「ボストンの次はロンドン」 ロンドンマラソン2023も楽しみ。ハイレベルな争いに期待

ランニング、マラソン

今週末はボクシングだけでなく、ロンドンマラソン2023も楽しみです。

 

先週のボストンマラソン2023は正直なところ、「エリウド・キプチョゲが勝つかどうか」のみに注目していました(苦笑)。

でも今回はトップクラスの出場選手が出揃っていて、「誰が勝つか」がまったく予想できないところがよいところです。

 

 

すごいメンバー

今回のロンドンマラソンはすごい選手が集結している印象です。
世界陸上やオリンピックよりもハイレベルなんじゃないかと思うくらい(汗)。

この時期の高速コースの一つだし、東京よりも行きやすいからなのかな、と勝手に推測しています。

こんな選手がエントリーしています。

 

ケネニサ・ベケレ(世界歴代2位の2:01:41)
ケルヴィン・キプトゥム(初マラソンでいきなり世界歴代3位の2:01:53)
ビルハヌ・レゲセ(PB 2:02:48)
モシネト・ゲレメウ(PB 2:02:55)
アモス・キプルト(PB 2:03:13 東京マラソン2021でキプチョゲに次いで2位)
タミラト・トラ(PB 2:03:39 世界陸上2022優勝)
モー・ファラー(言わずと知れたトラックレースのキング)

(※)「PB」はPrivate Best(自己ベスト)のこと

 

自己ベストタイムが2時間6分以内の選手が12人もいました。
当日欠場する選手もいるかもしれないですが、すごいメンバー揃いです。
レベルだけで言えば、今年の世界陸上ブダペスト大会より確実に上でしょう。

 

「初の直接対決」と「引退レース」に注目

誰が優勝してもおかしくないし、まったく予想ができないのですが、注目している点は2つあります。

 

1つ目は、2時間1分台ランナーの直接対決。

マラソン2時間1分台のランナーは世界に3人しかいませんが(キプチョゲ、ケネニサ、キプトゥム)、2時間1分台が初めて出た2018年以降2人以上が出揃ったレースがありません。
どういうわけかすれ違いというか、別々のレースに出ているのです。

それが今回初めてケネニサとキプトゥムが同じレースに出ます。

40歳の大ベテランであるケネニサと、マラソン2回目の若いキプトゥムという対照的な2人ですが、お互いがお互いを意識して走るんじゃないかと思うと面白そうです。

 

2つ目は、モハメド・ファラー最後のマラソン。

厳密には今年中の引退を宣言しているという状態で、ロンドンの後に他の大会でも走るのかもしれないですが、マラソンは最後になるんじゃないかと。地元ロンドンだし。

有終の美を飾る優勝に期待したいところですが、速いランナーが多いので厳しいかなと思っています。

ただ、上位に食い込むことは可能だと思うし、レース終盤まで先頭集団で粘れれば、残り数百メートルのラストスパートで「らしさ」を見せてくれるんじゃないかと期待しています。

それ以前に勝負がついてしまっていたら、粘り強さを見せてほしいです。

 

やっぱり天候は不安要素…

ロンドンマラソンはボストンと同様、その年によって天候がまちまちなので、そこは不安材料ではあります。

キプチョゲが「2敗目」を喫したロンドンマラソン2020は雨&寒いレースでした。
ちょうど今回のボストンみたいに。

ああいう天候だと多くの選手が本来の力を出しにくくなるし、タイムも遅くなるし、レース自体も荒れそうなのでちょっとヤだなぁと。

天候ばかりは誰もコントロールしようがないですが、良いといいなと思っています。

 

今回は日本時間の夜中ではなく夕方のスタートになるので、夜更かしせずに見られそうです(笑)。