機内で見た映画「Concussion(コンカッション)」。スポーツファンとして見応えがあった

旅行での機内で「Concussion(コンカッション)」という映画を見ました。

スポーツファンの一人としても、またプロフェッショナルの一人としても考えさせられる映画でした。

「完全に安全」なスポーツはない

内容をどこまで書いていいか分からないので、他のサイトにも書かれている程度に書きます(笑)

引退後若くして亡くなったNFLの元名選手の死体を解剖したナイジェリア出身の神経病理学者ベネット・オマル医師が、その元選手に慢性外傷性脳症(CTE)を発見。オマル医師は、NFLの選手が頭部への衝撃を繰り返し受けることでCTEになる可能性を示唆した論文を発表したが、NFL側はこれをなかなか受け入れなかった

……というものでした。

ちなみに、「コンカッション」とは「脳震盪」という意味です。

実話がベースになっているそうで、以前にもこんな記事を見ていたので、食い入るように見てしまいました。

この映画はアメフトの話になっていますが、ボクシングやラグビー、サッカー等フィジカルコンタクトの激しいスポーツでも起こり得ることだと思っています。

スポーツはやっていても見ていても楽しくてエキサイティングですが、こういう危険性もあるのだということを再認識させられました。映画では、時々アメフトでの危険なシーンがスローで流れていて、見ていて「うわぁ…」となりました。

司法解剖のシーンにも「うわぁ…」となりましたが(苦笑)

競技である以上は「完全に安全」というものはない、ということなのかなと。

これを見たからといってスポーツをしたり見たりするのをやめることはないですけど、「楽しくてエキサイティングなだけがスポーツではない」というのは肝に銘じておきたいと思いました。

大きな組織が相手でも毅然と立ち向かう姿勢

プロフェッショナルとして仕事をしている身としては、オマル医師の意志の強さにも惹かれました(シャレじゃなくて)

どの世界でも、不都合な事実を何者かに発見されれば、それを公(おおやけ)にされないようにあれこれと手立てを講じることがありうると思っています。大企業の不正・不祥事もおそらくそうでしょう。

この映画で、オマル医師が元NFL選手のCTEを発見してからのNFL側の対応にもそんな様子が描かれていました。実際にオマル医師にどんな(どれだけの)圧力があったのかは分かりませんが、簡単には屈せず立ち向かっていたことにはただただ感服しました。

自分とは別世界だけど、「別世界」とは考えないようにする

今の自分はアメフトとも医学とも巨大組織とも縁はなく、一見すれば自分には「別世界」の話ですが、大きな括りで見れば完全には「別世界」とも言えないし、安易に「別世界」と考えるのは良くないなと思っています。

自身の良心や価値観に従って毅然とした態度・姿勢を持つことは、どんなプロフェッショナルにも必要だと思います。弱い部分が出てしまう可能性は否定できないので、たまにこの映画を見返したいなと思いました。

……って、日本で公開されてないじゃん(泣)

【※2016年10月31日追記】
一部の映画館で最近公開されているようです。
そのうちDVDも発売されるかなぁ?

とても良い映画なのに。
オマル医師役のウィル・スミスの演技も素晴らしかったし。

機内では映画『スティーブ・ジョブズ』も見たけど、個人的にはこっちの方が良かったです。

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ダイ

ダイ

1975年1月生まれ。スポーツを見るのもやるのも大好きな41歳。サッカーではGKからFWまで全ポジションに対応(もちろんアマチュアレベルで(笑))。ボクシングではディフェンス重視のアウトボクサー。フルマラソンはサブ4。東京マラソン10年連続ハズレ中…BlackBerryとOAKLEYサングラスを愛用。 公認会計士 税理士