメッシと同じ境遇だったら、ここで引退宣言はしないと思います。大きなケガをしているわけでもないし、高齢でもないし。逆に、「2年後のW杯は絶対優勝する!」ぐらいの力強い言葉が出ていたでしょう。
メッシの代表引退宣言の本当の理由がよく分からないけれど、仮にアルゼンチンサッカー協会(AFA)に対する不満だとしても、マラドーナだったらAFAのことをボロクソに批判して「このままならプレーしたくない」とはっきり注文をつけるだろうし、理由が監督に対する不満だとしても同じようにするでしょう。
そんな「もしもマラドーナだったら?」を考えると、「おいおい、引退はまだ早いよ」と言いたくなります。
チャンスはまだ2年後にある!
メッシに追随する形でハビエル・マスチェラーノやゴンサロ・イグアイン、セルヒオ・アグエロあたりも引退するかも?、と書かれている記事もありました。
みんな、まだ早いって!
2年後のW杯で「最後の大勝負」に挑んでからでも遅くないって!
2014年W杯前に「この大会がラストチャンスかも?」的なことを書きましたけど、今のメッシ、そしてアルゼンチン代表のメンバーを見ていると、2年後のW杯も優勝のチャンスは大いにあると思います。
特に今の攻撃陣は、過去にないぐらいの充実度です。
メッシの他にイグアイン、アグエロ、ラベッシ、ディ・マリア、ラメラがいるし、2年後のパウロ・ディバラも楽しみな存在です。ラベッシ以外はまだ20代。ディバラ、ラベッシ以外は2年後がキャリアのピーク付近になるはずです。
「せめてもう2年は続けてほしいなぁ」と思うのですが……
書いた人
-
スポーツを見るのも好きなトレーニングジャンキー。サブ3.5を目指す(あと2分ちょっと…)自称中級市民ランナー。
見る方では、海外サッカー、マラソン、トライアスロン、格闘技全般、NBA、ラグビーが主な守備範囲。テニスもMLBも陸上競技も好き。
公認会計士 税理士
>>>詳しいプロフィール