NBAプレイオフ2023は史上初の「下剋上ファイナル」なるか?いや、実現してほしい!

NBA

NBAプレイオフ2023は、東西両カンファレンスともにカンファレンスファイナルの対戦カードが決まりました。

イーストは
第2シード ボストン・セルティックス vs 第8シード マイアミ・ヒート

ウェストは
第1シード デンバー・ナゲッツ vs 第7シード ロサンゼルス・レイカーズ

 

東西の下位シードのチームが共にカンファレンスファイナルまで勝ち上がるのは史上初めてのことではないかと。

そもそも下位シードのチームによる「下剋上」すらレアケース。

なので、いっそのこと「下剋上ファイナル」が実現してほしいなと思っています。

 

 

予想外!

イースト第8シードのマイアミ・ヒート(以下、MIA)がここまで勝ち上がるとは思いもしませんでした。
ウェスト第7シードのロサンゼルス・レイカーズ(以下、LAL)も同様です。

 

プレイオフは、レギュラーシーズンの結果に基づいて組み合わせが

第1シード vs 第8シード
第2シード vs 第7シード
第3シード vs 第6シード
第4シード vs 第5シード

となるので、例年下位シードのチームは早期敗退を余儀なくされます。

 

下位が上位に勝つというアップセット(下剋上)は、非常にレア。

過去に「8位が1位に勝った」という事例は、

1994年 デンバー・ナゲッツ(シアトル・スーパーソニックスに勝利)
1999年 ニューヨーク・ニックス(マイアミ・ヒートに勝利)
2007年 ゴールデンステイト・ウォリアーズ(ダラス・マーベリックスに勝利)
2011年 メンフィス・グリズリーズ(サンアントニオ・スパーズに勝利)
2012年 フィラデルフィア・76ers(シカゴ・ブルズに勝利)

この5例しかありません。

 

「7位が2位に勝った」という事例も、

1987年 シアトル・スーパーソニックス(ダラス・マーベリックスに勝利)
1989年 ゴールデンステイト・ウォリアーズ(ユタ・ジャズに勝利)
1991年 ゴールデンステイト・ウォリアーズ(サンアントニオ・スパーズに勝利)
1998年 ニューヨーク・ニックス(マイアミ・ヒートに勝利)
2010年 サンアントニオ・スパーズ(ダラス・マーベリックスに勝利)

この5例しかありません。

 

ということは、今季それぞれ6例目ということです。

前身のBAAから数えて76年目になってもそのぐらいしか起こっていないわけで、東西揃って下位シードがカンファレンスファイナルまで進んだというのは私に限らず予想外だったかと。

見てる側は面白いですけどね(笑)。

 

勝敗予想をするとやっぱり上位優位に…

今回のカンファレンスファイナルは、予想をするとやっぱり東西ともに上位チーム(セルティックス、ナゲッツ)が勝ちそうな気がしています。

ここまでくると「何が起こるか分からない」と考えるべきなのでしょうけど、レギュラーシーズンの成績を見るとやっぱり…。

MIAもLALもレギュラーシーズンは「かろうじて5割を超えた」ぐらいの勝率なんですよね…。
でも、そんな両チームがプレイオフで2度も上位を食ったのだから、「何が起こるか分からない」と考える方が適切なのでしょうけど。

 

「下剋上ファイナル」に期待!

予想はどうあれ、勝ってほしいのはMIAとLALです。

MIAはジミー・バトラーやケビン・ラブ、タイラー・ヒーロのような派手さはあまりないけどいい選手がそろっているし、何より今や「名将」と言っていいエリック・スポールストラHCが率いているので。

スポールストラHCはプレイオフ通算で101勝して、ラリー・ブラウンさんを抜いて史上5位に上がっています(ちなみに史上1位はフィル・ジャクソンさんの229勝、2位はパット・ライリーさんの171勝…)。
今回NBAチャンピオンになれば109勝となり、ドック・リバースさんの108勝を超えて4位に上がります。チャンピオンになればの話ですが。

そこにもちょっと期待です。

 

そして、MIAよりもLALへの期待が大きいです。

やっぱり八村塁選手にファイナルまで経験してもらいたいです。
いや、経験だけでなく活躍してもらいたい!

レブロンとADという、これ以上ないお手本、メンター、先輩、リーダーがチームメイトにいる環境でヒリヒリした真剣勝負を繰り返すのは本当に貴重なことです。

GSW戦は相手のプレースタイルもあり活躍する場面が少なめだったけれど、ナゲッツ戦は活躍する場面が増えそうだし、チームからも期待されていそう。行けるところまで行ってほしいです。

 

ということで東西両方とも下位シードのチームが勝って、「下剋上ファイナル」になることを期待しています。

 

 

 

 

書いた人

ダイ
ダイ
スポーツを見るのも好きなトレーニングジャンキー。サブ3.5を目指す(あと2分ちょっと…)自称中級市民ランナー。
見る方では、海外サッカー、マラソン、トライアスロン、格闘技全般、NBA、ラグビーが主な守備範囲。テニスもMLBも陸上競技も好き。
公認会計士 税理士
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