距離を伸ばしたり縮めたり…年齢によって適性距離も変わってくるようだ

人間は歳をとるにつれて身体能力が変わっていきます。瞬発力や爆発的なパワーや代謝能力が弱くなる一方で、持久力が伸びることもあります(これはメンタル面の成長による部分もあるのでしょう)

そのため、ランニング競技における自分の力が最も発揮できる距離、つまり適性距離も年齢とともに変わってくるものだと思っています。

ただ、自分の適性距離が現状より長い距離なのか、それとも短い距離なのかは人それぞれのようです。

距離を伸ばして上手くいく人もいる

瞬発的なパワーが弱くなることが多いので、距離を伸ばして上手くハマるケースが多いようです。

トライアスロンでは、若い頃はオリンピック・ディスタンス(スイム1.5km、バイク40km、ラン10km)を主戦場にして、30代あたりからアイアンマン等のロングディスタンスに転向するケースが大半のようです。

去年アイアンマン世界選手権で優勝したヤン・フロデノも、オリンピック・ディスタンスから転向しています(2008年北京五輪金メダリストです)

加えて、純粋なラン競技でも、年齢とともに距離を伸ばすケースが多いです。

有名なのは「皇帝」ハイレ・ゲブレセラシエ。若い頃はトラックの5000m走や10000m走が主戦場で、当時の世界記録も樹立していました。30歳あたりからマラソンに転向して、人類初の2時間4分切りをしています。

最近では、ケネニサ・ベケレも同じようです。2000年代はトラックレースで五輪でも世界選手権でも圧倒的な強さを誇っていたけれど(5000m、10000mの世界記録保持者でもある)、2010年代からはモハメド・ファラーがメチャメチャ強いこともあってマラソンに転向したようです。

初フルでいきなり2:05:04というとんでもない記録を出しているし(!!)、つい先日のロンドンマラソンでも2:06:36で3位に入っていました。転向してまだ2年ほどのようなので、まだ記録が伸びそうです…(汗)

10000m走のトップクラスのランナーが転向して、速いペースをそのままマラソンで生かしていることも、マラソンがハイペース化している一因になっているようです。

距離を縮めて上手くいく人もいる

過去にも何回か書いているトライアスリートのクレイグ・アレキサンダーは、このケースのようです。

2011年にアイアンマン世界選手権に(3度目の)優勝をした後もアイアンマン(スイム3.8km、バイク180km、ラン42.2km)では世界選手権に継続参戦しているものの、なかなかトップ10には入れずにいます。現在既に42歳なので、第一線で競技しているだけでも凄いのですが、やっぱりピークは過ぎているのかなぁと。

でも、アイアンマンのハーフであるアイアンマン70.3(スイム1.9km、バイク90km、ラン21.1km)ではバリバリ活躍中です。以前からずっと強いけど(笑)、40歳を過ぎた今も同じように強いのは驚異的です。

つい最近のレース(Ironman Busselton 2016)でも優勝。しかもコースレコードを記録したようで、「まだ伸びるんじゃないの?」ぐらいの勢いを感じます(汗)

どっちがいいかは試すしかない

世界トップクラスの選手の例を挙げていますけど、市民ランナーでもそうなんじゃなかなぁと思っています。

フルマラソンをメインにしているなら、ハーフにするか、ウルトラにするか、とか。

試してみたら、「おっ!今の俺にはこのぐらいの距離がいいのかも!?」っていう発見があるんじゃないかと。

早い話、いろいろやってみるのがいいのでしょうね(そんなオチか!(^^;))

ということで、自分の適性距離を探ることを今シーズンの課題の一つにしようと思っています。

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ダイ

ダイ

1975年1月生まれ。スポーツを見るのもやるのも大好きな41歳。サッカーではGKからFWまで全ポジションに対応(もちろんアマチュアレベルで(笑))。ボクシングではディフェンス重視のアウトボクサー。フルマラソンはサブ4。東京マラソン10年連続ハズレ中…BlackBerryとOAKLEYサングラスを愛用。 公認会計士 税理士