パッキャオ、最後の相手はブラッドリー。これまでの活躍を考えればそれでいいかも

マニー・パッキャオが4月のティモシー・ブラッドリー戦を最後に現役引退することを正式表明したようです。

パッキャオ、ブラッドリー戦後の「引退」を明言

以前にプロモーターや関係者が「次で最後」と言明していて、ブラッドリー戦も既に決まっていたので、「やっぱりそうなんだ」というのが第一印象でした。

最後の対戦相手がブラッドリーになったことについては「なんだよ、ブラッドリーかよ…」という声がありそうで、私も最初はそう思いましたけど(苦笑)、これまでに対戦してきた相手の面々を考えれば、引退後の政界進出も見据えて「消耗しそうな激しい試合」を最後までしなくてもいいかな、と思い直しました。

これまでの試合がすごい。相手も、戦い方も

パッキャオがすごいのは、(改めて説明するまでもないかも、ですが)超強い相手とばかりやって、どの相手とも好戦的に戦ったことです。勝ちまくったことも勿論すごいですけど、誰が相手でも逃げ腰にならず戦いつづけたのがそれ以上にすごいと思っています。

最初に見たのがマルコ・アントニオ・バレラとの第1戦。ナジーム・ハメドを倒したバレラに勝ったので「スゲー!」と思って見ていたのですが、当時の「スゲー!」とそれ以降の「スゲー!」とでは数倍違うわけで(笑)

エリック・モラレス、ファン・マヌエル・マルケス、オスカー・デラホーヤ、リッキー・ハットン、ミゲール・コット、アントニオ・マルガリート、シェーン・モズリー……誰が相手でも変わらずガンガン攻め続けていて、見ていて「寿命縮まるんじゃないのか?」と思うぐらい激しかったです。

だからこそ、この階級で、しかもフィリピン人ボクサーなのに本場ラスベガスでメインイベンターになれて、ファイトマネーも1試合で数十億円にまで跳ね上がったのだろうとも思いますが、すごいキャリアです。

誰が相手でも一貫したスタイルでできるというのは、本当に強い(すごい)証拠だと思っています。その意味では、誰が相手でも攻撃的だったパッキャオもすごいし、誰が相手でもかわしまくったメイウェザーもすごい(好き嫌いはあるでしょうけど)

年齢と引退後を考えれば「安全運転」も止む無し

パッキャオは既に37歳。パワーもスピードもピークをとっくに過ぎています。数年前のようなキレキレだった頃に比べて衰えがあるのは否めないし、活きのいい相手と以前と同じように戦うのはリスクも伴います。ボクシングは、パッキャオであっても危険と隣り合わせの競技です。

引退後は本格的に政界進出するみたいだし、現役最後の最後で危険を冒すのはやっぱり回避したいのではないでしょうか。むしろ「引退試合」ということで、それほどガンガン来ない相手(ブラッドリーには失礼だけど…)とテクニカルな試合をして有終の美を飾ろうということなんだろうなぁと思っています。

そう考えると、第1戦は勝ったと思っていたけど判定負け、第2戦は判定で圧勝のブラッドリーは、実力と積極性(消極性)の両面で格好の相手なのかもしれません。もちろん舐めたらいけないけれど。

「同じ相手に3試合目?」と思いつつ、もう数年前のヤバい強さではないんだという現実を踏まえれば、良い相手なのかなと思います。

自分が生きている間は、「アジア人史上最高のボクサー」はずっとパッキャオでしょう。4月の最後の試合もしっかり見るつもりです。

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ダイ

ダイ

1975年1月生まれ。スポーツを見るのもやるのも大好きな41歳。サッカーではGKからFWまで全ポジションに対応(もちろんアマチュアレベルで(笑))。ボクシングではディフェンス重視のアウトボクサー。フルマラソンはサブ4。東京マラソン10年連続ハズレ中…BlackBerryとOAKLEYサングラスを愛用。 公認会計士 税理士