アンデウソン41歳でもまだ行ける!UFC200は「コーミエvsアンデウソン」だけ見た

MMA

UFC200はリアルタイムでは見られなかったので、まずは見たかった試合の一つである「ダニエル・コーミエ vs アンデウソン・シウバ」だけ見ました。

 

 

大会2日前の緊急オファーに応えたアンデウソンでしたが、そうとは思えないほど良かったです。
41歳だけど、まだまだ行けそうです。

 

ジョーンズ戦中止には残念としか言いようがない…

本当ならUFCライトヘビー級タイトルマッチ「ダニエル・コーミエ vs ジョン・ジョーンズ」となる試合でした。

今年の2月に決定したもののコーミエの負傷で延期となり、ようやく実現すると思ったのに、今度はジョーンズのドーピング検査陽性反応……

 

残念としか言いようがないです。
先日も書きましたけど、ジョーンズもコーミエも、お互いが「最強の相手」でライバル意識も強かったので。特に、コーミエは初対決で負けているので、今回の試合にかける意気込みは相当なものだったはず。

見ている側もそれを知っているので、楽しみにしていたはず。
それが試合直前になって負傷ではなく、ドーピング検査に引っかかったという理由で中止なので、「おいおい、なんだよ~。そりゃないよ~」な気分なわけです(苦笑)。

誰より残念でガッカリしたのはコーミエでしょうけど……

 

アンデウソン、よく引き受けた

「コーミエ vs ジョーンズ」が中止になって、万全のコンディションで臨んでいたコーミエの相手がいなくなり、興行的にも大きな穴ができてしまうので、UFCとしては大物選手に「代役」をオファーせざるを得なくなったのでしょう。

どういう経緯か詳細は分からないけれど、アンデウソンが引き受けたのは驚きでした。

 

5月に胆のう炎の手術をしたばかりで次の試合予定もなかったはずだし、そもそも一階級下のミドル級なので、ヘビー級からライトヘビー級に落としているコーミエが相手ではパワーが全然違います。
パワーが違えば、組み合い(レスリング)で差が出るし、打撃でも一発一発の重さが全然違うので、明らかに軽い方が厳しいです。

しかも、コーミエは「打倒ジョーンズ」に向けて厳しいトレーニングを積んできたわけで、最初聞いた時は

 

「これはアンデウソンに対する罰ゲームか?」

 

とさえ思いました。
過去にアンデウソンも一度ドーピング違反をしているし(苦笑)。

 

試合前は「コーミエがあっさりテイクダウンしてグラウンドでコントロールしちゃうんだろうなぁ」と予想していました。

 

アンデウソンが良かったのか、コーミエには課題の残る試合に

試合では、やっぱりコーミエのレスリング力の強さが出ていました。テイクダウンしてからグラウンドでは、コーミエは強いです。

でも、早い段階でテイクダウンしたのにフィニッシュまで至らなかったのは、アンデウソンが良かったのか、コーミエの詰めが甘かったのか、よく分かりませんでした(両方かもしれない)。ジョーンズとアンデウソンでは違うのでやりにくかった、というのもあるでしょうけど。

 

アンデウソンは、テイクダウンされてグラウンドで上から攻撃されるという展開が元々多いので(レスリングよりもスタンドとグラウンドに力を入れている)、下の状態でのディフェンスは上手いのですが、今回はよく凌いだなぁと思いました。
ミドル級の選手が相手の時よりも、圧力がはるかに強かったはずなのに。

 

反対に、コーミエはジョーンズを相手にやろうしていたことをアンデウソンにやっていたのでしょうけど、ジョーンズよりも小さく軽いアンデウソンに凌がれたことで、課題を残したように見えました。スタンドでもけっこう打撃をもらっていたし、3Rには三日月蹴りのような左ミドルをもらって効かされていたし。

なので、コーミエサイドにとっては、今回ジョーンズが相手じゃなくてむしろ良かったと思っているかも。

 

アンデウソン、まだまだ行けそうでよかった

昨日の試合を見た限りでは、アンデウソンはまだ行けそうです。

(知る人ぞ知る)修斗時代から見てきた、好きなMMAファイターの一人なので、41歳でも健在なのはうれしいことです。

 

ミドル級は王座変動が頻繁に起こりそうな階級なので(皮肉にもアンデウソンがタイトルを失って以降)、まだアンデウソンもタイトルを狙えるんじゃないかと思っています。

返り咲きに期待!

 

 

 

書いた人

ダイ
ダイ
スポーツを見るのも好きなトレーニングジャンキー。サブ3.5を目指す(あと2分ちょっと…)自称中級市民ランナー。
見る方では、海外サッカー、マラソン、トライアスロン、格闘技全般、NBA、ラグビーが主な守備範囲。テニスもMLBも陸上競技も好き。
公認会計士 税理士
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