マーケティング「二極分化の法則」は今でもけっこう当てはまる

昨日読んだマーケティング関連の本に、「二極分化の法則」というのがありました。

市場の長期的傾向を表したもので、

長期的に見れば、あらゆる市場は二頭の馬の競走になる。

というものです。

1994年に刊行された本のため書かれている事例は古いものの、今の世の中にも当てはまるものがあるなぁと感心しました(だから「法則」なのでしょうけど(^^;))

「二極分化の法則」とは

この本によると、初めのうちはいろんなブランドや会社が競争をしていても、次第に二強状態になっていくのだそうです。

マーケティングを長期的視野でとらえれば、競争は二大主役(一般的には、古くから信頼されているブランドと新進ブランド)の間の全面戦争に収斂されていくのがふつうである。

ある商品カテゴリーに三つの主要ブランドが存在していた。トップブランドが市場の約60パーセント、ナンバーツーブランドが25パーセント、ナンバースリーが6パーセントのシェアを確保し、残りをプライベートブランドや弱小ブランドが分けあっていた。「二極分化の法則」によれば、このようなマーケットシェアは不安定ということになる。さらに、この法則で予測すれば、トップブランドがマーケットシェアを減らし、ナンバーツーはシェアを獲得することになっている。

さて、それから22年後、トップブランドのマーケットシェアは45パーセントに下落し、ナンバーツーブランドのシェアは40パーセント、ナンバースリーは3パーセントになった。

とのこと(ちなみに上記の事例は1969年~1991年のコーラ業界のことだそうです)

他にもアメリカの長距離電話業界(AT&T、MCI、スプリント)や電池(エバーレディー、デュラセル)、レンタカー(ハーツ、エイビス)、ハンバーガー(マクドナルド、バーガーキング)等を事例として挙げていました。

「なるほど~」と感心しつつ、22年後の今を見ても「たしかに当てはまるかも」というのがいくつかありました。

今の「二極分化」

例えば、PCとスマホのOSが一番分かりやすいのではないでしょうか?PCならWindowsとMacだし、スマホはiOSとAndroidです(ここに「BlackBerry」と書けないのは個人的に残念(苦笑))

上記の法則にあてはめると、もう少し経てばPCではWindowsがシェアを減らしてMacがシェアを獲得し、よりバランスが均衡されていくのかもしれません。実際、自分が「次のPCはWindowsからMacにするぞ♪」と思っているところだったので、「おお!」なんて思ったり(笑)

(日本市場限定ですが)ネット通販のアマゾンと楽天もそうだし、家庭用ゲームの任天堂(Wii)とソニー(プレステ)、飛行機のANAとJALもそうだなぁとか。

で、何よりも「たしかにそうだ!」と思ったのが、スポーツにおけるアディダスとナイキです。

どの競技でもアディダスとナイキが競い合っているような印象があります。サッカーも、ゴルフも、テニスも、陸上も、野球も……

そうやって見ると、「他のブランド頑張れ!」となるのは自分がヒネクレているからなのかもしれませんが(苦笑)、そんなふうに思います。

将来どうなる?

ケータイ電話のキャリア(ドコモ、ソフトバンク、AU)や自動車(トヨタ、日産、ホンダ)も、いずれは2つに絞られるのでしょうか?

ボクシンググローブ(エバーラスト、レイジェス、GRANT、ウイニング)とかMMA団体(UFC、ベラトール、ONE FC、RIZIN等々)も2つに絞られていくのかもしれないなぁと思うと、良いのか良くないのか複雑な感じがします。

でも、プロレス団体を見ると、かつての全日本&新日本の二強状態からいろんな団体にバラバラになっているので、もっと先を見たらまだ分からないぞ、とか思ったり。

これはちょっと事例が極端かな…(苦笑)

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ダイ

ダイ

1975年1月生まれ。スポーツを見るのもやるのも学ぶのも大好きな41歳。サッカーではGKからFWまで全ポジションに対応(もちろんアマチュアレベル(笑))。ボクシングではディフェンス重視のアウトボクサー。フルマラソンはサブ4。東京マラソンに10年連続ハズレ中…BlackBerryとOAKLEYサングラスを愛用。 公認会計士 税理士

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