チェルシー2016-2017プレミアリーグ優勝。来季こそ本当の勝負!
欧州各国のリーグ戦がヤマ場を迎えている中、一足早くプレミアリーグではチェルシーが優勝を決めました。
今季は序盤から大きく崩れることはなく、去年の11月に首位になってからそのまま突っ走った結果となりました。
アントニオ・コンテ監督が就任1年目で昨季10位のチームを優勝に導いたところがクローズアップされていますが(これはこれで素晴らしい)、当然他にも要因はあると思っています。
そして、来季こそが勝負の年になるんじゃないかと思っています。
優勝した要因
コンテ監督、素晴らしい!
やっぱりコンテ監督の就任は大きな要因です。
ユーべで好成績を残していたときは「いい選手が多いもんな」と思っていましたが(苦笑)、去年のEUROでイタリア代表の活躍を見てから「コンテ、すげーじゃん!」と思うようになりました(笑)。
戦術・采配も良いですが、印象的なのは選手への鼓舞やねぎらい。
一言で言えば、熱さ。
試合後に必ず選手一人一人と握手&ハグ&一声かけることをやっているし、選手もいつもうれしそうに応じています。
ユーべやイタリア代表の時もそうだったけど、(映像で見る限り)トレーニングの時はかなり徹底して動きの確認・修正をしているようです。
他の監督も同じような感じでしょうけど、現役時代(ユーべ)にトラパットーニ監督やリッピ監督に相当しごかれてきたから、監督になってからの選手へのしごき方も一味違うのではないかと(笑)。
現役時代から熱さが漲っていたので、それが選手を鼓舞するのに活きているのでしょう。
若い頃セリエAを中心に見てきた自分としては、現役時代の活躍を見てきた元イタリア人選手が今監督として活躍しているのはうれしいです。
選手補強が当たった
選手補強も大きな要因でしょう。
特に、昨季レスター優勝の立役者、ンゴロ・カンテの加入は大当たり。
(そういえば、カンテ個人はプレミアリーグ連覇!)
カンテが入ったことで、中盤からDFラインにかけての安定感が各段に増したように思います。
個人的に今季のプレミアリーグMVPはカンテがふさわしいと思っています。
バルサにとってのブスケツ、レアルにとってのカゼミーロのように、チェルシーにとって今や欠かせない存在でしょう。
そして、これからのフランス代表は相当強そう…
欧州カップ戦不参加だった
個人的には、今季はコレが一番大きかったんじゃないかと思います。
昨季10位に終わってCLにもELにも出られなくなった分、チェルシーは今季は国内の試合に専念できました。
トットナムやマンC、アーセナル(マンUもか(^^))が週の半ばにCL(EL)の試合があってタイトなスケジュールだったのに対し、チェルシーは週末のリーグ戦に専念できたので(厳密にはFAカップやリーグカップもあるけど、それはみんな条件同じ)、コンディション調整や戦術確認・強化もしっかりできたのでしょう。
前のシーズンにとてもイマイチな成績だった名門チームが大躍進を遂げて優勝、というケースは過去にもありますが、多くの場合この「欧州カップ戦不参加」が絡んでいる印象です。
長丁場のリーグ戦なので、やっぱり主力選手のコンディションは大事だと言えます。
CLに出場する来季が勝負!「プレミアリーグ復権」もチェルシーにかかっている!
そんなわけで今季のチェルシーは素晴らしかったけれど、本当の勝負は来季だと思っています。プレミアリーグ連覇がかかるし、CLに出場するので、コンテ監督も気合いが入ることでしょう。
というか、気合い入れないと早期敗退もありうる!
シーズン終了後に主力選手の入れ替えもありえるけれど、お金のあるチームなので大きな戦力ダウンはないでしょう(笑)
あと、来季からチェルシーのユニフォームサプライヤーになるナイキには、かっこいいデザインを期待したいです(笑)
書いた人
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スポーツを見るのも好きなトレーニングジャンキー。サブ3.5を目指す(あと2分ちょっと…)自称中級市民ランナー。
見る方では、海外サッカー、マラソン、トライアスロン、格闘技全般、NBA、ラグビーが主な守備範囲。テニスもMLBも陸上競技も好き。
公認会計士 税理士
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