ちばアクアラインマラソン2018出走。「ネガティブスプリット」は容易ではない

ランニング、マラソン,学び

昨日は、ちばアクアラインマラソン2018でフルマラソンを走りました。

初フル以来の4時間オーバーというドイヒーな結果に終わりました(泣)。

ただ、今回は自分の中で「勝負」という位置付けはしておらず、「実験」に近いテーマで走りました。
「やっぱりそうか」という結果となり、身をもって学んだことがありました。

 

 

今回のテーマ、そしてアプローチ

今年は、6月に肉離れをやって1カ月ちょっと走れなかったことや、夏の暑さでガシガシ行けなかったこともあり、夏の走り込みが例年より甘い状態でした。
それなりの距離を走るようになったのは、夏の終わりにハワイでジョグった時からじゃないかと…(苦笑)。

そんな感じだったので、今回は「自己ベスト更新を目指す」というモードでは全くなく、

 

「まぁ4時間切ればいいっしょ」

 

みたいな感じでした。

 

とは言っても、ただ走って4時間切ってよかったよかった、ではつまらない。
せっかくなので「実験」してみました。

テーマは、

 

ネガティブスプリットでサブ4

 

でした。

 

「ネガティブスプリット(Negative split)」とは、前半のタイムより後半のタイムの方が速い走り方を言います。
つい先日、大迫傑選手がシカゴマラソンで日本新記録を出した時にネガティブスプリットだったことで有名になった言葉です。

余談ですが、某大手マスコミがネット記事で「ネガティブスリット」を「ネガティブスリット」と堂々と誤記していて、「それじゃマズイだろう!」と一人でツッコミを入れていました(笑)。

 

「ネガティブスプリットで4時間切れればカッコいいんじゃない?」

という安易な発想でした(笑)。

 

そして、安易な発想ついでに

「前半を2時間で走ればいいんじゃない?」

と考え、実行に移しました(笑)。

 

結果

レースでは、プラン通りに前半は飛ばさず、キロ5:20~5:40ペースで走りました。
アクアラインを走っている間も(天気はよかったけど、風はまあまあ強かった。でも眺めは最高だった)、ペースは速めず遅らせず。
最近のレースの中では一番セーブしていたので、「少し遅すぎるかなぁ?」と思うぐらいに。

中間点を通過した時、タイムは1:58:40。
ほぼ計画通りでした。

 

ここで私のアタマの中は

「さあ、後半だ!行くぞ!」

というモードになったのですが、ペースは思うように上がらず。
それどころか、31km過ぎからキロ6分ペースにまで落ちていき……

結局、過去のレースと同様、ラスト10kmは失速する自分自身との苦しい闘いとなり、後半のタイムは2時間オーバー。4:02:07という最終結果で終わりました。

 

初めてフルを走った2010年の北海道マラソン以来の4時間オーバー。
苦戦することは事前に想定していたけれど、内心「それでも4時間は切れるだろう」というのがあったため、この結果には愕然としました。

 

学んだこと

今回走ってみて実感したのは、

 

ネガティブスプリットは日頃しっかり走り込んでいないと難しい

 

です。

要はレース終盤に猛アタック、猛スパートできるランナーが結果的にそうなるのであって、日頃相当走り込みをしていて、後半に難なくギアチェンジできることが大前提だなぁと。

今回の私のような、レース1週間前になって付け焼き刃で30km走を1回だけやった程度では、そりゃ後半厳しいだろうという話です(苦笑)。

 

30km以上の距離走、しかも後半にペースアップしていくような感じでの走り込みをある程度こなしていて、

「後半はガンガン勝負かけていくぜ!」

ぐらいの意気込みと、後半勝負への強い自信がないと難しいなと感じました。

 

ペース配分を考えるうえで良い経験になった

結果こそ振るわなかった今回のレースですが、これからのレースでのペース配分を考えるうえで良い経験になったと思っています。

ざっくりですが、

 

走り込みが足りなかったら、前半飛ばして、後半もそのまま頑張って持続する

十分走り込んでいて準備万端なら、スタートからゴールまでイーブンペースを目指す

 

と考えています。

ネガティブスプリットは事前には考えないようにしようかと。
結果的にそうなれば「俺スゲーじゃん!」ぐらいの感じで(笑)。

 

年内にもう一丁フルを走る予定なので、リベンジするつもりです。