海外から来た人がスポーツブランドのショップで爆買いしていた理由

日常の出来事

多くのマスコミなどで報じられているとおり、いわゆるインバウンド消費が近年非常に多いですが、「ハイブランドだけじゃないんだ!」というのを知りました。

 

 

ハイブランドだけではなさそうだ

ある日電車で移動をしていたら、外国人観光客と思われる……いや、間違いなく外国人観光客がOnの紙袋を両手に大量に持っていました。

 

普通なら

「あぁ、Onで買い物したんだね」

だけで済むのですが、普通ではなく、あまりに大量だったので

「おお!爆買いしてるなぁ。ハイブランドではなくOnのシューズかぁ。海外でも普通に売っているだろうけど、わざわざ日本に来て爆買いしているのかぁ」

と思いました。

 

一時期に比べて今は圧倒的な円安だし、その分日本で買う方が安いというのは理解できます。
だからこそ、ルイ・ヴィトンやプラダ、ヒューゴ・ボス、アルマーニ、モンクレールなどなどのハイブランドの商品を爆買いするのはよく分かります。

 

ところが、その外国人観光客が持っていた買い物袋は全てOn。大量のOn。

 

まぁ私のようなスポーツ好きの人なのかもしれないし、親族に頼まれてスニーカーを大量買いしているのかもしれないし、いろいろ事情があるのかもしれません(笑)。

でも、それにしてもすごい大量だったので、

「なんであんなに買ったんだろう?日本だとすごい安いのかなぁ?」

というのが気になりました。

 

けっこう差がある…

さっそく調べてみました。

 

サンプルとして選んだのは、以下の3足。

Cloudboom Strike(クラウドブーム ストライク)
Cloudmonster Hyper(クラウドモンスター ハイパー)
Cloudsurfer 2(クラウドサーファー 2)

 

比較対象国はイギリス、フランス、アメリカの3か国としました。
(換算レートは日本時間2025年3月13日17:30現在のレートです)

 

こんな結果でした。

 

【Cloudboom Strike】
日本:36,300円(税込)
イギリス:GBP260.00 → 49,758円
フランス:EUR280.00 → 45,043円
アメリカ:USD280.00 → 41,389円

【Cloudmonster Hyper】
日本:27,500円(税込)
イギリス:GBP210.00 → 40,240円
フランス:EUR230.00 → 37,000円
アメリカ:USD220.00 → 32,520円

【Cloudsurfer 2】
日本:20,900円(税込)
イギリス:GBP150.00 → 28,743円
フランス:EUR170.00 → 27,347円
アメリカ:USD160.00 → 23,651円

 

日本が圧倒的に安い!びっくりするぐらい安い!

「最近シューズが高くなっているなぁ」と思っていましたが、海外の高騰に比べればかわいいものだということが分かりました(所得水準も加味すればちょっと違う結論になるのでしょうけど)。

 

同時に、外国人観光客がスポーツブランドを爆買いする理由もよ~く分かりました。

私も旅行先の方がこんなに安ければ爆買いするでしょうし(笑)。

 

ひと昔前の逆転現象

考えてみれば、ひと昔前(1ドル=90~120円だった頃)は自分も海外旅行でオークリーのサングラスやナイキのスニーカー、シャツなどを買いまくっていました。
円換算すれば、海外で買う方が日本で買うよりも安かったからです。

 

今は円安になって(プラス様々な要素があって)その当時との逆転現象が起きているんだなぁと。

去年の夏ロンドン旅行に行った時にその片鱗を体感しましたが、今回調べてみて改めてそうなっていることを理解しました。

 

これからは海外旅行に行ってもショッピングはあまり出来なさそう(苦笑)。

モノを買うよりもコトを楽しむことを重視した方がよいのでしょうね。