33年ぶりにルーツの地へ。変わっていないものがあったのは想定外だった

旅行,雑感

週末に一人になる機会があり、千葉県松戸市の某所に行きました。

幼稚園年長の頃と、小学2~4年生の頃に住んでいた場所。
引っ越した直後に1~2回遊びに行ったことはあったけれど、それ以来ご無沙汰で、実に33年ぶりでした。

建物も景色も予想通りほとんど変わっていて、浦島太郎の気持ちが少しだけ分かりました(笑)。
と同時に変わっていないものもあり、当時の記憶を鮮明に思い出して感慨に浸れました。

 

 

誕生~小学校卒業で最も長く住んだ場所

父親が転勤族だった私は、生まれてから小学校を卒業するまでの12年間に、8回の引っ越しをしています。
(中学入学以降は父が単身赴任したため、今の実家に落ち着きました)

幼稚園は2園、小学校は3校行きました。
松戸には上記の通り延べ4年間住んでいたので、幼少期に最も長く住んだ場所です。

と同時に、サッカーを始めた場所であり、いろんなスポーツにのめり込んでいった場所でもあります。

私が44歳になった今でもスポーツバカなのは、ココが始まり。
当時ボールを蹴ったり走り回ったりした場所が今どうなっているのか、見てみたくなったので行ってみました。

事前に情報を持ちたくなかったので、周辺情報のネット検索は一切せず、アナログモード全開で(笑)

 

変わり果てた景色…

某最寄り駅に到着してすぐに驚いたのは、景色。

全然違う……

33年も経てば当たり前か(笑)。
建物は建て替えられているし、街も開発されているし。

路線バスは紺色から薄いパープルになり、駅前の某スーパーが違う店名のスーパーになり、当時通っていた駅近くのスイミングスクールは跡形もなく消えていました。

 

駅から当時の家(社宅でした)まで、徒歩15分ほどの道中のこと。

「ああ、あそこに○○があったなぁ」

と思い出した場所が。
当時、『週刊少年ジャンプ』の新刊を土曜日夕方に売り出していた酒屋。
毎週のように友達と行列に並んで購入していました(笑)。

そのお店が、コンビニに。
面影全くなし。

「さすがに変わっているな。そりゃそうだわな」と、また実感しました。

 

そして、完全に変わっていたのは家(社宅)。

 

ない! 建物がない!!

 

とっくの昔に取り壊されて売却されていたようで、戸建ての住宅街になっていました。
当時、社宅の駐車場や芝生でボールを蹴っていた思い出の場所の一つでしたが、変わり果てていました。

そして、夏休みに毎日のように通っていた、近所のプールもホームセンターになっていました。

変わっていて当然なのでしょうけど、ちょっとだけショックでもありました。

 

変わっていないものもあった!

ところが、家(社宅)の跡地を通り過ぎ、当時通っていた小学校に向かうと、変わっていない景色が続々と。

 

まず小学校。

全然変わってない!
校舎も体育館もプールも。
自分が通っていた当時と変わっていないところを見て、感慨深くなりました。

そして校庭も。
サッカー部に入り、本格的にサッカーを始めた場所。いわばルーツです。

当時広く感じたグラウンドがものすごく狭く見えるところに、今の年齢を感じます。
校庭内の遊具も同じ場所に同じようにあり、

「さすがに遊具自体は替えているよなぁ」

と、要らぬ心配もしましたが(笑)。

 

そして、放課後や休日に野球やサッカーの練習をした場所も、当時のまま残っていました。

 

当時、壁打ち(壁当て?)をして、ボールを投げる・蹴るの基礎を作った場所。
あの頃のことを急に思い出して、涙腺がヤバくなりました。
一人、雨の中で(苦笑)

 

さらに歩いて、卒園した幼稚園へ。

これまた全然変わってない! 建て替わっていないようです。
外壁は塗り替えられていて色が変わっていたものの、建物にすべり台が付いていたところは当時のままで、再びヤバくなりました。

 

40過ぎのイカツイおっさんが、一人雨の中佇んで感慨に浸る風景。
傍から見ると、かなりヘンだったかも(苦笑)。

 

当時のいろんな同級生や友達、先生の顔をふわっと思い出しました。ざっと40~50人ぐらい。
数少ない変わっていない景色の中で、

「あの頃があって今の自分がある」

という気分になり、心が洗われました。

 

行ってよかった

ほぼノリで行ってみたのですが(車ではなく、電車&歩きで)、行ってよかったと感じました。

当時大きく見えたものが小さく見えたり、変わり果てているものもあり、浦島太郎になった気分にもなりましたが(苦笑)、何年経っても変わっていないものが、自分にも周りにもあるんだと実感できました。

私の場合、他にもルーツにあたる場所があるので(引っ越し回数が多いので…)、また行ってみようかと。

 

「これからいいことがあるかもしれない」と、何の根拠もなく感じることができました(笑)。