「タイソンvsジョーンズJr」のエキシビションマッチ決定。あくまで「エキシビション」であってほしい

ボクシング

マイク・タイソンとロイ・ジョーンズJrのエキシビションマッチが9月12日に行われることが決定したそうです(※後日、11月28日に延期が決定しました)。
どっちも好きな選手なので楽しみといえば楽しみなのですが、単純に「楽しみ」だけでもありません。

お互い50歳オーバー。心配もあります。

 

 

この2人が同じリングに立つとは…

タイソンとジョーンズが同じリングに立つことは想像すらしていませんでした。

年齢も近くて(タイソン54歳、ジョーンズ51歳)同じような身長なのですが(2人とも180cm前後)、体格が全然違います。
タイソンはずっとヘビー級。ジョーンズはデビュー当初はミドル級だったし、ヘビー級チャンピオンにまでなったとはいえ現役時代の主戦場はライトヘビー級でした。対戦するなんてありえないと思っていました。

なので、こうして引退後にエキシビションとはいえ同じリングに立つというのは、現役時代の一ファンとしてはワクワクします。

 

ガチだったら危険…

楽しみではあるのですが、心配でもあります。

 

「ロイ、大丈夫か?」と。

 

タイソンのトレーニング映像を見ていると、エキシビション用の準備ではなく本格復帰するんじゃないかと思うくらいの迫力を感じます。全盛期とは比べちゃいけないですが、動きのキレは50代とは思えないくらい良く、パンチ力も現役ヘビー級と引けを取らないのでは、と感じます。
しかも、ネット記事でコメントを見る限り、タイソン自身もやる気マンマンのようです(汗)。

 

そんなタイソンとやるので、ジョーンズが心配になります。

全盛期のジョーンズは、フィジカルと反射神経が抜群に優れていて、ほぼアンタッチャブルな感じでした。「運動能力」なら、メイウェザーより上だったでしょう。

ただ、ヘビー級タイトルを獲ってライトヘビー級に戻してからは、明らかに衰えていました。全盛期はわざとロープ際まで自分で行って相手を挑発していたものですが、晩年は相手にロープ際に追い込まれてラッシュを受けるシーンが多かったです。
で、KO負けが増えてきたのですが、ほとんどがテンプルかアゴにパンチを受けての失神KO。
表現が適切かビミョーですが、家電用品がコンセントをひっこ抜かれたかのような失神の仕方をしていたので、恐怖を感じることもありました。引退表明するまでの約5年は、脳へのダメージが真剣に心配なレベルでした。

もちろん今回もタイソンが本気で来たら、タイソンのパンチをかわしきれるとは思えません。
なので、エキシビションマッチでヘッドギア着用とはいっても心配なのです。

 

ガチじゃなくていい試合もある

基本的に私は真剣勝負・ガチンコ勝負が好きで、競技に関係なくそうあってほしいと思っているのですが、コレに関してはガチじゃなくてもいいやと思っています(苦笑)。

 

タイソンがジョーンズのガードの上から迫力あるコンビネーションを見せる

ジョーンズが往年の身のこなしをちょっとだけ見せて、ペシペシとタイソンにパンチを当てる

それだけでも十分です(笑)。

 

とにかく両選手が無事であればいいと思っています。
その前提で楽しみにしたいです。

 

 

書いた人

ダイ
ダイ
スポーツを見るのも好きなトレーニングジャンキー。サブ3.5を目指す(あと2分ちょっと…)自称中級市民ランナー。
見る方では、海外サッカー、マラソン、トライアスロン、格闘技全般、NBA、ラグビーが主な守備範囲。テニスもMLBも陸上競技も好き。
公認会計士 税理士
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