「ペップはバイエルンで成功だったのか?失敗だったのか?」って、難しい(苦笑)

ジョセップ・グアルディオラ監督(以下、ペップ)が3年間のバイエルンの監督期間を終えてマンチェスター・シティに移りますけど、最近ちょいちょい「ペップ・バイエルンは失敗だった」「そんなことはない」等々のニュース記事を見かけるので、自分なりに考え得てみました。

評価しているところ

3年間で成し遂げた実績に「ブンデスリーガ4連覇」があります。

ユップ・ハインケス前監督から引き継いでからの3年間、ずっとブンデスリーガでは優勝、しかもぶっちぎりだったことは、大なり小なりペップの功績によるところがあるでしょう。

相手チームやホーム/アウェイに関係なくポゼッションでもシュート数でも圧倒し、スコア上も圧勝が多かったのは、ペップ就任後の大きな変化ではないかと。

特にポゼッションで、昨季の欧州CLでバルサと対戦した時も(結果的には負けたけど)バルサを上回っていたのは驚きでした。

ハインケス監督時代と比較すると、こんな感じ(ソースはUEFA公式サイト)

ハインケス監督時代(2012-2013シーズン)

1st Leg Bayern 37% – Barcelona 63%(スコアは4-0)

2nd Leg Barcelona 57% – Bayern 43%(スコアは0-3)

グアルディオラ監督時代(2014-2015シーズン)

1st Leg Barcelona 47% – Bayern 53%(スコアは3-0)

2nd Leg Bayern 53% – Barcelona 47%(スコアは3-2)

バイエルンが、相手に関係なくボールをコントロールして攻撃的なサッカーが出来るようになったのは、ペップのおかげと言えるかなぁと思います。

(2013年から2015年でバイエルンもバルサもけっこうメンバーが入れ替わっているので、上記の比較のみで「こうだ」というのもなんですけど…)

あと、オットマール・ヒッツフェルト監督のコメントのように、3冠(ブンデス、ドイツカップ、CL)達成後にハングリーでなくなることから守ったという見方をすれば、3年連続欧州CLベスト4というのも評価されるべき実績だとも感じます。

ガッカリだったところ

反対にガッカリだったところを挙げると、何といっても欧州CL優勝がゼロだったことでしょうね……

3冠を達成したチームを引き継いだのに、3年間CLでは決勝に進めなかった、しかも負けた相手はレアル、バルサ、アトレティコのリーガ・エスパニョーラ勢となると、結果的に「どうだったんだろうなぁ?」と、たしかに思います。

バイエルン首脳陣も、国内で圧倒的存在になるのは当然で、欧州で圧倒的存在になることを目指して(期待して)ペップを招聘したんじゃないかと思うし、ペップのリクエストに応える形でチアゴ・アルカンタラとかロベルト・レヴァンドフスキとかも獲得したはず。

「3冠もういっちょ!」って思っていたんじゃないかなぁと思うのです。

(私が期待していただけかもしれない…(^^;))

「何を基準にするか」ということか

結局はバイエルンの首脳陣なりファンがどう評価するのか、ということに尽きるので、ファンでもない立場からは何とも言えないところではあります(苦笑)

何を基準にするかによって、評価の仕方は違うでしょう。

「欧州CLを1度でも優勝すること」が基準だったなら失敗でしょうし、「ブンデスリーガで優勝し続ければ十分」ということだったら成功でしょうし。

そう考えると、プロジェクトでもタスクでも人事考課でもなんでも評価基準って大事だなぁと感じます。

何らかの分かりやすい基準がないと、評価するのは難しい……

「少なくとも○○は達成してほしい」「○○まで出来たら最高!」「○○まで出来れば、△△ぐらいの評価をする」のようなものがいくつか明確化されていれば良いのでしょう。

マンチェスター・シティでは、個人的に以下をポイントに注目しようと思います。

  • プレミアリーグ制覇を何回できるか(2回できれば成功)
  • CLで決勝まで勝ち上がれるか(一度でも決勝まで行ければ成功)
  • プレミアリーグで、どのチームが相手でもポゼッションで上回れるか(ゲームで勝つことが前提だけど、実現できるか注目)

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ダイ

ダイ

1975年1月生まれ。スポーツを見るのもやるのも大好きな41歳。サッカーではGKからFWまで全ポジションに対応(もちろんアマチュアレベルで(笑))。ボクシングではディフェンス重視のアウトボクサー。フルマラソンはサブ4。東京マラソン10年連続ハズレ中…BlackBerryとOAKLEYサングラスを愛用。 公認会計士 税理士