ザイオンの減量に期待。このまま終わってしまうのはもったいない

NBA

2021-22シーズン開幕前に右足を骨折し、シーズンが始まってから1試合も出場できていないザイオン・ウィリアムソンが、チームを離れてリハビリをすることになったそうです。

そのことに関して、シャキール・オニールとチャールズ・バークリーが体重を減らす必要がある旨のコメントをしていたのですが、まさにその通りだと思っています。

レジェンドのシャキール・オニールがリハビリに専念することになったザイオン・ウイリアムソンへ苦言「鏡を見る必要がある」

 

 

重たすぎる…

八村塁選手と同じ2019年にドラフト全体1位でNBA入りしたザイオン。

デューク大学に1年在籍したのみでNBA入りしたのですが、その1年間でとんでもないインパクトを残していました。

 

並外れた身体のバネから繰り出されるダンク、ブロックショット、リバウンド。
ダッシュは速いし、ボールハンドリングもいい、シュート精度も高い。
しかも、学生相手にはほとんど当たり負けしないパワーもある。

10年に1人の逸材が現れたなと思っていました。

 

実際、ルーキーイヤーでは24試合しか出場していないにもかかわらずルーキーオブザイヤーの候補に挙がったし、NBAでも十分に通用する実力を示していました。

パワーフォワードでありながら2m弱と比較的小柄な身長(198cm)にもかかわらず、あのパワーとジャンプ力から、チャールズ・バークリーのような選手になるんじゃないかと期待していました。

 

しかし……、体重が重すぎです。

NBA公式サイトによると129kgとあるのですが、YouTubeなどでNBAでのプレーを見ていると135kgは軽くあるのではないかと。
Wikipediaには144kgとあり、そっちの方が近いんじゃないかと思います。

 

身長198cmで体重144kg。

バークリーは、身長193cmで体重114kgでした。
カール・マローンは、身長206cmで体重116kg。
ラリー・ジョンソンは、身長201cmで体重113kg。
シャックは、身長216cmで体重147kgでした( 20代は130kg台)。

※元選手の現役時代。身長、体重のソースは1990年代の『DUNK SHOOT』誌。

やっぱり重すぎと言わざるをえないです。

 

このままではケガに悩まされる。いや、もっとかも…

体重が重いことによるデメリット(=ケガしやすい)が、もう出てきてしまっているように思います。

身体のバネが抜群に優れているのですが、体重が重いために着地した時の衝撃も人並み以上にあります。
着地の仕方によってはヒザを痛めるでしょうし、誰かの足の上に着地すれば捻挫や骨折もしてしまいそう。

おまけに瞬間的な素早い動き(クイックネス)も優れているので、カラダが重たいことで足首やヒザ、腱、腰への負担がかかるんじゃないかと。
20代前半のうちはまだ柔軟かもしれないですが、年齢とともに柔軟性が失われると思うので、長く同じようなプレーをするのは難しくなるはず。

 

ケガをしても軽症で、すぐに復帰できるような感じならいいかもしれないですが、このまま体重が重いようだとそうはいかず、ケガに悩まされ続けることになるんじゃないかと心配です。

ヘタすると、NBAプレーヤーとして一度も輝くことなく引退、ということもありえます。
(そうならないでほしいですが)

 

減量が最大の課題

ということで、ザイオンにとっては減量が最大かつ最重要の課題だと思っています。
筋肉もついているのですが、余計な肉もたっぷりついているのは明らかです(苦笑)。

現状が144kgだとするならば、少なくとも120kg台までは落とさないといけないのでは?
110kg台まで絞れれば、ケガのリスクは相当低下するんじゃないかと思います。

とにかくすごい才能の持ち主だし、潜在能力はレブロン・ジェームズ並みだと思っているので、しっかり体重を落として復帰してほしいです。
このままだと、NBA史に残る「残念だった選手」になってしまうんじゃないかと心配です…。

 

 

余談ですが、減量は自分にとっての課題でもあるので、自分に言い聞かせている部分もあります(苦笑)。

 

 

 

 

書いた人

ダイ
ダイ
スポーツを見るのも好きなトレーニングジャンキー。サブ3.5を目指す(あと2分ちょっと…)自称中級市民ランナー。
見る方では、海外サッカー、マラソン、トライアスロン、格闘技全般、NBA、ラグビーが主な守備範囲。テニスもMLBも陸上競技も好き。
公認会計士 税理士
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