ケビン・ランデルマンはかっこよかったと、振り返って改めて…

ケビン・ランデルマンが亡くなったというニュースに未だショックなものの、こういう時こそ現役時代の活躍を振り返ってみようかと。

UFCヘビー級チャンピオン

最初に活躍したのはUFCでした。PRIDEでの活躍も素晴らしかったけど、動きのキレはUFC時代の方が良かったのでは。

身長178cm、体重は最大でも100kg前後の、ヘビー級としては小さな身体で(それでもパワーはハンパない)チャンピオンになり、そこから注目しました。金髪にしたヘアスタイルも、当時は映画『Demolition Man』のウェズリー・スナイプスかデニス・ロッドマンか、ぐらい少なかったので目立ってもいました。

驚異のジャンプ力

当時から驚かされたのは、ジャンプ力。

入場してすぐにオクタゴン(PRIDEではリング)でジャンプするのが入場時のルーティーンだったのですが、そのジャンプ力が驚異的でした。最高到達点でヒザを曲げているものの、150cmぐらいは跳んでいるんじゃないかと思うくらい高い!PRIDEで見た時は、トップロープの高さを超えているように見えました。

ランデルマンが「ドンキーコング」と言われる所以の一つが、このジャンプ力だったけれど、本当にゲームのような大樽を軽々飛び越えそうなジャンプ力でした。

PRIDEでのハイライトは2004年ヘビー級GP

PRIDEでは、2004年のヘビー級GPでの活躍が最高でした。

このシリーズ、全てさいたまスーパーアリーナで観戦しました。
全大会RRS席で。

1回戦のミルコ・クロコップをKOした試合は、本当に素晴らしかったです。

ミルコが左ハイを出すモーションと同時にカウンターで決めた左フックは、私の観ていた真正面で放たれました。あまりの速さで、ミルコが崩れた時に「えっ!?」と何が起こったのか分からなかったほどでした。

ミルコをKOした時は「うわ~!」としか言っていなかったような(苦笑)。そのぐらい衝撃的でした。

2回戦のエメリヤーエンコ・ヒョードル戦もすごかったです。

最終的には腕を極められたものの、ヒョードルをぶん投げたバックドロップも、私が観ていた正面でやっていました。2人の体はトップロープぐらいの高さまで宙に浮いていて、プロレス技としても危険極まりなかったはず。受け身が取りにくい角度だったし。

あの時、「あっ!ヒョードル負けた!」と一瞬だけ思いました。それだけヤバい投げだったからです。

でも、ヒョードルはしっかり受け身を取っていて、何事もなかったかのようにグラウンドで対処していたという(苦笑)。ヒョードルの凄さも伝わる試合でした。

試合前後の舞台裏の姿も印象深い

ランデルマンと言えば、試合でのフィジカルの強さもそうだけど、試合前後の舞台裏での姿(PRIDEのDVDでたくさん見られた)も同じくぐらい印象深かったです。

会場入りした直後に(まだリラックスしているので)イタズラしたり(笑)

でも、試合前に緊張感が高まっている中でスタッフの人のケータイの着信音が鳴ると、すごい表情で音を切るように促したり、入場直前はウロウロ歩き回ったり声を上げたり。恐怖心はあったはずだけど、それでも実際の試合ではビビりまくる戦い方がほとんどなかったのがかっこよかったです。

試合後は、勝てば勝利の雄叫びで、負ければ悔しさの雄叫び(苦笑)。ただ、負けた後に必ず「ミスしてしまった」とか「勝てた試合だった」と反省しているところが意外と冷静だったなぁと。

ミルコ戦(最初の試合)後のマイクは最高でした。MMA史上でも一、二を争う素晴らしいスピーチだったと思います。

そんな姿を思い出しながら、昨日のラントレはランデルマンの入場曲2曲をずっとBGMにしていました。

一つは、エミネムの「Lose Yourself」。
もう一つは、PAKの「Unbreakable」。

RIP Kevin Randleman

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ダイ

ダイ

1975年1月生まれ。スポーツを見るのもやるのも大好きな41歳。サッカーではGKからFWまで全ポジションに対応(もちろんアマチュアレベルで(笑))。ボクシングではディフェンス重視のアウトボクサー。フルマラソンはサブ4。東京マラソン10年連続ハズレ中…BlackBerryとOAKLEYサングラスを愛用。 公認会計士 税理士