余の辞書に「寝る間を惜しんで」という言葉はもうない

生活と健康

「寝る間を惜しんで勉強する」
「寝る間を惜しんで仕事する」

「寝る間を惜しんで…」という言葉がありますが、私にはもうないも同然です。
「寝る間を惜しんで○○する」くらいなら、○○する間を惜しんで寝ます(笑)。

 

 

睡眠は大事。心身の健康にも、パフォーマンスにも

40代になってはや5年。この5年で痛切に感じていることに、「睡眠は大事」というのがあります。
睡眠が質・量ともに十分にとれたかどうかで、翌日のコンディションが全然違ってくるからです。

ぐっすりとけっこうな時間眠れると、めちゃめちゃ好調。
その日にトレーニングする予定がなくても走りたくなったり、ワークアウトをしたくなったりします(そしてやっちゃいます(^^))。

でも、あまりよく眠れない、または睡眠時間が短かった翌朝は、本当に不調。
まず、トレーニングする予定があっても「ちょっとツラいなぁ…」と思うし、仕事をしていてもアタマが今一つ冴えないし(普段バリバリ冴えているかはともかくとして)、メンタル面でピリッとしなくなります。

同時にカラダも不調。少し重たく感じたり、アタマでイメージしている動きとちょっと合わない感じがしたり。レース前日によく眠れないと、決まってタイムもイマイチです。
さらに思い返すと、今までにケガをしたのは、ほとんどが前夜によく眠れていなかった時だったりします。

 

しっかり眠らないと、その後のコンディションやパフォーマンスに影響する。
そのことを体感しているので、寝る間を惜しんで何かをするなんてとんでもないです。

 

若くない。無茶できないことを自覚

とはいえ昔からそうだったわけではなく、10代から20代にかけては、睡眠時間を削って勉強したり遊んだり仕事をしたり、なんなら徹夜で……ということが時々ありました。
そういう時でも、翌日多少ボーッとしていてもどうにかなったものでした。
今となっては「若かったから」なのかなと思っていますし、今ほどリカバリーが難しい立場ではなかった(ぺーぺーだった)こともあるのかなとも思っています。

 

でも、残念ながら私はもう若くはありません。
いや、睡眠時間を削って何かをやれるほどの若さではないという意味であって、社会的にはまだまだハナタレ小僧ですけどね(笑)。

自分に必要な睡眠時間を1時間でも削ると、やっぱりどこかに異常を感じます。
ハッキリとは現れないですが、な~んとなく調子がイマイチに感じるのです。
もう無茶できないし、しちゃいけないんだということなのでしょう。

 

睡眠は優先度High

ということで、日常生活の中でやることに優先順位をつけるなら、寝ることはかなり高い、ヘタすると最優先にしてもよいのだと思っています。

以前は「寝る間を惜しんで…」を美化したり、「寝る間を惜しんで…」をしないことに対して「根性ないなぁ」とか思われるような、そんな空気を感じていましたが、もう関係ありません。
「寝ないことによって、翌日以降のパフォーマンスを下げること」を重く見た方がいいと思っています。

 

ということで、私は夜中は眠っています。
即レスを求めるようなメール、メッセージを深夜遅くに送ってくるのはやめてね(笑)。

「押すなよ!…押すなよ!……いいか、絶対押すなよ!」のアレじゃなくて、マジです(笑)。