かつての名門・強豪チームの転落は、ファンじゃなくても悲しい

サッカー,雑感

欧州の国内リーグ戦が終了あるいは最終盤を迎え、優勝争いだけでなく、一部⇔二部の入れ替えも熱い今日この頃。

スペインのデポルティボ・ラ・コルーニャの3部降格が決定したというニュースを見て、びっくりしました。
長いこと1部に上がれておらず、2部リーグで昇格争いをしているものだと思っていたのですが、まさかの3部転落とは…。

1部リーグで優勝したシーズン(さらにCLにも出ていたこと)を知っているだけに、特別にファンなわけでないけれど

「マジか…」

と愕然としました。

 

 

「スーペルデポル」はマジでスーペルだった

黄金期は2000年前後でしょう。ちょうどバルサが徐々に弱体化して、レアルも「銀河系軍団」を作り始めていた頃だったかと。
「スーペルデポル(Super Depor)」とも呼ばれ、とても魅力的なチームでした。

ハビエル・イルレタさんが監督になって化けました。
今も記憶している中心選手は、GKジャック・ソンゴオ、MFマウロ・シウバ、ドナト、フラン、フアン・カルロス・バレロン、FWロイ・マカーイあたりです。
「超大物」という感じのビッグネームの選手はいなかったけれど、それだけに強さに魅せられました。

中でも当時はマウロ・シウバが好きだったので、マウロ・シウバが中盤の底にいたからこそ強かったのだと勝手に思っています(笑)。

今もYouTubeで当時のハイライトを見ると、素晴らしいチームだったなぁと感じます。

 

いつの間にか名前を見なくなった

それがいつからか、名前を見なくなりました。バルサにホナウジーニョやデコ、エトーが加入して、レアルが「銀河系軍団」になっていった頃と重なるかと。

いや、この頃はまだ1部にいたはずですが、マウロ・シウバが引退してから気にしなくなっていました。

 

で、気がつけば1部と2部を行ったり来たりしていて…。

しかも、昔は「ラ・コルーニャ」と言われて(書かれて)いましたけど、いつの間にか「デポルティボ」と言われ(書かれ)るようになっていて。どっちでもいいですが(笑)。

 

それでもまさか3部に降格するとは思っていませんでした。
何かのスキャンダルによるペナルティで降格させられるならまだしも、戦績で降格とは。

「スーペルデポル」から約20年でこんなことになり、なんだか悲しい気持ちになりました。

 

勝負の世界は厳しい

今回のデポルに限らず、どの国のどのチームにも転落はありえます。

ついこないだもドイツのハンブルガーSV(以下、HSV)が2部に降格したし。
HSVなんて、ブンデスリーガが創設されてから54年間2部降格のない唯一のチームで、1983年には欧州チャンピオンズカップ決勝でユーべを下して、トヨタカップにも出ていたのに…。

さすがに35年も経てば変わっていくものなのでしょうけど、結局のところ、勝負の世界は厳しいということなんだろうなと。
そんな中で長いこと優勝争いをし続けているチームというのは、どんな競技であってもすごいことなんだと改めて感じます(もちろんおカネの力も大事ですけど、上手いこと選手を補強しているからこそ強くあり続けているのでしょうし)。

 

デポルには早く「2部→1部」と戻ってきてほしいです。
そして、「スーペルデポル2.0(仮称)」を見せてほしいです。