「NBAチームメイト・オブ・ザ・イヤー」。これもまた名誉な賞

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「NBAチームメイト・オブ・ザ・イヤー」という賞を初めて知ったので、備忘も兼ねて調べてみました。

MVP(最優秀選手賞)やディフェンシブプレイヤー・オブ・ザ・イヤーのようなプレーにフォーカスされた賞ではないものの、同じくらい名誉な賞だと思います。

 

 

「NBAチームメイト・オブ・ザ・イヤー」とは

Wikipediaにバッチリ出ていますが(苦笑)、無視無欲で献身的にチームに貢献してくれる「理想的なチームメイト」と言える選手に与えられる賞だそうです。

候補者はNBAや選手会、レジェンドが12人をノミネートして、NBA選手による無記名投票によって選出されます。投票者は上位5人を投票。1位=10点、2位=7点、3位=5点、4位=3点、5位=1点の各ポイントがつき、その総ポイント数で決定されます。

 

2013年に創設されたばかりで、歴代受賞者は以下の通りです。

2013年 チャウンシー・ビラップス
(2位=シェーン・バティエ、3位=ジェイソン・キッド)

2014年 シェーン・バティエ
(2位=アル・ジェファーソン、3位=ダーク・ノヴィツキー)

2015年 ティム・ダンカン
(2位=ヴィンス・カーター、3位=エルトン・ブランド)

2016年 ヴィンス・カーター
(2位=ケビン・ガーネット、3位=クリス・ボッシュ)

 

感覚的にですが、すごーく分かる感じがします。

上位選手は、みんなすごくいい人そうな感じです。
エゴがなく、頼れる存在で、かつ紳士的な。

「自分の仕事さえすりゃいいんだよ。他のヤツのことは知らん」
という選手とは対極にいるような印象です。

 

「NBAスポーツマンシップ賞」との違い

似たようなタイトルで「NBAスポーツマンシップ賞」というのがあります。

これは、いわゆる「フェアプレー賞」的なもので、プレーにおいてスポーツマンシップに則った、言い換えるとフェアで誠実だった選手に与えられる賞です。1996年に創設されているので、20年の歴史があります(歴史っていうほどでもないかも、ですが…)。

NBAプレーヤーの投票で選ばれるところは「NBAチームメイト・…」と同じですが、「スポーツマンシップ賞」が「コート上での立居振舞い」にフォーカスした賞であるのに対し、「チームメイト・…」はオン/オフ両面で素晴らしい、つまり「仲間として、人として素晴らしい」選手に与えらえる点で違うようです。

 

他チームの選手からも支持されていないと受賞できない

「NBAスポーツマンシップ賞」も同じですが、この「NBAチームメイト・オブ・ザ・イヤー」は、同じチームの仲間からの投票だけでは受賞できません。
他のチームの選手からも「アイツはいいヤツだ」「ウチのチームにいてほしい選手だ」と認められないと選出されません。

なので、上位に選ばれる選手たちは「本当にいい人なんだろうなぁ」と思うのです。
そこが名誉な賞だと思う理由です。

 

おそらく今後もMVPや得点王、ディフェンシブプレーヤー…のようなタイトルほど目立たないのだとは思いますが、個人的には注目していこうと思います。

 

 

書いた人

ダイ
ダイ
スポーツを見るのも好きなトレーニングジャンキー。サブ3.5を目指す(あと2分ちょっと…)自称中級市民ランナー。
見る方では、海外サッカー、マラソン、トライアスロン、格闘技全般、NBA、ラグビーが主な守備範囲。テニスもMLBも陸上競技も好き。
公認会計士 税理士
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