CLEに2年連続でスウィープ。TORが勝つためには何が必要か考えてみた
今季(2017-18)のレギュラーシーズンで絶好調で、イースタン・カンファレンス第1シードだったトロント・ラプターズ(以下、TOR)が、第4シードのクリーブランド・キャバリアーズ(以下、CLE)にスウィープ負けしました。
4連敗での敗戦です。
CLEの勝負強さやレブロン・ジェームズの超人っぷり等、CLEの強さが際立ったのは確かですが、TORも2年連続で同じ相手にスウィープで負け(しかもプレイオフでCLEに3年連続負け)というのは痛い。痛すぎです。
しかも、今季はレギュラーシーズンの成績ではCLEをはるかに上回っていたので、ダメージが大きそう。
普段なら、「レブロンすげ~」的なことを書くところですが(笑)、今回は敢えて「TORが更に強くなるためにどうしたらいいだろうか?」について考えてみました。
レギュラーシーズンとプレイオフが別モノなのは知っているはず
TORは3年連続でレギュラーシーズン50勝以上をしたし、プレイオフにも5年連続で出場しています。
プレイオフでは最終第7戦までもつれて負けたこともあれば、スウィープ負けも経験しています。
(第7戦で勝ったこともあるし、スウィープ勝ちもある)
「レギュラーシーズンとプレイオフは別モノ」だと言われているし、私もそう思っていますが、TORもプレイオフでの経験を通じて知っているはずです。
なのに、なんでCLE相手に3年連続で負けたのか、と。
しかも、今季のCLEは以前よりも戦力ダウンしているし、レギュラーシーズンでも「TOR>CLE」だったのに…
TORファンの立場になって考えた時、この悔しさはハンパなさそうだと感じます。
若い。主力以外は確かに若い
CLEとの比較で見た場合、感じるのはTORのチーム全体の若さです。
やっぱりキャリアを積んでいる選手・チームの方が試合の流れや勝負の駆け引きに長けている部分があると思います。ここはCLEと差がはっきりしているところかと。
と言っても、主力のカイル・ラウリ―とデマー・デローザン、サージ・イバカはそれぞれキャリア11年目、8年目、8年目。
決して「若すぎ」ではないし、むしろそろそろキャリアのピークを迎える頃ではないかと。
ジョーダンが初めてNBAチャンピオンを獲ったのは、キャリア7年目。
レブロンが初めてNBAチャンピオンを獲ったのも、キャリア7年目(マイアミ・ヒートで)。
シャキール・オニールが初めてNBAチャンピオンを獲ったのも、キャリア7年目。
「そろそろじゃない?」と思わずにはいられません。
で、この主力3人以外を見ると、若い選手が圧倒的に多い。
この3人とCJマイルズの4人以外は全員キャリア5年以内です。
主力以外の選手に若手が多いのがちょっとなぁと思います。
TORがCLEに勝つには?
じゃあ「CLEに勝つにはどうしたらいいか?」となると、ベテラン選手、特にディフェンスの強いセンターの補強がほしいところです。
CLEにはアウトサイドからバシバシ決められていた印象もあるけれど、そこは今の主力が頑張れと(笑)。
アウトサイドからのシュートはGSWほど安定しているわけではないので、インサイドだけでもしっかり固められれば、いい勝負になるんじゃないかと思っています。
デアンドレ・ジョーダンとか、マルク・ガソルとか。
それは難しいか(苦笑)。
需要が高いポジションなので、いい選手を獲るのは難しいですね…(苦笑)。
あと、やっぱりベンチプレーヤーにも、もうちょいベテランがほしいなと。
キャリアのピークを過ぎているものの、リードをキープしたり、リードされた時にちょっとでも流れを変えられそうな選手。
「デロン・ウィリアムズとかどうだろう?」と思ったけれど、テキサス州周辺のチームじゃないと難しそう……。
これまた難しい…(苦笑)。
このままじゃいかん!
具体的な補強をどうするかは難しいところもあるけれど、いずれにしても現状を変える必要はあると思っています。
ラウリ―とデローザンだけが奮闘しても限界があります。
(というのを3年連続で味わっているはず)
レブロン・ジェームズは『アベンジャーズ』のサノスのような強さなので、補強は大物選手である必要がありますが…(苦笑)。
TORに注目するのは、来季の補強ですね。
書いた人
-
スポーツを見るのも好きなトレーニングジャンキー。サブ3.5を目指す(あと2分ちょっと…)自称中級市民ランナー。
見る方では、海外サッカー、マラソン、トライアスロン、格闘技全般、NBA、ラグビーが主な守備範囲。テニスもMLBも陸上競技も好き。
公認会計士 税理士
>>>詳しいプロフィール