初めての「嫌いなチーム」が、MLBから。

雑感

サッカーやバスケ、野球、アメフト、ラグビー等々のチームスポーツで、「好きなチーム」というのは昔からあったけれど、「嫌いなチーム」というのはほとんどありませんでした。

「好きなチーム」の対戦相手や宿敵であったとしても、そのチームにあからさまな敵意を持つことはなく、そのチームが勝利して喜んでいる姿を見れば「よかったねぇ。素晴らしい試合だった」と素直に称えていました(そのつもり)。

 

でも、今回「嫌いなチーム」、言い換えれば「憎さしかないチーム」が初めてできました。

 

 

ロケッツは好きだけど…

MLBのヒューストン・アストロズです。
同じヒューストンでも、NBAのロケッツは好きですが。

例のサイン盗みの件が理由です。

サイン盗みをしたというのが調査結果に出ていて、チームとしても認めているにもかかわらず、選手にも首脳陣にも反省や申し訳なさが見られないことで嫌いになりました。

関与した選手、コーチやオーナーのコメントや記者会見を見ても
「ちっ、バラされちまったか。しゃーない。謝っておくか」
ぐらいの態度にしか見えないのです。

告発した選手(元アストロズで今は別のチーム所属)に対しても「バラしやがって」みたいな感じのコメントだし。

 

・やってはいけないことだと知らなかった
・やってしまったけど、ものすごく後ろめたくて辛かった

といった状況で、反省していることが伝われば、「嫌い」にまでなることはないのですが、

・やってはいけないことだと知っていた
・やったことに「後悔している」と言いつつも、「やらなくてもチャンピオンになれた」とか言っている

というところに激オコなのです。

 

他チーム選手からの批判は当然

他のチームの選手から批判的なコメントも出ているようですが、当然です。もっと辛辣でもいいくらいです。

記事には「以前から疑わしかった」といった内容のコメントもあったので、現場ではかねてから「疑惑」状態だったのでしょう。
ようやくその「疑惑」が晴れた形ですが、過去の結果は変えられず、時すでに遅しです。

2017年は、アストロズがワールドチャンピオンになったのですが、アメリカンリーグ・チャンピオンシップシリーズではヤンキースに、ワールドシリーズではLAドジャースに、ともに4勝3敗で勝ちました。

ヤンキースの田中選手もアロルディス・チャップマンも打たれ、ドジャースのダルビッシュ選手もクレイトン・カーショーも打たれて、落胆したものでした。

一方でアストロズ打線の勢いがすさまじく、「アストロズが強かったんだ」と思わざるをえませんでした。その当時は。

まさかサイン盗みをしていたとは……。

 

サイン盗みをしなければどうなっていたかは知る由もないし、サイン盗みされて打たれてキャリアに影響した投手もいるだろうし、選手が怒ったり批判するのは当然のことです。

個人タイトルが奪われた選手もいるでしょう。
アメリカンリーグのMVPにはホセ・アルトゥーベがなりましたが、もしかしたらヤンキースのアーロン・ジャッジが新人王とMVPのダブル受賞をできたのかもしれません。

そんな「もしかしたら…」を考えても、今となってはどうしようもないのが腹立たしいのです。

 

スタントンの「80本」発言は大げさではない

アストロズ以外の選手からの批判・苦言が出ている中で、ジャンカルロ・スタントンが

「サイン盗みできたのなら、2017年シーズンはホームランを80本打てたはずだ」

という旨の発言をしていたようです。

最初「えっ?80本!?」と思ったのですが、過大な見積もりではないです。
2017年シーズン、スタントンは59本のホームランを打ちました。
他の打撃成績を見ると、こんな感じ。

打率 .281
安打数 168(←このうちの59本がホームラン)
三振数 163

 

スタントンは、バッティングを見たことある人なら分かると思いますが、「ジャストミートすればホームラン」みたいな感じです。
まるでカラーバットでカラーボールを打っているかのように軽~い感じの、でも鋭いスイングでスタンドまで運びます。

で、三振するのは、狙い球をハズされたり相手投手に巧くやられて、タイミングをズラされた時です。

てことは、サイン盗みによって相手投手の投げる球が分かっていたら、ホームランじゃなかった109本のヒットと163の三振のうち、20本以上はジャストミート出来たのでは? と思うのです。

もちろん推測だし、「やってはいけないこと」ですが(苦笑)。

 

いつ収束?

ただ、このサイン盗みの件、まだ収束しそうにありません。

というのも、MLBがチームにも選手にもペナルティを出しておらず、それどころか検討しているのかどうかもよく分からないからです。
MLBコミッショナーのロブ・マンフレッドさんはビビりなのか、前例のない厳罰を科すことに消極的なようだし、このままなあなあになってしまうような気がしないでもない…。

 

先日、タイトルについてはどうしようもないということを書きましたが、撤回します。

「個人タイトル剥奪、○年間出場停止」ぐらいの厳罰でいいのでは?
やった選手が本当に心の底から「後悔」するぐらいのペナルティじゃないと、またどこかで誰かがやらかすんじゃないかという気もするので。

永久追放だとさすがに厳しすぎるかもしれないけれど、ドーピングと同等以上のペナルティでもいいと思っています。

 

これが収束しないと、スッキリした状態でシーズン開幕を迎えることはできませんね。。。

アストロズ以外の29球団、頑張れ!

 

書いた人

ダイ
スポーツをするのも見るのも好きなマルチスポーツプレイングマニア。
見る方では、海外サッカー、マラソン、トライアスロン、格闘技全般、NBA、ラグビーが主な守備範囲。サブ3.5を目指す現役サブ4ランナー。東京マラソンは13年連続ハズレで出走経験なし…。
BlackBerryとOAKLEYサングラスを愛用。
公認会計士 税理士
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