EUROはワールドカップよりも見応えを感じる

サッカー,楽しみ

EURO2016が開幕して、まだグループリーグの第1節が終わっていないけれど、数試合を見て「やっぱりEUROは面白い!」と感じています。

 

 

実力差が少ない ⇒ 拮抗した試合が多い

EUROの特徴の一つに、「本大会出場国の実力差が少ない」というのがあります。
どの国も厳しい予選を勝ち抜いてきています。オランダやデンマーク、ボスニア・ヘルツェゴビナ、が敗退するような予選を、です。

なので、毎回いわゆる強豪国だけでなく、久々に、あるいは初めて出場する国も「EUROでいっちょやってやるぜ!」という意気込みを強く感じます。

 

まだ10試合を終えただけですけど、スコア上で「圧勝」「大勝」のような試合はなく、全て2点差以内です。
コパアメリカやアジアカップ、W杯のような5点差以上の試合は、過去にもほとんどありません。なので、「あ~、この試合はもういいや」と途中で見るのを止めてしまうこともなく、フルタイム見られます。

ゴールシーンもいいけれど、それ以上に(ゴールする・しないに関係なく)フィニッシュに至るまでの両チームの戦術や動きを見るのが好きなので、その点でEUROは見応えがあります。

 

どの国もW杯に関連したテーマがある

EURO本大会はW杯の4年周期の中間にあたる年、つまりW杯の2年後(=2年前)に4年周期で開催されます。

そのためW杯が終わってすぐにEURO予選が始まり、EURO本大会が終わってすぐにW杯予選が始まるというハードスケジュールなのですが(苦笑)、それゆえに出場国にはW杯に関連したテーマというか目標・課題のようなものを背負っています。

 

14年W杯で優勝したドイツなら、「W杯につづいてEUROも制覇するぞ!」でしょう(98年W杯と00年EUROを制したフランスや、10年W杯と12年EUROを制したスペインのように)。

EURO3連覇を目指すスペインも、「こないだのW杯で散々だったけど、EUROでは優勝するぞ!」という感じではないでしょうか。

イタリア、フランス、イングランドのようなW杯優勝経験のある国も、「こないだのW杯ではイマイチだったので、EUROでは勝ち進んで次のW杯に向けて弾みをつけるぞ!」という感じ。

ベルギーやウェールズ、ポルトガル、クロアチアも同様に、EUROを次のW杯での躍進に向けた試金石というかきっかけとしても位置付けていると思います。
特に、ベルギーとポルトガルはFIFA世界ランキングでトップ10に入っているので(2016年6月2日現在、ベルギー2位、ポルトガル8位)、「EUROでもやれる!」という意識はあると思います。

コパアメリカやアジアカップにはW杯に関連する感じがあまりしないので、この点でEUROだけ違うかなと思っています。

 

上位予想が難しい…(苦笑)

上記2つのポイントの結果として、上位予想が難しいというのもあります。
先日、優勝候補を3か国挙げていますが(フランス、ドイツ、イングランド)、04年大会でギリシャが優勝してからは、正直強い自信はありません(苦笑)。

ヴェッラッティとマルキージョを欠くことになった時点で「イタリアはないだろうな」と思っていたのに、ベルギー戦を見て「お!イタリア行けるんじゃないか!?」と思ったりするし(笑)。
(ベルギーはコンパニー欠場が決まった時点で難しいだろうと思っていました)

 

まだ始まったばかりだし、出場国が増えた分本大会が長丁場になっているので、これからしばらく楽しめそうです。

寝不足にはなりたくないので、リアルタイム観戦はほどほどにしますが(笑)。