ファン・ハール監督退任。今になって思う素晴らしいところ

ルイス・ファンハール(※)さんが、マンチェスター・ユナイテッドの監督を正式に解任されたようです。「退任」と「解任」どっちだろう?とも思うのですが、契約期間中に退いてもらう形なので「解任」なのでしょう。

(※これ以降、「・」がところどころ抜けているかと思います。ご容赦ください(^^))

デビッド・モイーズさんから引き継いだマンUを、結果的には「修復」することができなかったし、今季も主戦場であるべきプレミアリーグとUEFA CLで今一つな成績だったので、「期待に応えられなかった」ということなのでしょう。

考えてみれば、ファン・ペルシーを放出したり、アンヘル・ディマリアやラダメル・ファルカオを獲ったのに放出したり、セルヒオ・ロメロを獲ったのにほとんど使わなかったりと、ツッコみたいところも多々あります(苦笑)

バルサの監督時代にバルサを「オランダ化」したし、バイエルンでもオランダ人選手を取り込んでいたので(ロッベン、ファン・ボメル、ファン・ブロンクホルスト)、やっぱり好き嫌いのハッキリした監督だったなぁとも思います(笑)

でも、一方で「これはさすがだった」と思うところもありました。

それは、「若手の発掘と抜擢」です。

昔から若手の発掘と抜擢が素晴らしい

ファンハールさんは、20年前のアヤックス監督時代から若手の発掘と抜擢に長けた人だという印象があります。

アヤックス時代に、10代のパトリック・クライファートやクラレンス・セードルフ、ヌワンコ・カヌをトップチームに引き上げたり、当時20代前半の若手だったエドウィン・ファンデルサールを正GKにしたのもファンハールさんでした。マルク・オーフェルマルスもエドガー・ダーヴィッツも、ファンハールさんが就いた頃に開花した選手です。

94-95シーズンにCLで優勝した時が監督としてのピークだったと思いますけど、当時のアヤックスはダニー・ブリントやフランク・ライカールトのベテランと若手が見事に噛み合って、攻守共に素晴らしいチームでした。当時のアヤックスの「3-4-3」とサッキ監督時代のミランの「4-4-2」は、今でも強烈に印象に残っています。

知る人ぞ知る有名なワンシーン(笑)

知る人ぞ知る21年前の有名なワンシーン(笑)

バルサでも、カンテラにいたチャビ・エルナンデスやアンドレス・イニエスタ、カルレス・プジョルをトップチームに引き上げたのはファンハールさんだし、グアルディオラがバルサのキャプテンに就いたのも、ファンハールさんが監督になってからでしたね。

(ペップのキャプテン就任は、たまたまそういう流れだっただけかもしれないけど(^^;))

そういえば、バルサ監督時代に当時30代前半だったジョゼ・モウリーニョをアシスタントコーチに加えたのもファンハールさんでした。

モウリーニョは、ボビー・ロブソンさんが監督だった頃から登録上は「助監督」だったようですが、本格的に監督のアシスタントを始めたのはファンハール監督時代からだったはず。ここでも「若手の発掘と抜擢」。

バイエルンでは、トーマス・ミュラーをトップチームに上げています(ダビド・アラバもそうだったかな?)

オランダ代表でも、メンフィス・デパイとかダレイ・ブリントを積極起用したのがファンハールさんです。後にマンUに引き入れたし(笑)

そして、マンUではアントニー・マルシャルやマーカス・ラッシュフォードという若い才能が開花しました。

とにかく若手の発掘・抜擢はファンハールさんの素晴らしいところだったと思います
(反面、ベテラン選手と衝突することが多々ありましたが(^^;))

もしかしたら、「発掘」の方は他のコーチングスタッフがしていたのかもしれませんけど、「抜擢」の方はファンハールさんの判断だったはずです。マルシャルやラッシュフォードが今脚光を浴びているのは、やっぱりファンハールさんの手腕じゃないかと。

これで監督を引退するとしても、GM(ゼネラル・マネジャー)のようなポジションでまだまだ活躍できると思います。

でも、監督はもういいかな(笑)

The following two tabs change content below.
ダイ

ダイ

1975年1月生まれ。スポーツを見るのもやるのも学ぶのも大好きな41歳。サッカーではGKからFWまで全ポジションに対応(もちろんアマチュアレベル(笑))。ボクシングではディフェンス重視のアウトボクサー。フルマラソンはサブ4。東京マラソンに10年連続ハズレ中…BlackBerryとOAKLEYサングラスを愛用。 公認会計士 税理士